シンフォニックアイドルAphroditeのライブを見てきた。
前回のワンマン時の感想。
その後イベントで見たときの感想。
その後5月に、そのとき在籍していたメンバーが全員脱退、
新メンバーによる2人編成の新生Aphroditeが始動して現在に至る。
そのうち1人がインフルエンザ&肺炎で入院してしまい、
「Aphrodite」名義ながら実質ソロのライブ。
このグループはこの会場でも何度かワンマンライブをおこなっているので、
いつも来ている人にとっては「こういうもの」なのかも知れないが、
旧体制の多人数編成による前回のワンマン時と比べ残念だった。
告知の問題やら同一時間帯に重なるアイドルイベントもあったことから、
お客が少なかったのは仕方ないとして、せっかくの素晴らしい楽曲や世界観が
まったく活きていないと感じた。
パフォーマンス時とMC時のギャップ、みたいなのならいいのだが、
MC時の雰囲気にパフォーマンス時の印象が引きずられてしまった。
「設定」だの「キャラ」に縛られる必要はないが、明確な切り替えは必要だ。
小道具も人数も使わなくても、独特の世界観を伝えられるアーティストは多い。
前回のワンマン時には、あの曲調で沸く客層もいたし、それはそれでいいのだが、
沸きを煽って無理に盛り上げなくてもいいと思うのだ。だってこういう世界観だもの。
その部分がうまく伝われば、いわゆるアイドルライブの文法に則していなくとも
客には伝わる。圧倒されると思うのだ。
「ああ、典型的なスタイルではないが、こういうやり方もあるのか」というほうに進んでほしい。
OA終了→休憩→本編スタート→途中休憩など、オペラなどの構成を模したところは
芸が細かいが、パフォーマンス部分をもう少し濃密に凝縮しないと
CMばかりの映画放送のようになってしまう。
オープニングアクトとして前回も見たAphrodite Nextという5人組の研修生ユニットが
登場。3曲披露。本隊よりもダンスミュージック色が濃いかな。
本隊のAphroditeは(確か)8曲披露。
ボクはこのまま帰路についたが、もしかするとその後何か仕掛けがあったのかもしれない。
新生Aphroditeはこれから新宿やアキバで無料公演をしていくとのこと。
グループとして掲げるビジョンには好感が持てるので、これからを楽しみにしている。