3年間、ライブ活動で地力を養ってきた愛乙女★DOLL。
幾度かのメンバーチェンジを重ね、4/9、日本クラウンからの
メジャーデビューシングル「High Jump!!」発売当日イベント。
ど平日の昼間・早い夕方という時間帯にしては人多め。
メモリアルイベントだからか。一度しかないメジャーデビュー記念日。
大切なその日のイベントは、これまでの彼女たちと同じように、
奇をてらわない、ストレートでど真ん中で純度の高いストロングスタイルだった。
コンサバ感が強いがガチガチにそっちでもない。
ギミックやアングルありきの中にも好きなグループはあるが、
らぶどるに関しては、この愚直な(ほめている)ところがいいのだな。
1部では実際の体格より常にさらに大きく見えるのが魅力の佐野さん、
2部では身体の使い方がうまい都築さんのスパルタンなダンス、
全体を通しては芦崎さんのボーカルの進歩が特に印象に残った。
岩崎さんと愛迫さんの夫婦感(お父ちゃんとママな感じ)は
見ていて安心できるし、その娘っぽいハルナちゃんは未完の大器感。
らぶどるの現ラインナップは個性がバラバラで、6人ゆえセンターを作れないのだが、
3かける2だったり2かける3だったり、2足す4だったり、
例えばPASSPO☆ともまた違ったタイプのフォーメーション美が魅力なのだと感じた。
らぶどるは足をハの字型に開いてのジャンプが特徴だが、
普通の人がアレをやると「どたっ」としてしまう。
「ふわっ」というか「はらっ」というか一瞬止まった感じにならない。
そういうのを見るとさすがだ。
ボーカルはかぶせと完全生が併用されているように思えたが、以前見たときは
ボーカルが不安だったメンバーの生声も進歩していた。
グループ全体の、声の線が太くなっている。
会場近くの道路を、彼女たちの巨大な写真とデビュー曲のサビを流しながら、
アドトラックが回遊していた。
都内でアドトラックというと、EXILEクラスのアーティスト、
あるいは風俗求人情報のバニラくらいしか見ない(笑)ので、
アイドルちゃんのが走っていると新鮮である。
噴水広場では、自分たちヲタ以外にも、通りすがりの人々がちょくちょく
足を止めていたが、少なくとも2回、グループ名を見た人たちが
「なんて読むんだろう」と言うのを耳にした。
当て字グループ名の宿命。
これはたぶん、大物芸人出演の番組で、
「これどう読むの?読めんわwwwwww」
式にいじってもらうまで続くと思われる。逆に言えばまずこれをめざそうとも言える。
1部・2部ともに全5曲、その後に全員握手→チェキ会という流れ。
2部では、下手のステージ横(出入口のそば)に、アイドル然とした集団がいた。
どうやら らぶけん(愛乙女★DOLL研究生)のメンバーだった模様。
1部
Wake Up Girls!
High Jump!!
誰よりキミがNo.1
キセキ
GO!! MY WISH!!
2部
High Jump!!
キセキ
ビターチョコ・バレンタイン
(日本クラウンのレーベルメイト&愛迫さん佐野さんのAKBでの先輩河西智美さん登場)
流れ星
High Jump!!
ボクはAKBにはとても疎いのでアレだが、
「リッキー・フジやポイズン澤田が新日の憧れの先輩と再会」したような
感覚なのだろうと勝手にイメージして補いました。
都築さんの、「どうしたらかわいくいられるか」という問いに、
「女の子に生まれて良かったと思いながら生き、女の武器をすべて使う」(要約)
と答えた河西智美おそるべし(笑)。
2013年の頭、たまたま人のツイートで知った「ビターチョコ・バレンタイン」の
youtube動画をチェックしなかったら、ボクはここに来ていなかったかも知れない。
そう思うと、4/9の2部で歌われて目頭がヒートしたこの曲との出会いには感謝しかない。
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