ラブミー東京アイドルズ since16.01.04

主にアイドルちゃんについて書いています

GAM・ハーモニーホール座間

2007年05月27日 | アイドル
GAMのファーストツアー初日の夜の部を観る。日曜日も同じ会場でコンサートがある。
他の人のレポ1曲目←の方も書かれているが、音響にちょっと問題があったのが残念。
総合的結論を言えば、ファーストツアー初日の公演に立ち会えて良かった。素直に楽しいコンサートだった。
松浦亜弥・藤本美貴という二人について多少なりとも知っていれば、それだけで十分満喫できる
ショーだったと思う。タイムリーな庄司ネタについては一切ふれられず(笑)。

この会場へは、最寄りの相武台前駅から15分ほど歩くのだが、座間という場所は「住む場所」であり、
本来「わざわざ出かける場所」ではない。それゆえ首都圏・非メジャー会場=扱いとしては
地方公演と同じ、ゆるい空気が会場周辺に漂っている。これが俺は好きなのである。

城というかオブジェというか、抽象的な白と銀色のセット。二人の衣装にもメカニカルな色・素材が多く、
非日常感を出すのに一役買っていた。二人のボーカルは実に安定していた。
ふたりはプリキュアというよりダーティペアな雰囲気。二人はアイドルとしては同格だと思うが、
スタン・ハンセン&ブルーザー・ブロディというたたずまいではなく、あややがハンセンとすると
ミキティがテッド・デビアスやディック・マードック、あややがブロディならミキティは
ジミー・スヌーカやアンジェロ・モスカという役回りになっていた(プヲタ以外にはわからなくてすまん)。
要するにミキティにはシャドーなオーラがにじみ出ていた。いわゆるR&B系やディーヴァ系特有の、
歌唱力の押し売り感がないのがさわやかでよいと思った。プロレスラーはプロレスで客を
魅了できればいいんです、という感じなのである。
MCは、あややがリード→ミキティ受けるというパターン。「ラジオ番組の、タイトルコール前の
近況報告的なトーク」で、テンポが良くて面白かった。さすがにこなれていた。
アダルトなイメージを売りにしているGAMの今回のステージには、大別するとメロウな曲と、
スケールが大きいサウンドのアメリカンなロックとがあったが、いずれの曲もどこかしら
懐かしい空気があり、たとえるなら「JOY」「rosette」「mind universe」あたりのアルバム時代の
工藤静香のサウンドが好きな人なら、俺が感じた気持ちをわかっていただけるのではなかろうか。
大会場で観るコンサートのゴージャスさ、圧倒されるような巨大さもいいものだが、
以前にもふれたけれど、アイドルのコンサートはこのホールのように1000人台収容(ここは1300人程度らしい)
の会場で観るのが、最も的確に魅力を引き出すのではないかと思った。この規模だと、場内のどこからでも
一応肉眼でステージを体感できるし。

とにもかくにも、ステージを観るそばから「また観たい」と思えた。客のコールの音圧と一体感がすごかった。
「有効利用しようがないのが悔やまれるむやみなパワー」に感動した。
そして、素晴らしいショーを披露してくれた二人にまず感謝したい。それぞれのソロのステージも
観てみたいと思った。エンターテイナーとしてのグレードが高いこの二人に対しては、
「アイドルへの疑似恋愛」的なアプローチより、「嬢と客的な、作家と読者的な割り切った
距離感」で接するのが一番楽しめるのではないかと感じた。
ツアーグッズのGAMのロゴガンマ・レイにちょっと似ていた。
同じ道のりなのに、帰りのほうが足取りが軽く、駅までの所要時間が短かった(笑)。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ねむ)
2007-05-27 22:35:30
凡百なスタイリストなら、松浦は暖色系・藤本は寒色系のアボラス&バニラのカラーリングにしてしまいそうな所を、徹底的に「ほぼ同じ装い」にしてしまうのがGAMの面白さでもある。
例えは古いがピンク・レディーを継承しているとでも言えようか。
しかしそんなお揃いの作りでも、ルックスは容易に見分ける事が可能。
座間の観客で一瞬でも「どちらが松浦で藤本なのか分からなくなった」という人はいないはずで、これは武道館サイズの会場でも変わらないだろう。
辻加護で組んでいたWが成人したとしても、こういうタイプのユニットにはならないと思う。
80年代の漫画やアニメにやたらあったダブル・ヒロインのスタイル。
さらにその昔の「魔女っ子メグちゃん」で言えば、ミキティはノンの役割か。
女性でなくオバケならばドロンパのほう・・・・。
先輩が年下、後輩が年上という関係がうまく作用しあって、GAMの2人が並んで立つ時の絶妙な親和感を作っている。
今回の公演ではそれに加え、あややの長女キャラ、ミキティの末っ子キャラが普段以上に前面に出ていた。
マイクを持っていない方の手をあたかも毬つきのように上下させて音程をとる歌手(以前だとhiroが有名)があまり好きではないのだが、あややの空いた手のアクションはそれらよりも格段に美しい。
公演時間サイズは、ミキティの腰痛に配慮してのものだったという説もあり、それなら快方に向かえば2時間弱のステージを観られる事になる・・・・。
返信する
Unknown (るれいさちゅわん)
2007-06-08 12:46:31
>ねむさん

こちらの怠惰で遅くなりまして申しわけありませんでした。
GAMについてはこの先の活動にミソがつく形になってしまいましたが、

>座間の観客で一瞬でも「どちらが松浦で藤本なのか分からなくなった」という人はいないはずで、
>これは武道館サイズの会場でも変わらないだろう。

これは激しく同意です。この二人は個性がまったく違いますし、それがセールスポイントですね。


返信する

コメントを投稿