今日から始まるツアー、土日合計4公演の二回目(19:00~)を観る。
開演前のロビーにはハロプロ系特有の猥雑なにぎわいがなかったり、2階席には空席がちらほらあり、
ちょっと心配になったりしたが、いざ本編が始まるとこの心配は杞憂に終わった。
今回のツアーは「Gエモーション」と題されたシリーズのパート2。去年のパート1は観ていないので
語れないが、今回は男女各2人のダンサーを擁し、ガチダンサブルを強調した内容。なんか硬派だ。
俺の隣には母と小学生らしき娘のペアがいたが、この人たちは楽しめただろうか。これはちょっと気にかかる。
ただ、ストリート系ダンスに疎い俺でも「ダンスってカッコいいんだな」と思ったくらいだから、
そっち方面をやっている中高生などが見たら、かなり触発されるところがあったのではないかな。
ステージ上には非常階段ふうというか踊り場ふうというか、ステージの世界観を後押しするような、
無骨なセットが組まれていた。
曲目(2chにあったのをコピー)
01.シークレット
02.How to use Loneliness
03.SOME BOYS! TOUCH
04.City Wind
MC
05.LOVE。BELIEVE IT!
06.溢れちゃう...BE IN LOVE
男ダンサーショー
07.エキゾなDISCO
08.ねぇ 寂しくて
09.DAY BREAK
10.秘密
ダンサーショー
11.LOVE LIKE CRAZY
12.WOW 素敵!
MC
13.LIKE A GAME
14.抱いてよ! PLEASE GO ON
MC ダンサー紹介
15.ガラスのパンプス
EC
16.GIVE ME LOVE
17.Hips don't Lie(*シャキーラの曲)
MC
18.愛のバカやろう
素通しの幕に映し出された後藤真希の映像と、ステージで歌う彼女がオーバーラップし、
コンサートは幻想的に始まった。しかし全編通じてダンスの激しさが際立つ構成。ハロプロ系というより、
浜崎・倖田・BoAなどに近い空気。太ももに視線がいくような衣装ばかりだ(笑)。
その合間合間に貴婦人調だったり、アイドル然とした衣装の曲がはさまれる。
今回で4度目の参加となる後藤コンサートは、他のハロプロのそれと比べ、ふわふわしたかわいらしさは
少ないのだが、ごっちんコールがまとまったときの引き締まった一体感には常に感動をおぼえるほどで、
今回でいえば14曲目「抱いてよ! PLEASE GO ON」のときの異常なヒートアップとまとまりが
まさにそれだった。野球に換算すると、この時間帯は球速160キロを確実に超えていたはず。
ラストではまた幻想的なムードに戻り、ステージ全体が「後藤真希の見た一幕の夢」といった
ストーリーに仕上がっていた。正直、今の彼女の路線であるR&B系メロウな感じにはあまりなじみがなく、
「どうやって満喫したもんだか今ひとつよくわからない」というとまどいがあったりするのだが、
普通に生活していたら絶対に自分からは聞かないであろう、そちら方面へのとっかかりになったり
するのも事実で、取ってつけたような理屈になるが、色々な音楽をすべて飲み込んでしまう「アイドル」という
ジャンルの懐の深さを実感したりもしている。MCも楽しそうだった。かなり上達していたと思う。
正直、シングルヒットパレード的なものを期待すると肩すかしを食うのだが、ステージ全体に漂う
刹那感・疾走感は嫌いではないので、これからも世界観確立のために色々なものを魅せてほしい。
四人のダンサーのうち男女ひとりずつ(夫婦なんだって)のブログ。これを見ると、
歌手のバックなどのダンサーの生活は、インディーの売れっ子レスラーのそれと酷似している。
開演前のロビーにはハロプロ系特有の猥雑なにぎわいがなかったり、2階席には空席がちらほらあり、
ちょっと心配になったりしたが、いざ本編が始まるとこの心配は杞憂に終わった。
今回のツアーは「Gエモーション」と題されたシリーズのパート2。去年のパート1は観ていないので
語れないが、今回は男女各2人のダンサーを擁し、ガチダンサブルを強調した内容。なんか硬派だ。
俺の隣には母と小学生らしき娘のペアがいたが、この人たちは楽しめただろうか。これはちょっと気にかかる。
ただ、ストリート系ダンスに疎い俺でも「ダンスってカッコいいんだな」と思ったくらいだから、
そっち方面をやっている中高生などが見たら、かなり触発されるところがあったのではないかな。
ステージ上には非常階段ふうというか踊り場ふうというか、ステージの世界観を後押しするような、
無骨なセットが組まれていた。
曲目(2chにあったのをコピー)
01.シークレット
02.How to use Loneliness
03.SOME BOYS! TOUCH
04.City Wind
MC
05.LOVE。BELIEVE IT!
06.溢れちゃう...BE IN LOVE
男ダンサーショー
07.エキゾなDISCO
08.ねぇ 寂しくて
09.DAY BREAK
10.秘密
ダンサーショー
11.LOVE LIKE CRAZY
12.WOW 素敵!
MC
13.LIKE A GAME
14.抱いてよ! PLEASE GO ON
MC ダンサー紹介
15.ガラスのパンプス
EC
16.GIVE ME LOVE
17.Hips don't Lie(*シャキーラの曲)
MC
18.愛のバカやろう
素通しの幕に映し出された後藤真希の映像と、ステージで歌う彼女がオーバーラップし、
コンサートは幻想的に始まった。しかし全編通じてダンスの激しさが際立つ構成。ハロプロ系というより、
浜崎・倖田・BoAなどに近い空気。太ももに視線がいくような衣装ばかりだ(笑)。
その合間合間に貴婦人調だったり、アイドル然とした衣装の曲がはさまれる。
今回で4度目の参加となる後藤コンサートは、他のハロプロのそれと比べ、ふわふわしたかわいらしさは
少ないのだが、ごっちんコールがまとまったときの引き締まった一体感には常に感動をおぼえるほどで、
今回でいえば14曲目「抱いてよ! PLEASE GO ON」のときの異常なヒートアップとまとまりが
まさにそれだった。野球に換算すると、この時間帯は球速160キロを確実に超えていたはず。
ラストではまた幻想的なムードに戻り、ステージ全体が「後藤真希の見た一幕の夢」といった
ストーリーに仕上がっていた。正直、今の彼女の路線であるR&B系メロウな感じにはあまりなじみがなく、
「どうやって満喫したもんだか今ひとつよくわからない」というとまどいがあったりするのだが、
普通に生活していたら絶対に自分からは聞かないであろう、そちら方面へのとっかかりになったり
するのも事実で、取ってつけたような理屈になるが、色々な音楽をすべて飲み込んでしまう「アイドル」という
ジャンルの懐の深さを実感したりもしている。MCも楽しそうだった。かなり上達していたと思う。
正直、シングルヒットパレード的なものを期待すると肩すかしを食うのだが、ステージ全体に漂う
刹那感・疾走感は嫌いではないので、これからも世界観確立のために色々なものを魅せてほしい。
四人のダンサーのうち男女ひとりずつ(夫婦なんだって)のブログ。これを見ると、
歌手のバックなどのダンサーの生活は、インディーの売れっ子レスラーのそれと酷似している。
どのジャンルにもたいていある、”ジャンルには多少の抵抗感があるが、その中で○○○は例外的にまあ許容範囲”という位置づけか。
野球をよく知らずに「あれはオヤジの観るスポーツ」と安易に決め付けたがる層が、イチロー・松井・松坂あたりには一目を置くようなものか。
しかし、観客に「後藤は一般オーディエンスにも十分通用するクオリティー」と思わせつつ、一方では「観に行くのには勇気がいるのではないか?」と思わせてしまう危うさが、後藤の活動の周囲にはある。
後藤に限らず他のハロプロ公演やガッタスの試合でも、女性客やファミリーの姿を見かけると、”どうかこのお客さんたちが楽しんで帰路につけますように・・・・”と思わず願ってしまう(?)事が多々あるわけで・・・・。
セットリストのシャキーラに、後藤サイドの気持ちがこもっているような感じもする。
旧・全日本プロレス的鎖国性のあるハロプロでは、方向性は違えど松浦・後藤の両者が
ronaさんのおっしゃるところの「出島」な感じを持っているのではないかと思っていまして、
でもって松浦に関しては、あまりヲタヲタしくない層が「ベタなアイドルのショーを観に行く」というふうに自分を正当化できるのに対し、
後藤の場合はそういう「ベタな自分カコイイ」感が低いなあと。だからどうしたと言われたらそこまでなのですが、
周囲の人間は誰も他人の趣味嗜好を気にしちゃいないのに、
その人たちからの評価を気にしてしまう感じ、というか。
シャキーラ的なものは、「本人が好き」なのか、「本人をこの路線でいかせたいと思う周囲のアイデア」なのかは
わからないのですが、今彼女が提供しているショーのスタイルと違和感がなかったので、狙いとしては成功していました。
コアヲタ層から、たまたま近所に来るから足を運んだ、みたいなファミリー層までのすべてを満足させられるステージングは存在しないのだとはわかりつつ、
でもなるべく多くの人に楽しんでもらいたいと思っていて(そうじゃないと俺も楽しくないから)、
方向性を打ち出すというのは難しいですねぇ。