curio最後の土曜日

金曜日に引き続き、「末広亭の灯を消すな」的心理に陥っている俺はまたも八王子curioへ。

昨日入店待ちを初体験したが、今日は週末ということもあり、それに輪をかけた長い列。二階にある店の前から、
階段にズラリと並ぶ人々。俺は13:40頃からだいたい100分ほど待ってようやく入店。本を持っていたことや、
列がまったりしていたこともあり、さほど長く感じなかった。店の前に、火災報知器と連動する機器があるが、
そこにある店の名前が、「QURIO」というスペルになっていることに今頃気付く（笑）。ビルの人が書いたのだろう。

店内は、「席はいくつか余裕があるが調理能力の限界に達しているため、調整ができてから客を入れる」というように
コントロールされていたようだ。さすがにむやみに長居する人もいなかったし。昨日同様（というかそれ以上）に
活気があった。ウェイトレスさんは通常時より多い人数で対応。彼女たちを呼ぶベルがテーブルの上に常備されて
いるのだが、その音とドアの鈴の音が、店にいる間は何度も何度も響いていた。オーダーを持ってきたときや、
水を注ぐときにひとことふたこと交わす会話（世間話）が今回も楽しかった。家族や友人以外の他者とこういう話を
する機会がほとんどないので（苦笑）、なんかこれだけで十分安らいだのだった。ジョン・シナ好きのウェイトレスさんに
頼んで、オムスパに「WORD LIFE」（手のサイン付き）と書いてもらったりした。YOU CAN'T SEE ME～とか心で
つぶやきながら。最終日である明日はさすがに行かれないので、今度は俺がI CAN'T SEE THEMである。

末広亭の灯を消すな系駆け込み需要な俺に多少の自己嫌悪を覚えつつ、この業種特有のアクがまったくないこの店が
なくなるのは寂しい。悲しくはないが、寂しい。明日もレギュラー営業最終日らしいにぎわい方をしてくれるだろう。