レコード会社(Columbia)の売り出し戦略で、メンバー全員がアメリカ独立戦争時代の
軍服デザイン衣装を着用し、リード・ボーカルのマーク・リンゼイに至ってはポニーテール
姿までして歌い踊り、‘60年代後半にヒットを連発した(アイドル?)グループ
ポール・リヴィア&ザ・レイダーズをいってみよう。
All-Time Greatest Hits (1972) 2LP US盤
Paul Revere And The Raiders Featuring Mark Lindsay
’63-’70で選曲された20曲 ガレージからポップ、ストーンズなんかも見え隠れし楽しさ一杯
アメリカ独立戦争時”真夜中の騎行”で知られる英雄 Paul Revere とグループ・リーダーが
同姓同名だったことからヒントを得て、コスプレ衣装でTV出演したら、グループは大人気に。
なお、M・リンゼイの奮闘・発言権が大きくなったため、活動後半には“Featuring・・・”が
付随するようになった。軍服コスプレにも飽きがきて’70年代にはM・リンゼイは独立した。 じぇじぇー!
バリー・マン&シンシア・ウェイル作の傑作2曲 「Kicks」、「Hungry」や「Just Like Me」
M・リンゼイが名実ともに実力を発揮した「Too Much Talk」「Mr.Sun,Mr.Moon」「Let Me!」
1970年に小ヒットしたカッコイイ曲「Just Seventeen 」・・・etc。
人気に翳りが出はじめた’68年以降でも良質な曲を作っていたと思うが、如何でしょうか。
アイドルグル-プのように振る舞ったことが今では仇となり、正当な音楽的評価を得られて
いないのが残念ですね。キャッチーなポップチューンは、いま聴いても楽しいゾ!