五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

ドゥーワップ・ザッパ

2009-01-14 07:19:20 | 音楽
山下達郎の真摯なア・カペラ、ドゥーワップ・ソングの後を受け、こんなのいかが。
クルージング・ウィズ・ルーベン&ザ・ジェッツ
Cruising with Luben & The Jets (1968) なんとも愉快なアルバムです。

ザ・マザーズ・オブ・インヴェンション(The Mothers of Invention)が、
自分達のレコードをかけてくれないラジオ局に対し、これならどう?!という訳で
架空のバンド名で(50年代風ドゥーワップを演奏するR&Rローカルバンドに成りすまし)
発売した魅力的な彼らの4th、オリジナル・ドゥーワップ・アルバム。

グループのリーダー フランク・ザッパ(Frank Zappa)は、もともとR&B/
オールディーズの有名なシングル盤コレクター(このあたりも山下達郎に
嗜好が似ていますね)。だから、こんなアルバムを作るのもお手の物。
でも当時は、ラブ&ピース、アシッド・ロックの時代だったからパロディとも真面目とも
つかないような形で世に出したんだろう。こんなのが僕 大好きです、Freak Out !

ついでに記載しておくと、
当時のラジオDJ達はマザーズと知らずこのアルバムからオン・エアーしたそうです。
また「Luben & The Jets」というグループも、後にフランク・ザッパの承認を受け
実際に別なバンドとして存在したそうです。間違わないで買いましょう(笑)
現在ではこのアルバム、コアな雑派ファン達には番外編と位置づけられているようで
いつの時代でも、不憫(ふびん)なアルバムなんですね。いやはや、なんとも!
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