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テレビ業界に激震-高市早苗総務相「電波停止」言及

2016年02月09日 | 社会・経済

日刊ゲンダイ2016.2.9

 テレビ業界に激震が走っている。高市早苗総務相が、8日の衆院予算委で、放送法に基づく「電波停止」をテレビ局に発する可能性に言及したのだ。

 民主党の奥野総一郎議員が、安倍政権に批判的とされる民放キャスターの降板が相次いでいる状況を指摘し、「電波停止が起こり得るのではないか」と質問。すると、答弁に立った高市大臣は「将来にわたり可能性が全くないとは言えない」とし、さらに「(放送法は)単なる倫理規定ではなく法規範性を持つ」と踏み込んだのである。

 安倍政権では、一昨年12月の総選挙の際に民放記者を呼びつけて「公平中立」の報道を要請したり、自民党勉強会で「マスコミを懲らしめるには広告収入がなくなるのが一番」といった発言が飛び出したりと、テレビ局に対する数々の「政治圧力」が問題になった。

 とうとう、テレビ局を所管する総務省の大臣が国会で「電波停止」を口にし始めた形だ。

すでに民放各局は、安倍政権を強く批判することはなくなっている。TBSもテレ朝も政権に批判的なコメンテーターを一掃してしまった。「電波停止」を持ち出されたことで、さらに自粛を強めるのは確実だ。この先、自由な報道はますます、やれなくなる可能性は高い。

 しかし、高市大臣からこうした発言が飛び出すのも、テレビ局が安倍政権に対して毅然とした態度を取ってこなかった自業自得だ。

 元NHK政治記者で評論家の川崎泰資氏はこう言った。

「テレビ局はナメられているのですよ。これまでの政治介入に対し、NHKも民放連も何らまっとうな反論をしていないから、政権側は『俺たちの言いなりになる』と思っている。甘利前大臣が辞任しても支持率が上がる状況を見て、メディアコントロールがうまくいっているとほくそ笑んでいるのでしょう。だから、大問題である電波停止なんて発言が国会で平気で飛び出すのです」

 安倍政権はメディアに対して、どんどん強権的になっている。テレビ局は自分で自分のクビを絞めている状況に早く気付くべきだ。


子ども食堂

2016年02月09日 | 社会・経済

  日本では、子どもの6人に1人が貧困状態にある。その背後にあるのは、家庭の貧困であり、親たちの貧困だ。とりわけ、ひとり親家庭の貧困率は50%を超えており、深刻な状況となっている。
 2.3年前までは親の貧困を子に引き継がないよう、「無料塾」などで高校、大学への進学を援助する活動があったが、近年はより深刻な事態となっている。
 美味しい食事・幸せな時間・地域とのつながりを無料で提供する「子ども食堂」の試みが、全国各地で行われている。都市部を中心に全国各地で取り組みが広がっている。
 主に貧困家庭や一人親家庭の子どもを対象に、栄養バランスの取れた食事や地域の人々とのふれあいの時間を無料または安価で提供する。
 十分な食事を取れなかったり、一人で食事をしていたりする子どもたち,様々な生きづらさを抱えた子どもたちを、手作りの温かな食事で支える。 
出来合いの弁当や菓子パンだけで毎日の食事を済ます子。家計が苦しく食事を抜く子。
心と体の成長の土台である「食」が揺らぐ。
 家庭の事情から1人で食事をする子供が増えている。母子家庭が多く、昼食を取らず菓子で済ましていたり、夕食がコンビニなどの弁当だったりするという。長期の休みが終わるとやせて学校に戻ってくる児童がいて、「給食がなく家庭に食事を任せると粗食になりがち」と周囲から心配される声も。また親による虐待を予防したり、発見する機会も増えるだろう。

 「もう、ひとりぼっちで食べなくてすむ」「(給食がない)夏休みの食事が心配だった」。食卓を囲む子どもたちから、ふとそんな言葉がもれる。