里の家ファーム

無農薬・無化学肥料・不耕起の甘いミニトマトがメインです。
園地を開放しております。
自然の中に身を置いてみませんか?

銃乱射事件に高校生が授業をボイコット

2018年02月18日 | 社会・経済

銃乱射事件に激怒。
フロリダの高校生が授業をボイコットして抗議デモ

 「ダグラスに正義を!」「子供たちを守れ!」

 

ハフポストWORLD 2018年02月18日

   アメリカ・フロリダ州パークランドの高校で17人が死亡した2月14日の銃乱射事件で、同州の高校生たちが銃規制を求める抗議デモを行った。

   集票力のある全米ライフル協会(NRA)の意向を受けて銃規制に取り組まない政治家たちに、生徒たちは怒りをあらわにしている。しかし、学生の大半はまだ選挙権がない。

   銃乱射事件を起こしたニコラス・クルーズ容疑者(19)は、事件現場のダグラス高校に通っていた。クルーズ容疑者は合法的に半自動ライフル銃「AR-15」を購入し、犯行に及んだ。

   クルーズ容疑者については、銃の所有や異常行動、学校への銃撃を示唆する投稿などの情報が連邦捜査局(FBI)に通報されていたが、捜査されていなかった。

   事件から2日経った16日、事件現場から数10マイル離れた、同じパークランド市内にあるサウスブロワード高校の生徒たちは、授業をボイコットして事件に抗議した。

   サウスブロワード高校に通う約50人の生徒たちは、銃規制と学校の安全を訴えた。 この2つの問題については、世論調査で大半のアメリカ人が支持しているにもかかわらず、政治家たちは及び腰だ。

   学生たちは手書きのプラカードを掲げ、「政治家責任がある!」「ダグラスに正義を!」「子供たちを守れ!」といったスローガンを連呼した。デモの現場を通りかかった車も、クラクションを鳴らしてそれに応えた。

   デモに参加したサラ・ロドリゲスさん(16)は、プラカードに「NRAはテロ組織だ!」と書いて抗議した。

   サウスブロワード高校にいる未来の有権者たちが、教室を飛び出して銃規制の改善を求めて抗議した。

   ロドリゲスさんはハフポストUS版に、「銃による暴力を終わらせたいんです」と語った。彼女は、自分たちの世代が大人や議員たちに対して「完全に失望した」と思っている。

   「私たちの意見に耳を貸さないから、黙っていられなくなったんです。私たちが未来を担っている。私たちがどうにかしようとしても、彼らが聞いてくれなければ、何もできない」と、ロドリゲスさんは語った。

   シェーン・デールさん(14)は、自分が所属しているマーチングバンドがいつもコンテストでストーンマンダグラス高校と競っていることから、 今回の事件をより現実味をもって受け止めている。

   「もう学校の話はしたくない」と、デールさんは語った。今週、学校の雰囲気が一変したという。

  「ハンティングするのにAR-15なんて、誰も必要としていないでしょう。自動小銃を一掃しないといけない」と、シェーンさんは、銃撃犯が戦争で使われる武器を使用していることに言及した。

   イアナ・シーマンガルさん(17)は、涙をこらえながら抗議デモに参加した動機を説明した。安全と感じられないことや政府が何の対策も立てないことにうんざりしているという。

  「こんな目に遭うなんて。安全を求めているのに、安全なところはどこにもない...学校にも行けないなんて」

   授業を欠席して問題になることは気にならないかと聞かれると、シーマンガルさんは肩をすくめた。

 「全然。問題になったとしても、それだけの価値はあるから」

    SNS上では、アメリカ全土の高校生たちが授業をボイコットして銃規制を求める抗議デモを行う計画が呼びかけられている。

   高校生たちが4月20日は授業をボイコットし、議会が自分たちの命を危険にさらす銃の法律を改正するまでは学校には戻らないことを示そうと呼びかけている。とてもすばらしい企画なので、リツイートやシェアをして拡散してください。

 抗議デモの様子を写真で見てみよう。

銃規制を話し合おう。銃を守るのは辞めて、子供たちを守ろう

黙っていたら、私たちが殺される!

あなたの武器を守るのではなく、私を守って

くたばれNRA!

私たちにだって起こりうる

金が友達を殺した

私たちは、安全がほしい

祈りやお悔やみだけじゃ足りない!政治家は対策しないのなら、辞職すべき

AR-15の銃撃が起きたところ:パークランド、バージニア工科大学、サンディフック、オーランド、ラスベガス、サンバーナーディーノ

これ以上黙っていない。銃の暴力を終わらせよう

私たちの命も大切だ/あなたの子供にも起こりうる

銃じゃなくて、愛を広めて

あなたの銃ではなく、私たちの子供を守って


「銃でなく、子供を守れ」-これでもまだ銃をまもるのか!

2018年02月18日 | 社会・経済

米乱射 

銃規制求める地元高校生 政治の無策に怒る

   毎日新聞 2018年2月18日

 現場の映像 SNSで拡散

 【パークランド(米南部フロリダ州)國枝すみれ】

   17人が犠牲となる銃乱射事件が起きた米南部フロリダ州の高校では、死のふちに立たされた生徒たちが、銃規制に取り組まない政治の無策に怒っていた。生徒らは「変化が起きるまで声を上げ続ける」と決意し、現場の生々しい映像をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などで積極的に拡散している。

   現場となったマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の近くで16日、追悼式が催されていた。「私たちは怒っている。空約束はうんざり」。友人5人で参加したモニサ・オイセンさん(15)が言う。「私たちは死を見たのよ」。銃撃を連想するのか、誤って小瓶を机に落とした音を聞いただけでもパニック状態になるという。

  同校にかつて通っていたニコラス・クルーズ容疑者(19)の問題行動は学校に報告されていた。通学していた当時は、武器を持ち込ませないため透明なビニール袋に所持品を入れるよう命じられていた。だが、容疑者は合法的に自動小銃を購入し、事件は防げなかった。

  オイセンさんの友人のブライアン・クックさん(15)は、政治家が精神障害対策の充実や学校の安全対策強化を語ることで、お茶をにごそうとしていると見抜いていた。「精神障害対策も銃規制も両方必要だと思う。でも酒は21歳まで飲めないのに、18歳で自動小銃が買えるなんて狂っている」

  モーガン・ウィリアムズさん(16)も同調し、「欠けているのは、学校予算や安全対策じゃない。銃規制だ」と断言する。ウィリアムズさんによると、同校は財政的に豊かで、銃撃事件や人質事件への備えもしていた。校舎によって異なる色の通行証が必要など安全対策も厳しかった。

   ウィリアムズさんらは銃撃時の教室で生徒たちが撮影した映像をネットに拡散させている。床に座り込んだ女子生徒。「オーマイゴッド!」という恐怖に震える男子生徒の声。すべては自分たちが味わった経験を理解してもらうためだ。ウィリアムズさんは「銃規制ができるまで声を上げ続ける。二度と他の学校で起きてほしくないから」と話した。

  銃乱射事件のたびに銃規制を求める声が上がる一方、銃の権利を主張する保守派や全米ライフル協会(NRA)の献金に依存する政治家の反対で封殺されてきた。しかし、ソーシャルメディアが火を付けた反セクハラ運動の例もあり、高校生らの動きは、銃規制に向けた新たな胎動になる可能性もある

  高校近くの交差点では16日、生徒や親が車道横で「銃でなく、子供を守れ」などのメッセージを掲げた。通る車はクラクションを鳴らして賛意を示した。アンジェリナ・ラゾさん(18)は「大量殺人に使われる自動小銃を民間人に売るべきじゃない」と訴えた