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命運尽きた安倍首相 逮捕か総辞職か野垂れ死にか

2020年05月23日 | 社会・経済

 日刊ゲンダイDIGITAL公開日:2020/05/23

 

 黒川騒動はもちろん、これからが本番だ。そのほか、弁護士の桜告発でホテルがしゃべればアウトだし、稲田検事総長を切れば、世論は一気に退陣要求。コロナ対応でも現場は支離滅裂の混乱で、いよいよ錯乱官邸は断末魔。

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 「#辞めるなら今だぞ安倍晋三」――。21日、ツイッターのトレンド1位となったタグだ。
 この日、東京高検の黒川弘務検事長が賭けマージャンを認め、辞表を提出。自民党幹部は「首相が『人事に介入した』と騒がれた人がいなくなり、むしろすっきりした」とホザいたようだが、世論をナメている。

「#検察庁法改正案に抗議します」のツイッターデモも当初は「世論のうねりは感じない」(政府高官)と軽視し、完全に読み間違えた。不要不急の審議強行に世論の反発は大きな「うねり」となり、採決断念に追い込まれ、内閣支持率も急落。痛い目に遭ったばかりなのに、どれだけ学習能力がないのか。
 違法な賭博行為をとがめられた黒川氏の辞任騒動は「すっきり」どころか、これからが本番だ。潔く任命責任を取り、安倍首相の辞任を求める声は沸騰しつつある。それでも懲りないのが安倍の恐ろしさだ。

■論点スリ替えで責任逃れの卑怯者

 22日の衆院厚生労働委員会で野党議員の辞任要求を拒否。「感染拡大を防止し、国民の健康と命、雇用と事業の継続を守り抜く責任を果たすのが私に課せられた使命だ」とナルシスティックな妄言を吐いた。

 黒川氏の定年を延ばした閣議決定についても「延長自体に問題はなかった」と開き直り、決して撤回しない。「(任命)責任は私にある」と言いながら、「法務省、検察庁の人事案を内閣として認めた」と棚上げ。すべての責任を法務省と検察庁になすりつける。この1週間、「検察庁も含めて法務省が人事案を持ってきた」と珍妙な言い訳を続けてきた。
 助け舟を出すように、安倍の“寿司友”である政治コメンテーターも「無理な人事をやったのは、検事総長の稲田伸夫さんが、なかなか辞めないもので、無理な定年延長をせざるを得なくなったと言う人もいる」と、民放の情報番組で散々吹きまくった。

 冷静に考えれば「そんなバカな」だ。検察庁法に違反し、政府の法解釈まで覆す人事を法務省が提案するワケがない。定年延長には安倍官邸の意向が強く働いたと読売も朝日も報じた。

 昨年末から官邸と法務省との間で水面下で進められた次期検事総長の人選。法務省提示の複数候補から、安倍と菅官房長官が黒川氏の昇格が望ましいとの意向を示したという。
 官邸の意向に沿うように編み出されたのが前例のない定年延長で、安倍が「法務省の判断」と強調するのはムリ筋である。しかも検事総長の在任期間は、2年前後が慣例だ。黒川氏の定年延長の閣議決定時点で、稲田氏の在任期間は約1年半。寿司友に「なかなか辞めない」と言われる筋合いはないが、今度は「黒川さんを指揮監督する立場にあるのは最高検の検事総長」と賭けマージャン騒動を機に稲田氏の責任問題を言い募る。

 稲田氏は官邸べったりの「密」な関係を苦々しく思っていたのか、黒川氏が法務省事務次官や東京高検検事長に就任する際も反対。「なかなか辞めない」との指摘も、官邸が次期検事総長に“守護神”を据えようとする動きを阻むため、勇退を拒否したとされる逸話をネジ曲げたものだ。

大甘処分で退職金満額支給の後ろ暗い関係

 官邸にとって稲田氏は「目の上のたんこぶ」。そこで黒川騒動を都合よく利用し、監督責任に論点をスリ替え。目障りな稲田氏に全責任をかぶせ、排除の算段である。

「毎度の悪あがきは、もはや通じません。既に『#稲田検事総長を守ろう』がツイッターのトレンド入り。世論は首相の責任逃れの詭弁を見抜いています。稲田氏を巻き添えにして、邪魔者のクビを強引に切れば世論の怒りの炎に油を注ぐようなもの。今度は『#辞めるなら今だぞ安倍晋三』のネットデモが拡大し、一気に退陣要求のうねりが湧き起こりますよ」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)

 安倍は今さら、束ね法案の検察庁法改正案ごと国家公務員法改正案の廃案検討を指示。新型コロナウイルスによる雇用環境悪化を理由に「官が先走り過ぎているとの批判もある」と弁解したが、支離滅裂だ。とうにコロナ危機だったホンの10日前、自ら国会で「高齢期の職員の豊富な知識と経験を最大限活用する」と法案の必要性を訴えていた。
 これまでの答弁との整合性はシッチャカメッチャカのちゃぶ台返しは、何が何でも騒動の幕引きを急ぎたいだけ。あがけばあがくほど、世論の激怒を買うことに気づかないのか。

 盗人に追い銭のような高額退職金問題もくすぶる。早期の幕引きを図った政権側は、黒川氏の賭けマージャンを「訓告」、単なる注意にとどめた。大甘処分で懲戒を免れた黒川氏には退職金が満額支給。その額はナント、6700万円超だ。

 黒川氏は3年前から産経記者2人に朝日の元記者と月2~3回ペースで賭けマージャンに興じ、1回の勝ち負けは1人数千円から2万円程度。単純計算で最大約200万円の金が動いたことになる。ギャンブル依存症を疑わせる「雀鬼」ぶりだが、常習賭博は懲役3年以下の量刑が科される立派な犯罪だ。人事院指針でも常習賭博は「停職」処分の対象となる。

■誰もギャンブル狂いを知らなかったのか

 ここで素朴な疑問が浮かぶ。政権内で誰も黒川氏のギャンブル狂いを知らなかったのか。元文科次官の出会い系バー通いを突き止めたように“官邸のアイヒマン”が動けば、すぐ判明したに違いない。

 ハレンチな罪の証拠を握られたため、黒川氏は“守護神”として従順に働き、官邸も図に乗った。今回はたまたま、産経関係者に刺されただけではないのか。

 いずれにせよ、異常な厚遇は後ろ暗い関係をうかがわせる。

 「森友文書改ざんの佐川宣寿元国税庁長官だって減給処分を受け、退職金を削られました。小渕優子元経産相や甘利明元経済再生相らの不祥事の捜査はなぜ潰されたのか。退職金の満額支給は、全てを知る立場の黒川氏への口止め料と勘繰られても仕方ありません」(五十嵐仁氏=前出)
 肝心のコロナ対応でも現場は大混乱。アベノマスクは不良品の検品に追われ、配布開始から1カ月以上経っても、きのう時点で全国34県にまだ1枚も配られていない。安倍が「スピード重視」と胸を張った10万円給付のオンライン申請も無残だ。誤入力が多く、職員の確認・修正作業に手間取り、休止する自治体が相次いでいる。政治評論家の森田実氏が言う。
「黒川騒動にコロナ対応のお粗末と取るべき責任の数は日々増え続けるのに、いまだに政権は不正義を貫く。50年前の歌謡曲『傷だらけの人生』のように『何から何まで真っ暗闇よ すじの通らぬことばかり』です。かと思えば桜を見る会の前夜祭を巡り、全国の弁護士ら約660人から公選法違反容疑などで首相が告発される異常事態も招いた。錯乱状態の官邸はもう断末魔。いい加減、引き際です」

 守護神を失った今、告発を受け前夜祭会場のホテル側が一切合切をしゃべれば安倍はアウトだ。待ち受ける運命は逮捕か、総辞職か、野垂れ死にかの3つしかない。やはり「#辞めるなら今だぞ安倍晋三」――。


そんな、綺麗に辞めさせてなるものか!「#アベを逮捕せよ!」

今日の菜の花畑


 今年は「祭り」としては開催されていませんが、菜の花はきれいに咲いています。「祭り」期間中の交通規制などもなく、わが圃場の方まで来てくれます。ちょうど向かいの畑が菜の花畑になったこともあり、例年にない交通量となっています。(決して渋滞ではありません)