秋といいますと、きのこ採りを楽しみにしている方も、多いと思います。
道に迷って・・・ということも起こっていますが、慣れた人でも、
きのこの見分け方は、難しいようです。
低エネルギーで、高ビタミン、食物繊維が多い、“きのこ”です。
きのこには、コレステロール低下作用、抗菌作用、免疫力増強作用、
便秘解消作用、などの作用があり、森の漢方薬ともいわれています。
ビタミンDが多く、カロリーが少なく、味、香りにくせがないきのこ類は、
積極的に利用したい食材です。
* きのこ料理の注意点を・・・。
・ 洗わない
きのこは水で洗うと、風味が失われてしまうので、洗わずに、
汚れていれば、表面を布で軽く、拭きましょう。
しいたけは、笠を軽くたたいて、ほこりを取るだけで、大丈夫です。
・ 大量の油で炒めない
きのこは大量の油で炒めると、風味が悪くなります。
油を吸いやすい食材であるため、ダイエット効果にも影響し、
調理する時は、あらかじめ湯通ししておくと、いいでしょう。
・ 煮過ぎない
生茸は、煮すぎると縮んで食感が悪くなり、風味もなくなってしまいます。
調理する時は、最後に茸を入れるようにするのが、コツです。
・ 椎茸の軸は捨てない
椎茸の軸は、硬くて食感が悪いですが、栄養分は笠と同じです。
細く裂いて味付けすれば、美味しく食べられます。
・ 椎茸の裏側は焼かない
焼き椎茸は、本来の風味が楽しめる料理ですが、焼くときは、
笠の表側だけで十分。裏側まで焼くと、食感が悪くなってしまいます。
・ 干し椎茸の上手なもどし方
完全にもどすには、水温20度で20分、10度では40分前後かかります。
できるだけ早くもどしたほうが、味も抜けず、おいしく調理できます。
水温を高くしてもどすと、早くもどりますが、味も一緒に抜けてしまいます。
ぬるま湯に、砂糖をひとつまみ加えておくと、吸水は早いまま、
味の抜け出しを、遅らせることができます。
砂糖水と真水の、浸透性の違いによる効果です。
ひとつまみの砂糖で、干し椎茸を、早く、おいしくもどしましょう。
*** 情報誌・ハミングバードより ***
ボケていますが、カラスウリの実です