* 鼻水って、どうして出るのでしょう・・・
鼻水には、二つの役割があります。
一つは、鼻の中の鼻腔っていう部分を、おおっている粘膜に
湿気を与え、温めること。
もう一つは、外から入ってきた病原菌や、花粉なんかの、
異物を洗い流すこと。
鼻水は、鼻の中の粘膜にしきつめられている盃(さかずき)細胞や、
その下の方にある、分泌腺というところでつくられる。
* 鼻水が出ないときもありますが・・・
ふつうの人は、一日に1~1.5㍑も、鼻水がつくられていて、でも、
その半分は、鼻を湿らすためで、すぐに蒸発しています。
鼻の粘膜には、繊毛といういう、微細な毛がたくさんついた細胞も
あって、残った鼻水は、この毛の動きによって、鼻の奥の方へ、
常に流し込まれるようになっている。
知らないうちに鼻水は、飲み込んでしまっているのです。
* どんな時に、鼻水がでるのでしょう・・・
つくられた鼻水が多すぎて、あふれてきた結果です。
花粉症やかぜのときに、鼻水が出てくるのは、花の粘膜にくっついてくる
花粉や病原菌を洗い流そうと、鼻水が大量につくられているためです。
* 泣いたときに出る鼻水は・・・
あれは鼻水じゃなくて、ほとんどが涙です。
涙管(るいかん)という、涙の出る管が、鼻の中の鼻腔につながっていて、
でもこれも、副交感神経を刺激するので、鼻水も一緒に出るみたいです。
* 花粉症のときの鼻水は、透明で、かぜをひいたときはなぜ黄色いの・・・
色のついた鼻水が出てくるのは、細菌による感染が起きているためです。
色はおもに、感染した細菌の色で、それと、菌と戦った白血球などが、
一緒になっているためです。
( ご参考になさってください )
*** 朝日新聞・DO科学より・抜粋にて ***
私たちの体の中の、働きには目を瞠ってしまいますが、
目を瞠る働きによって、私たちの体は助けられていて、
鼻水にも、このような働きがあったのですね。
花粉症のかたには気の毒ですが、鼻をかむことで、
菌を外に、出しているわけでもあります・・・・・。
最初の頃、ウオーキングしていた運動公園の桜です
またときどき、こちらでウオーキングしています。