気ままな思いを

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認知症の本を再読し始めて・・・そのⅢ

2019-04-20 | 読書


認知症初期の軽度から中等度、重度へ。
今日はどのように症状が変わっていくか、を記してみます。

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認知症は脳の病気だとお伝えしましたが、実際は脳全体が障害を受ける
わけではありません。軽度から中等度に至るまでは、脳の95%は正常です。

〇 初期・軽度
認知症の初期、あるいは軽度の段階で最も多い症状は、最近のことを忘れる
物忘れです。自分が行ったことも忘れてしまう。同じ話を午前にも午後にもする。
家に引きこもりがちになります。この段階はまだ軽度です。
ご本人も、新聞や雑誌、本など読んで内容を理解することも出来るし、映画を見て
感動を覚えるなど感情も十分保たれています。

〇 軽度から中等度
軽度から中等度まで進んでくると、ご家族は「困った」と感じることが増えてくる
でしょう。近時記憶だけでなく、集中力もだんだんなくなってきます。
周囲の対応が不適切で、本人の気持ちを傷つけることが多いと、怒りっぽくなる、
言うことをきかなくなる、暴言を吐く、止めても勝手に外に出て行こうとする、
ということも出てきやすい時期です。

〇 中等度
中等度になると、生活に乱れが出てくるようになります。できなくなることも
親族の顔を忘れてしまうことも、増えてきます。
障害が脳のごく一部から他の場所にも広がってきて、空間の認識が難しくなり、
道に迷い始めるのもこのころです。

〇 重度
記憶障害はさらに重くなり、家族のこともわからなくなることが現れ始めます。
実行機能も衰えて、できないことがますます増えてきます。
家の中のトイレやお風呂の場所が分からなくなり、身体機能も落ち始めます。
在宅介護が難しくなり、施設に入ることをすすめられるケースも出てきます。

*** 本文より抜粋にて ***

認知症は「死の恐怖をやわらげるための神様の贈り物」と言った人がいます。
それは認知症中等度から重度にかけて現状認識が出来なくなり、やがて死の
恐怖を感じることなくなくなっていくからでしょう。  本文より

ご参考になさってください。



黄色のチューリップが一輪咲いています・・・ミヤコワスレもポツポツ咲き始めてきました。