うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

ドキドキの一日

2005年09月28日 23時24分04秒 | うちなー日記(沖縄編)
今日は一日かけて、写真の現像・プリントを行ないました。
まず、午前9時から現像を始めました。詳しい方法は割愛しますが、かなり手間のかかる作業で、しかも少し手先が狂っただけで、いくつものフィルムのコマが使えなくなってしまうので、かなり緊張しました。結果は、32枚撮ったうちの24枚程度はまともに使える状態にできあがりました。
そして、昼からはプリントです。いわゆる「焼き」です。実際には、射光器で光を当てて印画紙を感光させるのですが、ここでも細かい作業が必要で、試し刷りで適当な露光時間を確認したり、ちょっとでも暗室に光が入ると写真にならないので、作業中はケータイのメールも確認できません。もっとも、キャビネサイズ程度なら、5秒~9秒程度の露光で感光できるので、プリントは意外にすぐできます。ただ、1秒露光時間が違うと写真の出来が全く違ってくるので、ここでも細かなテクニックが必要です。このプリントの際に写真の明暗やエッジの出方なども調整でき、失敗してしまった作品でも、トリミングすれば使えたり、手作業なだけに臨機応変な対応ができるのが面白い作業でした。
できあがった写真を見ていると、自分の手で撮って、現像して、プリントするという一連の作業で写真を作っていく楽しさと面白さがこみ上げてきました。やはりデジカメで撮って、パソコンに保存するだけとはわけが違います。単純に写真を撮るだけなら、デジカメでも十分だと思うのですが、白黒作品は、まさに「芸術」ですね。一連の作業をすべて含めて「写真」という作品が出来上がるのを見ていると、写真と絵画が芸術史の中で深いかかわりを持ってきたのも納得できました。
明日はいよいよ展覧会に出展する作品の本焼きです。
ところで、今日の夜は、初めて原付で車道に出ました。しかもしょっぱなから沖縄随一の幹線道路、国道58号線を走ってしまいました。詳細は、コラム参照です。(後ほどアップします)

原付初運転

2005年09月28日 23時11分08秒 | うちなー日記(沖縄編)
夜7時、暗室作業を終え、自室に戻った直後、メールが鳴りました。写真部の同学年の友達からです。今日沖縄に戻ったので、どこかに食べに行こうという内容でした。(彼は自分のバイクを持っています)食べに行きたいのは山々ですが、アシが無いので、近場にしようと返信すると、「友達からバイク借りるから・・・」との返事。免許は持ってるけど、ちょっとそれはまずいんのでは・・・と思いましたが、用意の良い彼は、すぐに鍵を借りてきてしまいました。
とりあえず、慣れるために大学構内のループ道路を一周してみます。この道路、意外にアップダウンがきつく、カーブもところどころで急になっているため、結構運転は大変です。制限20キロをあっという間に超えてしまいました。自転車でも出そうと思えば出せる速度ですが、夜間ということもあり、かなりひやひやしました。
さて、練習走行も終わり、どこへ行こうかという段になり、彼は「じゃあ北谷に行こう」と言い出しました。「えっ!北谷まで行くの?」思わず叫びました。琉球大学から沖縄随一の若者の町、北谷へは、坂を下り、国道330号線を横切り、さらに急坂を下り、大謝名交差点から沖縄の基幹道路、国道58号線を10kmも走らなければなりません。国道58号といえば、線形が良いので、普通車が100km近くの速度で走る道です。初心者には危険すぎるのでは・・・との心配の声も空しく、北口から構外へ出ました。友達は、明らかに制限速度をオーバーして走っています。「イヤイヤイヤ」と突っ込みながら、涙を出しながらも、なんとか大謝名交差点まで来ました。ここからはいよいよ国道58号線です。信号が青になり、いざ進行!出来る限り速度を維持したまま、北谷まで走りつづけました。
なんとか北谷にたどりつき、北谷食堂で夕飯を食べました。とても美味でした。
その後、せっかく北谷まで来たのだから、シンボルの観覧車を見ようということになり、「じゃあ、ジャスコの屋上くらいから綺麗に見えるんじゃないかな?」という私の意見で、一路ジャスコ北谷店に向かいました。着くと、幸いまだ屋上駐車場は開いている様子。スロープを登り、駐車場に進入します。観覧車の見えるスポットを探しながら、場内を周回していると、警棒を持った警備員が2人で向かって来るではないですか・・・!!どうやら暴走族かヤンキーに間違われているようです。(沖縄は今でも暴走族が流行っています)時計を見ると、すでに時間は11時をまわっています。まともな時間ではないな・・と思い、その場はひとまず退散し、地上に下りました。すると、店の前でも警察が車で警戒していて、どうやら今日は取り締まりの日だったらしいと分かりました。こんなところで捕まっては、色々と面倒なので、運動競技場前まで撤退しました。そこで、観覧車の写真を撮り、そろそろ帰ろうということになり、再び国道58号線にのります。時折、改造原付と思しきバイクがものすごいスピードで追い抜いていきますが、それ以外は車も少なく、意外に順調なツーリングでした。大謝名からの坂を登り、見慣れた長田の交差点から琉球大学に向かったのですが、自転車では心臓が破れるほどキツイ坂なのに、バイクではいとも簡単に登ってしまいました。「これは凄い・・・!」と感動しきりです。
こうして、なんとか無事に大学に戻ってきました。夢のような一夜のツーリングでしたが、これで、ますますバイクが買いたくなりました。
後日談:ある日、構内の交差点で信号待ちしていると、目の前で原付が凄い勢いでこけました。車体と乗っていた人は、回転しながら結構な距離を滑っていきました。歩道の縁石でようやく止まり、大丈夫かと思いましたが、運転手はそのまま車体を起こして、何事もなかったかのように走り去りました。けして、その原付は速度を出していたわけでもなく、カーブもそれほどきつくなかったのですが、それでもあんなにスリップしたことにかなり恐怖を抱きました。あれくらいで済んだのは、運転手が長ズボンに長袖だったからだと思います。私も、原付を運転する時は、安全な服装で運転しようと思いました。(この前は、Tシャツに短パンという恐ろしい服装だった・・ しかも急ブレーキ、急ハンドルの連続だったし、よく無事に帰って来れたものだ・・・)