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うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

天理高校勝利!o(>▽<)o

2009年08月11日 16時42分42秒 | うちなー日記(沖縄編)
今、自宅に帰ってテレビをつけたら、ちょうど甲子園で母校の天理高校が勝ったところでした。

校歌が流れてきたので、テレビの音量を上げて一緒に歌いました。やっぱり良い歌ですね。

卒研も無事発表できたし、母校も勝ったし、今日は良い日だなぁー。
(´∀`)

卒研発表会終了!

2009年08月11日 15時58分37秒 | うちなー日記(沖縄編)
なんとか無事に卒研の最終発表会を成功裏にこなすことができました。

昨日、あの記事を書いた後、すぐに先生が帰ってこられて、PCを手に入れました。
その後、一晩かけてパワーポイントを完成させ、結局今日の午前8時半からリハーサルし、少しばかり修正を加えて、10時からの本番に臨みました。

今回の発表者は私を含めて4人、私は3番目の発表でした。
理学部海洋自然科学科生物系の進化生態学、海洋生物生産学、熱帯生命機能学の3講座の学生がそれぞれ発表者に含まれているため、教授陣が勢ぞろいして、なかなかの迫力でした。
しかも、会場は理系複合棟の102号室、理学部では最も大きな部屋で、階段教室になっています。そこの大きなスクリーンを使ってプレゼンをするわけですから、発表者冥利につきます。(ちなみに、102号室は私の大学受験の際の会場でもありました)

一人目の発表者は、サンゴの研究室の学生で、「単体性サンゴ Ctenactis Crassa の1次ポリプ間の接触反応」と題して、和名トゲクサビライシモドキというサンゴが接触した際に起こる癒合についての研究を発表しました。
通常の卒業研究のお手本通りといえる内容で、私にとってはちょっと実験内容が少なく感じましたが、無難に15分間の発表時間内に終了し、それなりに質疑応答もこなしていました。

二人目の発表者は、中間発表でも一緒だった、植物研のS袋君で、「侵略的外来種アメリカハマグルマの種子生産と沖縄県における分布」と題して、人為的に沖縄に持ち込まれたアメリカハマグルマという植物の県内での分布状況、並びに分布拡大に影響を与える種子の性質の研究を発表しました。種子の性質の実験については、中間発表との違いはあまりありませんでしたが、分布調査で石垣島や西表島、南大東島まで出かけたそうで、大変だなと思うとともに、羨ましくも感じました。(調査という名目で旅行に行けるわけですから・・)
結構内容は多かったですが、なんとか15分以内に収め、発表を終えました。
質疑応答では、少しつまりつつも無事に終了。

かくして、私の番となりました。
いよいよです。
タイトルは「蛋白質2次構造部におけるアミノ酸組成の解析」で、これは中間発表の際の「蛋白質二次構造解析」というタイトルに、若干のケチ(なんの研究かよう分からんという)が入り、ちょっと詳しく直したものです。

今日は、家に帰って着替える時間が無かったので、タンクトップに海パンという変態的な格好だったので、それを隠すために、普段は着ない白衣を着て発表に臨みました。(意外にバレていなかった)

前回、序論と目的・手法のところが長すぎた(スライド11枚)反省から、今回はスライドを7枚に減らして、時間短縮を図りました。
中間発表のときほどではありませんでしたが、出だしからスムーズに発表でき、序論から手法までの解説を終えました。
ここまで、先生方の反応も上々。
続いて結果の発表に移りました。スライドの枚数は前回と同じ11枚ですが、前回よりも発表内容を絞り、代わりにグラフを見易く作り直して一目で理解できるように改善しました。
前回、既存の研究との比較が論じられていないことへの質問があったので、今回は既存研究とのアミノ酸組成傾向の違いも織り交ぜました。
これも反応は上々、グラフに注目してくれていました。
しかし、この間に15分間を過ぎてしまいました。それ以降はグラフの記載事項のすべてを説明するには時間が無かったので、端折りながら説明していきました。
そして、最後の項目である考察。
前回は今後の展望についてのみ書きましたが、今回は成果を中心に書きました。
結構みんな耳を傾けていて、最後まで発表し易かったのが嬉しかったです。
発表時間は16分強でした。
ややオーバーしましたが、まあ許容範囲内だと思います。

そして、質疑応答に入りました。
まずは、H先生がさっそく挙手して、質問されました。
質問内容は、まだ論文誌掲載前の研究なので、機密事項につき書けませんが、元々、間違いなくH先生は質問してくると読んでいたのですが、予想していた内容の質問ではなく、割と答えやすい質問で安心しました。
簡潔に答え、切り抜けました。
続いて、意外にも熱帯生命機能学講座のN先生から質問がありました。
中間発表の際には質問されなかったので、あまり興味がないのではないかと思っていたのですが、今回の質問ではかなり的を射た内容で、正直驚きました。
ただ、その内容は、現在我が研究室の後輩がすでに卒業研究として行っているので、「来年の卒研発表を楽しみにお待ちください」と返しました。
我ながらよくあの切り返しができたと思います。
さらに、質疑応答時間の5分を過ぎてからも、Y先生(熱帯生命機能学のドン)からも質問があり、こちらも将来展望についての議論で、いずれの方もかなり興味を持ってくださっているようで、発表者として嬉しかったです。
中間発表では質疑応答の際に質問が少なかったので、我が指導教官のO先生が質問する事態となったり、また、8月の初めに行われた次の学年の中間発表でも、私の研究の派生研究の学生たちへも本質的な質問が無かったので、少々心配していたのです(前日、また質問が少なかったらO先生がそれらしく質問するという段取りまで決めていました)が、今回は驚くほど受けが良かったです。

かくして、今回も質疑応答含めて20分オーバーの発表となりましたが、無事に乗り切って教壇を離れることができました。

私の後、最後の発表者は植物研の学生で、「沖縄島におけるゲットウ開花時期の植物と動物の関係」と題して、マイマイがゲットウに訪れることの意味を探る内容を発表しました。
これも、内容的にはやや少なく感じましたが、上手にスライドをまとめていて、見易い発表でした。

こうして、4人の発表者全員が、無事に発表を終了し、卒研発表会は終わりました。

通常の卒業研究発表会は、大学会館の3Fのホールにずらっと卒研紹介のポスターを貼り付け、それを指しながら、各学生が通りかかった教授陣に説明するという方法で行われるので、今回のように完全に教授陣が一同に会してそれぞれの発表を聴くというスタイルはかなり珍しいと思います。
まあ、私にとってはポスターに研究内容をまとめるのは難しかったはずなので、今回のようなスタイルになって助かったわけです。

さて、卒研発表も無事に終わり、あとは卒論の差し替え提出を果たせば、卒論関連の仕事を終えることができます。
もうひと頑張りせねば・・。