うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

受験終了から実家帰宅まで

2009年08月22日 17時11分47秒 | うちなー日記(沖縄編)
20日の北大理学院入試は、午後3時前に終了しました。(試験の際の話は、後ほど追加します)

この日、ちょうど父が出張で東京に出ていたので、私も当日中に飛行機で東京まで戻り、父と落ち合うことにしました。

天気予報では、昼から、前線を伴った低気圧が発達しながら接近するため、暴風雨と予想されていましたが、この時点ではまだ小雨で、昼休みに中央購買で購入していたビニール傘を差しながら、北大南門から構外へ出て、札幌駅を目指しました。

札幌駅からは快速エアポートで一路新千歳空港へ。
新千歳空港には午後4時に到着しました。
東京への飛行機は、午後4時40分発のスカイマークエアラインズのスカイメイト運賃を利用しようと思っていたので、すぐにスカイマークのカウンターに向かったのですが、なんとすでに全便満席で、空席待ちの状態でした。一応空席待ちを申し込みましたが、私は空席待ちの4人目で、係員の方の話では、恐らく乗れないだろうとのこと。
4時20分になって、一般客の搭乗手続きが締め切られ、空席待ちの呼び出しが始まりました。
意外にキャンセルの乗客が出たようで、1人目、2人目、3人目と呼ばれ、次が私の番となったのですが、なかなか呼ばれません。聞くと、予約客でまだ搭乗手続きをしていない乗客が1人いるらしく、一緒に旅行している他の仲間はすでに手続き済なため、その人を待っているとのこと。4時35分までに現れなければ、私が搭乗できるということでした。
結構期待して待っていたのですが、残念ながら4時34分に、息を切らしながら件の乗客がカウンターに現れてしまったため、私は結局乗れないことになってしまいました。
次のスカイマークの便は午後7時40分までなく、それも満席なので、どうしたものかと考えこんでいたら、スカイマークの係員の方が、「実はエア・ドゥさんの方でも同じような運賃がありまして、300円違いの9100円で利用できます。あちらは空席があるそうなので、そちらを利用されてみてはいかがでしょうか。」と案内してくれました。通常、他社の宣伝などはしないはずなので驚きましたが、それを聞いて早速エア・ドゥ(北海道国際航空)のカウンターに向かいました。
スカイマークのカウンターとエア・ドゥのカウンターはそれぞれ旅客ターミナルビルの右翼の端と左翼の端に位置しており、正反対の場所なのでかなり歩きました。

エア・ドゥのカウンターに着くと、次の便は午後6時40分だそうで、こちらは飛行機も大型(大体スカイマークの2倍)なので、空席が十分にありました。
早速航空券の購入と搭乗手続きをしました。窓側席も空いており、機体後方右側を指定しました。

出発まであと1時間半ほどあったので、その間にトイレに行ったり、服を着替え(試験に着て行った正装のままだったので、機内で楽なように、かりゆしウェアに着替えました)たりし、荷物も預け、かなり身軽になってからご飯を食べに出かけました。
新千歳空港のレストラン街には、海鮮丼の専門店がいくつか並んでいましたが、みな1000円以上、イクラやウニがたっぷり入った丼だと、2000円以上もするので、すでに金欠気味の私には敷居が高すぎました。
結局、お土産屋さんの海鮮寿司弁当を買って出発ロビーに戻って、長椅子に腰かけて食べました。
弁当の蓋を開けてみると、なんと実家の近所のスーパーの「全国駅弁祭り」で購入したことのある弁当で、内容量も少なかったので、ちょっと損した気分でした。まあ、ウニやイクラやカニが入って1000円の弁当ですから、あまり多くを望むほうがいけないのでしょうが・・。ともあれ、大学院にさえ入れれば、また海鮮丼を食べる機会はありますから、今回はこれで我慢しておこうと思いました。

ADO24便の搭乗口は、ターミナルビルの左の端でした。待合時間に外を眺めていると、前線の接近で、本降りの雨が降っています。風も強いと予報されているので、これはあまり乗り心地の良くないフライトになりそうだなと覚悟を決めました。

今日の使用機材はB767-300(JA01HD)で、スカイマークのB737-800に比べれば、大型の飛行機なので、多少は揺れも少ないかなと思いつつ、搭乗時間を迎え、機内に入りました。

機内の各座席の背もたれのカバーには、カルビーのマークが入っていて、北海道企業の協力でこの飛行機が運航されていることが分かりました。

定刻より少し早くにゲートを離れ、ランウェイ19Rから離陸しました。
離陸の際は、垂直に窓を流れ落ちていた雨が、徐々に斜めに流れはじめ、真横に流れたかと思うと、風圧で全く雨の筋が見えなくなりました。
すぐに雲に入りましたが、考えていたほどは揺れず、順調に上昇を続け、20分ほどでベルトサインも消灯しました。

この便は全日空との共同運航で、機内サービスは大手航空会社と同等レベルを提供しており、音楽放送や機長からのアナウンス、ドリンクサービスもちゃんと行われました。スカイマークと僅か300円の違いで、これだけサービスを受けられるのですから、しめたものです。「こっちの会社にして正解だったな」と思いました。

関東地方の天候は晴れで、降下を始めると夜景が綺麗に見えました。さすがに関東平野は開けていて、行きかう車の群れが河の流れのように見えました。
千葉マリンスタジアムが眼下に見えた後、東京湾に出ました。どうやら先日の東京行きの際と同じく、羽田空港ランウェイ16Lに着陸するようで、ほぼまっすぐ都心に向かって進行した後、お台場上空で急旋回し、最終着陸コースに乗りました。

午後8時過ぎに羽田空港に到着。
着いたゲートが、第2旅客ターミナルビルのフィンガーの北端で、到着口まで結構長い距離(600m)を歩かされました。(第2ビルはただでさえ構造上他の空港よりも長距離を歩かされます)
機内に預けていた荷物は、私がちょうどターンテーブルの場所に着いたときに流れてきて、スムーズに受け取れました。
東京モノレールと山手線を乗り継いで、父の泊まる池袋駅前の東横インに向かい、1時間ほどで到着し、無事に合流できました。

その後、池袋で一泊した後、翌日昼のJRバスの中央ライナー名古屋行きに乗車、途中の八王子で渋滞に巻き込まれ、1時間以上遅れつつも、なんとか名古屋に着き、そこからJR関西本線の列車を乗り継いで実家の三重県伊賀市に帰りつきました。

18日に沖縄から大阪に飛び、奈良で昼ごはんを食べた後三重の実家に立ち寄って旅の支度を整え、名古屋から夜行バスに乗車、19日に東京に着き、そこから飛行機で札幌入りし、研究室を訪問、20日には入試に臨んだ後再び東京へ戻り、21日に東京から実家へ戻るという、僅か4日の間に、結構な強行スケジュールで北海道に行ってきました。
札幌滞在時間は丸一日で、これまでの北海道旅行の中では最短、観光もしていません。しかし、最大の目的であった北大院の入試は、思いのほかよくできたと思いますから、まあ良い旅になったと思います。

また近いうちに、北の大地へ、今度は新生活の場として行ってみたいものです。