伸手助人協会クッキー販売運動

先日香港へ足を運んだ際黄埔のJUSCOに行ったのですが、その近くでご老人の皆様がクッキーの販売会を行っていました。近づいてみると「伸手助人協会の保多康クッキー義売運動2011」とのこと。香港には各地に老人ホーム、養老院があるのですが、こういう施設に入っていらっしゃるご老人の皆様に対する服務、病気の治療、その他諸費用に使われるとのこと。

この手の活動は以前にも何度か香港で見かけたことがあり１回寄付を出したことがありますが、クッキーを買うことで援助に繋げることが出来るの良い活動と感じました。日本にも色々困っていらっしゃる方がいると思いますが、大体が寄付金を募集するだけでちょっとためらってしまうことがあります。何か物を売ることで寄付金を得る方が、お金を集めやすいのでは？と感じた次第です。そういえば、私は以前よくユニセフのポストカードを購入していましたが、これも同じですね。

地震の被害者に対する義捐金に関しては、物を販売する云々以前の話ですね。募集が始まったらこちらはすぐ寄付金を送付したいと思っています。

深セン～澳門にて

ここ中国では、CCTVや香港のテレビも大々的に特集番組が組まれ、長時間被災の状況が報道されています。

今日は用事があって澳門に行ってきたのですが、タイパのフェリー埠頭でタクシーに乗った瞬間、運転手から「あなたは日本人でしょう。今回の被災は本当にひどかったですね。私も気の毒に思います。」とのコメントをいただきました。その運転手は親日家だったらしくその後も中国普通語で「あなたの実家は大丈夫でしたか？」とか「日本人は頭が良くて堅強で過去色々な問題に賢く立ち向かってきたから今回もあなたたちは立ち直ってくれると信じている」と思いもよらない言葉もいただきました。

この日はタクシーの運転手だけでなく、バスに乗ったら見知らぬおばさんから、またマカオタワーのレストランのお兄さんからも労いの声をかけられました。私もまだまだ日本人に見られることに嬉しさを覚えたのと同時に、皆さんからこういう声を聞けたことが本当に嬉しい一日でした。

中国人の友人が多い皆様もそうだと思いますが、昨日は色々な友人から確認メールが入ってきました。特に多かったのは四川省の友人からです。私は四川大地震のときに色々な友人に援助してあげたこともあって、そのことも皆さんしっかり覚えてくれているんですよね。改めて国籍を越えた人と人との信頼関係というものを感じました。

一方、今晩入った日本料理店の中での話題では、YouKuのサイトでは日本人の被害を愉快に思う書き込みがたくさん入っているとか・・・。こういう話を聞くと日本人、中国人の問題ではなくやっぱり人個人の問題なんだなあと強く感じます。人の不幸を快く思うのは反日感情とは異なるものと考えます。

さて、明日から計画停電に入るようですね。菅総理大臣の緊急会見を見ていて少し悲しみと勇気とがこみ上げてきました。私も早々に日本に帰って日本の復興のために仕事がしたいと思うようになっています。明日からが勝負です。皆さん、頑張りましょう！