塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

飛行機嫌いの選手を思って

2020-03-02 19:57:14 | 日記
 コービ・ブライアントがヘリコプター墜落事故で帰らぬ人となったように、飛行機事故は周囲を悲しみのどん底に突き落とします。

 バスケットボールよりも移動が多岐にわたるサッカーでは猶更であり、近年も飛行機事故が相次ぎました。

 ナントからカーディフに移籍することが決まっていたサラーが搭乗した飛行機事故は、その代表格でしょうか。

 オランダ代表のデニス・ベルカンプ。

 彼が飛行機嫌いであることは有名でしたね。

 オランダ代表は韓日ワールドカップに予選落ちのため、参加しませんでしたが仮に出場したとしても、ベルカンプの来日はなかったと言えます。

 それ以前にベルカンプは欧州選手権2000で代表を退いていましたが、日本にはオランダ代表を贔屓にするファンが沢山しますから。

 アーセナル首脳陣は、ベルカンプの飛行機嫌いを尊重する形で、陸路での移動を認めていました。

 欧州大陸は英国のように、海に隔てられた国もありますが、

 ユーロスターのように列車が発達している
 ドーバー海峡を渡れば、基本は陸続きである

 という側面も大きかったと感じます。

 欧州クラブは米国ツアー、アジアツアーを頻繁に行いますが、飛行機移動は選手たちに僕たちが思う以上に疲労と、精神面でも苦痛を与えているように見えます。

 ですからクラブは選手の心情を理解し、移動が困難であるならば無理強いすべきではないでしょう。

 選手がうつ病やアルコール依存んい陥ることは、全く得策ではありませんからね。

 
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ユベントス、その地道な方針を探る

2020-03-02 19:42:07 | 日記
 そのユベントスも現金収入を得ること、つまり選手獲得に費やせる資金を増大させる準備はしてきたわけです。

 1・日本のサイ・ゲームスがスポンサーとなる
 2・ユベントス・スタジアムの開設
 3・ネーミングライツを用いて保険会社「アリアンツ」からスポンサー料を得る
 4・アディダスとの提携

 など、少なくとも4点はすぐに方針として浮かびます。

 特にナイキからアディダスに契約を切り替えた際の金額は、25億円程度でしたがイタリア国内を席捲していることもあり、現状は50億円はあるはずです。

 そのアディダスもトリノというユベントスのおひざ元だだけでなく、リバプールやユナイテッドのようにアジア市場を考慮したのでしょう、伝統の縦じまを封印する手に打って出ましたね。

 ユナイテッドは「シボレー」
 チェルシーが「東洋タイヤ」
 インテルが「ピレリ」

 というようにサッカー・クラブの胸スポンサーは、車関連が多い印象を受けます。

 ユベントスも現在は「ジープ」が胸スポンサーであり、こればフィアットの影響が色濃いわけですが、北米市場も視野に入れていることが感じられます。
 
 それだけの準備をし、ロナウドという、世界中の誰よりもチャンピオンズ・リーグに重圧、勝利の喜びを知る選手を得ても、優勝できない現実。

 そのためにフロントは

 チェルシーと契約解除のサッリを迎える
 マンジュキッチのような余剰戦力を移籍させる

 というように、様々な手を打っています。

 仮にパリ・サンジェルマンやシティが今季優勝すれば、アンドレア・アニエリの失望は相当でしょうね。

 これがレアルやリバプールという、自分たちと同じ出目のクラブならば我慢できるでしょうが、金に飽かせた補強のクラブが優勝することは我慢ならないと思います。
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欧州サッカーでも成金は毛嫌いされる

2020-03-02 19:31:19 | 日記
 2017年に刊行されたサッカー批評87号は

 「ユベントス ユーべメソッド 世界最高の教科書」

 という形で、彼らとイタリアサッカーを全面に押し出した一冊です。

 ちなみに副タイトルは

 「セリエA6連覇、CL優勝2回、準優勝7回」
 「王者独自の勝利・全理論が明かされる」

 とあります。

 この時期はまだロナウドが加入しておらず、軸となるのはアルゼンチン代表のディバラであり、指揮官も前任者であるマッシミリーアノ・アレグリの時代ですよね。

 アレグリはミランでもスクデットを獲得していますし、ブンデスリーガやプレミアからも招聘を希望するクラブが多いと囁かれています。

 ロベルト・マンチーニは現在、ワールドカップ2018不出場となったアズーリと懸命に向き合っていますが、案外アレグリがマンチーニの後任になるかもしれません。

 ここで注目したいのが、ユベントスはチャンピオンズ・リーグの「準」優勝が7度と、決勝戦で非常に痛い目を見ています。

 アンドレア・アニエリが442億円を費やして、ロナウドというチャンピオンズ・リーグの代名詞を得た理由が、克明に刻まれている敗北の暦と言えます。

 逆に言いますと

 1・金でホップ、ステップ、ジャンプの「ステップ」、つまり野心を過剰に抱いているパリ・サンジェルマン
 2・地道な作業は続けているが、FFPに抵触したと批判されているシティ
 3・レッドブルという大資本があるライプチヒ

 のような、金を費やすことが伝統をひっくり返す要素、と感じているクラブが、伝統クラブから怪しげな視線を送られていることは、半ば当然と言えます。

 ユベントスと言う勝利の権化のようなクラブですら、その優勝回数は2度。
 
 金の使い方は大切ですが、成金では意味がないのはサッカーも同じのようです。

 仮に7敗のうち半分勝利していれば、インテルとユナイテッドの3回優勝を凌駕し、バイエルンの優勝5度に匹敵する戦績です。
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