塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ヤスダ復活の道しるべ

2020-03-22 20:49:44 | 日記
 海外ならばナイキやアディダス
 国内ならばミズノやアシックス

 が現状レイオフや他社による買収、ましてや倒産という危機的状態に今後陥ることは無いように思えます。

 それは彼らがバスケットボール、サッカー、陸上など一つの競技に的を絞るのではなく、総合スポーツ企業として運営されているため、ではないでしょうか。

 例えばナイキがサッカーで不採算が生じても、他競技の利益があれば株主への配当と研究費を維持できる、と言う塩梅です。

 今「フットボール・ウエブマガジン」を閲覧しますと、佐藤和博さんと言う方のインタビューが読めます。

 この型はⅤ・ファーレン長埼の手倉森監督とアドバイザリー契約を結んだ「ヤスダ」を、クラウド・ファウンディングで復活させた堅南夫です。

 インタビューは5ページにわたって掲載されていますが、

 1・ファンは現在のような早いモデルチェンジを希望していない
 2・まずはヤスダを知る親世代に購入してほしい
 3・今はアジア生産でも素晴らしい製造が可能

 という、現実的な視野で企画、製造していることが伺えます。

 またファンの方の情熱がすごく、2018年4月30日の広告掲載日は、何とヤスダが倒産した日と同じだと言うのです。

 つまり、ファンの気持ち、もうあんな嫌な気持ちを味わいたくない、という胸のつかえがクラウド・ファウンディング成功の大きな要因になったと、僕は思うのです。

 実は仮面ライダーも、親世代が夢中になることで市場を広げましたね。

 お子さんだけでなく、俳優に美形を起用することで母親が視聴し、おもちゃの購買やヒーローショーへの参加をより促すという方法論が実行され、現在に至っています。

 ヤスダも「知る世代」から購買層にしたいと考える、この点も市場の拡大に一役買いそうな気がします。
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プレミアで起きるかもしれない珍事とは

2020-03-22 20:28:36 | 日記
 新シーズンよりナイキとの契約が始まるリバプールですが、コロナウイルスの影響があるトピックスを提供しています。

 リバプールも優勝が目前の段階で足踏みをしていますが、仮にプレミアリーグが6月1日以降にまで順延したとします。

 実はナイキとリバプールとの新契約は2020年6月1日から始まるらしく、彼らは

 ニューバランスからナイキへ跨る形でのシーズン終了

 になるかもしれないと囁かれています。

 ニューバランスからすればリバプールがナイキに鞍替えすることは当然面白くないわけですし、30季ぶりの優勝がまさかナイキで祝福、と言う形になれば、当然気分は落ち込むに決まっていますよね。

 この形はあくまで推測にすぎませんし、シーズンを現状の順位で打ち切る可能性もなくはないと思います。

 もし実現したならば、本当の意味合いで「珍事」と言えます。

 契約の問題でシーズン中にスポンサーが変更になった事例ならばあるんですね。

 2003ー04シーズンのブレシアがそうで、開幕当初はアンブロでしたが途中からカッパに切り替わったはずです。

 このシーズンはロベルト・バッジョが引退した年でもあり、対スペイン戦で代表復帰を果たした際には契約するディアドラが特別デザインを施したスパイクを提供しました。

 どうしてアンブロからカッパに変更を決断したのか、それも開幕後に。

 という疑問は当然当時もありましたが、それが「契約」というものだと納得するしかないのでしょうね。
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宗教的価値観の中で

2020-03-22 15:02:21 | 日記
 サッカーは世界中で親しまれていますから、クラブ内に仏教、イスラム教、キリスト教、多くの宗教的価値観が生じているはずです。

 ナイキは1996年、当時契約を結んでいたデニス・ロドマンに向けて差新作

 「エアー・ベイキン」

 をデザイン、至急しますがここでひと悶着が起きます。

 ナイキがデザインした「AIR」の文字が、イスラム団体から「アラー」と読めるとクレームが来たんですね。

 イスラム教徒からすれば「ムハンマド」「アラー」「コーラン」といった、自分たちの人生に不可欠な物が存在し、それが侮辱されたと感じたのではないかと推測します。

 結局、ロドマンはエアー・ベイキンを着用することはありませんでした。

 ですから欧州各クラブがクラブハウスで食事を提供する際、宗教的価値観に相当気を配っていると思います。

 ヒンドゥ―教徒が牛を尊重し、イスラム教徒が豚肉を食べないことは僕も知っていますが、そのような措置が取られる背景まではわかりません。

 ただ今後、Jリーグに多くの外国籍選手が加入してゆくにあたり

 宗教的価値観をフロントが下調べをする
 クラブが支給する食事をどのように料理、至急するか

 という点は考えてゆくべきなのでしょうね。

 ちなみにロドマンはこの後、コンバースと契約を交わし多くの彼専用のバッシュが発売されます。

 ロドマンは当時のインタビューでナイキに対し

 「マイケル(ジョーダンのこと)よりは下の扱いであることを理解している」
 「ピップ(スコッティ・ピペンのこと)とは同程度だと思う」
 「しかし、バークリー(チャールズ・バークリーのこと)より下なのは解せないな」
 「あいつは優勝したことがない、でも俺は優勝しちいるさ」

 と扱いに不満を抱いていました。

 コンバースが支給したオールスター91、オールスター・オールスター・ロドマンなどは、間違いなく市場を活性化した一歩、契約選手のランキングにも企業は気を配る必要がある。

 という点も知らしめたのです。
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かつて度肝を抜かれたデザインが、今大人気

2020-03-22 14:52:24 | 日記
 1996年米国アトランタで開催された夏季五輪。

 日本サッカーがブラジル代表を1-0で破った瞬間、列島は狂喜乱舞しブラジル国内での憤りはすさまじいものでした。

 ただサッカー協会の西野朗監督への評価は芳しくはなく、プロ化してまだ3年ということで、当時の主力選手たちが弾みをつけて海外に出向く、と言う形にもいたりませんでした。

 当時のファッション誌はよくJリーグの若手選手を取材した一方、企業は選手の支援だけでなく用具を効果的に売り出す手段として五輪を捉えていました。

 その傾向は今も変化はありませんが。

 バッシュ、もしくはバスケットファンならば、五輪選手モデルは当時、凄く楽しみにしていたはずです。

 リーボック プリーチャー、プロフェット
 フィラ グラント・ヒル2
 コンバース オールスター2000

 がその代表格です。

 コンバースは契約選手が五輪代表に召集されず、大会での披露とはなりませんでした。

 またリーボックはプロフェットを供給するグレン・ロビンソンが、大会前に負傷し出場を辞退するなど、必ずしも企画成功したわけではありません。

 当時、ファンが度肝を抜かれたのがナイキのデザインです。

 今でも復刻が登場する

 「エア・モアアップテンポ」
 「エア・マッチアップテンポ」

 は靴の外側にアルファベットで「AIR」と刻印され、専門誌もこのデザインをどう捉えるべきか、困惑していた気がします。

 前者はスコッティ・ピペンが愛用し、マックスエアを当時最大限に搭載した、機能が素晴らしいものでしたが、皆機能よりも外観にこだわり捨てぎ、正確な評価にはならなかった気がします。

 その靴が今復刻版で人気を得ていること、これも不思議な感じがしますね。

 最近、サッカー・スパイクのアッパーに選手が「個人」で、アニメーションの装飾をデザイナーに依頼すル事が増えています。

 こうした靴をキャンバスに見立てる方法は、コンバースのチャック・テイラーが十八番としていますが、企業でも選手個人でも他者との差別化は、常に鮮明でありたいと思うのでしょう。

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