僕は幼少期「盛彦」の「盛」という漢字がうまく書けず、大変困りました。
また盛彦という名前の由来を聞いても、もう少し格好良い名前があったのではないかと思ったものです。
ただ、きらきらネームに代表される、子供が名づけられて不愉快になるような代物ではないことも確かで、きらきらネームと揶揄される名前の方は、どんな心境なのか気がかりになりますよね。
アルゼンチンでは1986年にはディエゴ、2022年にはリオネルという名前の男子が、たくさん誕生しています。
彼らは大きな声で
我々アルゼンチンは偉大な民族だ
ディエゴとリオネル、二人の偉大なる神様の下でワールドカップに勝利した
と宣言しました。
それほどFIFAワールドカップで優勝することは尊い出来事であり、コパ・アメリカという大陸選手権で優勝しても、それは世界王者ではないという点を、アルゼンチンは強く認識している形ですね。
日本代表選手も影響力を持ちました。
中村俊輔はセルティック・グラスゴー時代、スタジアムの壁画にあのフリーキックの様子が描かれるほど、敬愛された存在でした。
そして彼に感銘を受けたファンが、生まれたばかりの男子に「シュンスケ」と名付けた話は、広く知られています。
名前は両親、祖父母が懸命になって考えますが、やはりきらきらネームは親のエゴイズムではないでしょうか。
それは選手名を付けるということも同様なのか、考えることがありますよ。