マイケル・ジョーダンには息子であるマーカスとジェフリー、娘のジャスミンがいます。
息子ふたりは父同様にバスケットボールの道を選ぶものの、プロ選手にはなりませんでした。
よく部外者は勝手に
父親が素晴らしいのだから、息子も素晴らしい活躍ができて当然だ
父親の贔屓によって、先発出場が保証されている
といいますが、このような発言はやはり偏見ではないでしょうか。
「親の七光」とよく言いますけれども、それは僕たち部外者の身勝手な見解で、当事者、つまり選手と父親には無関係のはずですよ。
ヨハン・クライフと息子のジョルディ・クライフの場合は、まさにこの事例ですが、幾分状況は異なりました。
まず父であるヨハンは、息子ジョルディが在籍するFCバルセロナの指揮官であった
ヨハン・クライフはFCバルセロナの首脳陣との関係が最悪であり、リーグ4連覇を果たしてもそのいがみあいに解決策がない
「ジョルディ」という言葉は、カタルーニャ語であり、ファンが親子を好意的に見ていた
という、幾分複雑なものでした。
ただジョルディはふるさとであるネーデルランド代表として1996年の欧州選手権にエントリーするなど、父親のヨハンほどではありませんが、実力は備えていたものです。
彼は2001年、アラベスの選手としてリバプールと真っ向勝負の結果、4-5のスコアでUEFAカップ「準」優勝を経験します。
その彼をヨハンは大事に思っていると発言し、息子が味わってきた心中をねぎらったものですよ。