塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

親の七光りは、部外者の気もちですよね

2025-02-11 22:04:56 | 日記

 マイケル・ジョーダンには息子であるマーカスとジェフリー、娘のジャスミンがいます。

 

 息子ふたりは父同様にバスケットボールの道を選ぶものの、プロ選手にはなりませんでした。

 

 よく部外者は勝手に

 

 父親が素晴らしいのだから、息子も素晴らしい活躍ができて当然だ

 父親の贔屓によって、先発出場が保証されている

 

 といいますが、このような発言はやはり偏見ではないでしょうか。

 

 「親の七光」とよく言いますけれども、それは僕たち部外者の身勝手な見解で、当事者、つまり選手と父親には無関係のはずですよ。

 

 ヨハン・クライフと息子のジョルディ・クライフの場合は、まさにこの事例ですが、幾分状況は異なりました。

 

 まず父であるヨハンは、息子ジョルディが在籍するFCバルセロナの指揮官であった

 ヨハン・クライフはFCバルセロナの首脳陣との関係が最悪であり、リーグ4連覇を果たしてもそのいがみあいに解決策がない

 「ジョルディ」という言葉は、カタルーニャ語であり、ファンが親子を好意的に見ていた

 

 という、幾分複雑なものでした。

 

 ただジョルディはふるさとであるネーデルランド代表として1996年の欧州選手権にエントリーするなど、父親のヨハンほどではありませんが、実力は備えていたものです。

 

 彼は2001年、アラベスの選手としてリバプールと真っ向勝負の結果、4-5のスコアでUEFAカップ「準」優勝を経験します。

 

 その彼をヨハンは大事に思っていると発言し、息子が味わってきた心中をねぎらったものですよ。

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飾らないという最大の利点

2025-02-11 21:49:06 | 日記

 1990年代のリーボックは、ナイキと共にNBA契約選手を多数抱えていました。

 

 その代表例が専用シューズを与えられていたふたり、シャキール・オニールとアレン・アイバーソンになります。

 

 他にもディナ・バロス、ショーン・ケンプ、グレン・ロビンソンにニック・ヴァン・エクセルなど、各チームの主軸たちがこぞってリーボックを愛用していたものです。

 

 そのリーボックが「ラフター」というバッシュを開発、販売しますが興味深いものでした。

 

 僕も大学時代、たまたま近所のスポーツ店で実物を見つけ、試し履きをしましたが機能らしい機能がないことが、最大の特徴なんですよ。

 

 ラフターというバッシュは

 

 天然皮革だけで選手の足首やつま先を守る仕組みである

 リーボックが当時誇る衝撃吸収素材、DMX、ヘクサライトの搭載もない

 

 というもので、まるで1970年代のような発想でした。

 

 しかし契約選手たちの声は非常に好印象で、バッシュのありように一石を投じた存在ではないでしょうか。

 

 ミズノのモレリア、アドラーのヤタガラス、アスレタのオーヘイ。

 

 昔ながらのデザインと製法で市場に投入されているスパイクの需要が消えないのは、上記のラフターと同様にある意味で上質な素材は、どんな機能をも上回るためかもしれません。

 

 ニット素材は色彩も鮮やかですし、テレビで見ている代表選手たちの見極めにも役立ちますよね。

 

 ただ選手たちからすれば、特徴すべき点が何もないことが最大の利点であり、履くほどに愛着がわくスパイクを履きたい、そう考えているだけのことなのでしょう。

 

 現在は90年代よりもスパイクの価格が高騰していますが、愛用選手はなくならないと思います。

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過去の体験を伝えること

2025-02-11 21:37:26 | 日記

 富士フィルムスーパーカップが開催され、いよいよJリーグも開幕が近くなりました。

 

 現行制度で行われる最終年ということもあり、2025シーズンは未来からすれば、節目の年になるでしょうね。

 

 僕の祖母は幼少期の僕に、絶えず太平洋戦争の事を伝え、父から呆れられていました。

 

 それだけ言葉にしないといけないという、強い危機意識があったのでしょうし、それは当然ですから。

 

 日本サッカーも同様で、伝えたいなと思う方は多々いらっしゃると思いますよ。

 

 日本サッカーリーグがあったからこそ、プロの土台ができていたんだ

 デットマール・クラマーというドイツからの指揮官が、日本サッカーの発展に大きく寄与したんだよ

 ブラジルから帰化した選手たちには、感謝しないといけない

 

 などは、その代表例ではないでしょうか。

 

 プロ化以降の歴史でも

 

 かつては延長Ⅴゴールという、独特のシステムがあったんだ

 Jリーグは今のように、昇格制度と降格制度がなかった時代がある

 前期リーグと後期リーグ、それ等の優勝クラブがチャンピオン・シップという、日本一を決める試合を行った

 

 というのは、やはりこれからの新しい世代に資料として残したほうが良いと感じます。

 

 その伝聞や資料が、何かリーグで躓きがあった際の、解決策のヒントになるかもしれませんし、リーグの歴史が日本サッカーの歩みでもあるわけですから。

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しがらみから抜け出したい気持ち

2025-02-11 21:29:28 | 日記

 専門誌がジーパンの特集を組む際、多く見られるのが

 

 1・俗にいう3大ブランドの歴史と名品の紹介

 2・カーハートやカーターズに代表されるワークウエアの歴史

 3・日本のクラフトジーンズの特集

 

 でしょうか。

 

 そのようなしがらみが、リーバイスも気になるのでしょう、近年はこのしがらみを打ち破るようにして「シルバータブ」という商品の人気が高まっています。

 

 シルバータブは1990年代からありまして、日本支社や欧州支社がこれまでの取り組みを尊重しながら

 

 ジーパンはもっと自由であっていいよね

 デザインも色落ちも個性的な方がいいと思う

 

 という、斬新、大胆なデザインが特徴で、専門媒体が手掛けるヴィンテージ品やその復刻とは明らかに異なります。

 

 逆に消費者が、ヴィンテージやジーパンはこうあるべき、という自縄自縛から逃れる機会を、シルバータブは与えてくれている気がしますしね。

 

 1987年欧州最優秀選手に輝く

 翌年の欧州選手権でも優勝を味わう

 

 ことになる名手、ルート・グリット。

 

 フェイエノールト・ロッテルダムからACミランに移籍、すぐにイタリアになじみリーグを席巻しますが、グリットは誰よりも

 

 戦術に従う、縛られることを極度に嫌う

 そのため、実力がありながらもACミランとサンプドリアの間で移籍を繰り返す

 

 ことになります。

 

 指揮官のファビオ・カペッロは、選手が曲芸のように無駄な技術を披露することをこれまた、極度に嫌いましたから両者が歩み寄る気配はなく、グリットはチェルシーへと向かいます。

 

 自由と責任は二律背反ですが、選手には戦術はどのように見えているでしょうか

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