塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

雑誌広告は常に興味深いものです

2019-06-24 14:11:37 | 日記
 雑誌の売れ行きが鈍っていることに間違いはないようです。
 
 宝島出版が様々な企業とタイアップして「付録」に活路を見出したように、編集部は内容、価格、付属品など様々な知恵を絞っています。

 僕は雑誌は読まなくても、広告には目を通すべきだと思います。

 広告には世相もありますが、例えばファッション誌ならばブランド広告は、そのブランドが今注目してほしい色彩、デザインが詰まっているためです。

 ワールド・サッカーダイジェスト1997年11月号の表紙は、フランス代表ユーリ・ジョルカエフになります。

 その表紙をめくるとディアドラのスパイク広告が、見開きで確認できます。

 そこにはスパイクの開発秘話が記されており

 「走るためのギアであるランニング・シューズのプロダクトを取り入れている点」
 「足とシューズの隙間を少なくし、よりフィット感を高めるため袋縫い製法を採用」

 と、スパイク名「プレッシング」が確認できます。

 僕が面白いと思うのは、ランニングの特徴を取り入れる発想は、すでに1993年にコンバースが名品「ランスラム」で実証している点にあります。

 オールスター・ガードであるケヴィン・ジョンソンに支給され、ランスラムはパンデモニウムに進化し、彼のプレイを支えます。

 サッカーとバスケット、競技は異なれど同じ発想で開発を進めた点が興味深いのです。

 また袋縫いはディアドラと同じくイタリアを代表する靴ブランド「ア・テストーニ」が用いているはずです。

 このプレッシングはイタリア製であり、ア・テストーニ同様にアルチザンの技術を継承しているわけです。

 僕は結構な数の古雑誌、ムックを処分してしまいましたが、広告を見ると「惜しい事をしたな」と思う事があるのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マウロ・イカルディ、とあるCMに登場する

2019-06-24 01:38:58 | 日記
 どうしてマウロ・イカルディとインテルなのでしょうか。

 アイ・フォンのテレビコマーシャルで、バッテリーの稼働率が素晴らしいという題材で、警備員の男性が居眠りをしていても、アイ・フォンは微動だにしない。

 という場面が放送されています。

 サッカーを観ながら、疲れが生じて眠ってしまったのだろうその場面で映しだされる選手が、アントニオ・コンテが残留を希望している、と囁かれるアルゼンチン代表FW、なわけです。

 このCMを企画した方がイタリア人でインテルが好きなのか、主演している男性がイタリア人なのか、肝心な点はさすがに見えてきません。

 しかし、アイ・フォンは米国を代表する企業であるアップル、という意味だけでなく世界規模で製品の性能を伝える必要があります。

 インテルよりも世界規模で名声を得るクラブは多い
 イカルディの評判は宜しくはない
 インテルは近年、優勝を経験していない

 という点を考えますと、レアルでもバイエルンでもなくインテル、を選んだ点がすごく興味深く思えます。

 米国国内に的を絞るならば、NBAやNFLの選手を起用すべきでしょうし、アジア市場も含めてもそれで十分だったはずです。

 逆に言えば世界を意識した際、NBAを代表する名手、レブロン・ジェームズやステッフォン・カリーよりも、マウロ・イカルディの方が得策という考えに至ったのでしょうね。

 サッカー好きでなければ、彼の名前もインテルも連想は出来ないと思います。

 しかし、このCMを見た日本のインテル・ファンは、頗る満足しているのではないでしょうか。

 ひとつ、ユヴェントスを出し抜いた形になるわけですから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本代表、エクアドル代表に勝利なるか

2019-06-24 01:27:04 | 日記
 日本代表はコパ・アメリカ8強進出のために、少なくともエクアドル代表に2点以上を奪う必要があります。

 エクアドル代表はパラグアイ代表のように、南米3強に次ぐ第2集団のような形だと僕は思っています。

 僕が思うう彼らの姿と言いますと

 1・エメレク、LDUキト、バルセロナが同国を代表するクラブである
 2・LDUキトは2008年クラブ・ワールドカップに出場
 3・ワールドカップには2002年に初めて参加
 4・当時も現在も、ジャージスポンサーは「マラソン・スポーツ」

 などが思い浮かびます。

 ちなみにエクアドルを代表する選手のひとりに、ユナイテッドのアントニオ・バレンシアがいますが、彼は契約延長にはならないと言います。

 エクアドルはほかにも

 フィリピン、台湾と並ぶバナナの名産地である
 ガラパゴス諸島はエクアドル領

 という点が知られています。

 1995年のキリンカップ、日本代表はスコットランド、エクアドル代表と対戦しました。

 このときのエクアドル代表はコロンビアが誇る名将、マツラナが率いておりジャージはリーボックが供給していました。

 懐かしいですね。

 ボリビアのようにワールドカップに縁のない国は、どうしても海外リーグに参戦する選手が少なく、多種多様なサッカーに触れることができません。

 しかしエクアドルの選手たちは国内リーグだけでなく、中米と欧州など戦術や他の人種に触れる機会が近年多くなり、物おじしなくなったのではないでしょうか。

 日本代表もウルグアイ戦を引き分けた意味は、彼らに勝つことでその存在が改めて浮き彫りになります。

 この一戦、行方はどうなるでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

改めて思い浮かべるエレガントな存在

2019-06-23 01:44:41 | 日記
 南米の選手たちは露骨に時間稼ぎをする、少しの接触でも大袈裟に倒れてのたうち回る、結果、日本では

 「南米の選手は汚いし、審判の目を欺く」

 という見解になるのでしょう。

 一方で彼らが日本から見れば「小賢しい」「ずる賢い」と思うからこそ、逆にエレガントな選手の個性が際立つと感じます。

 ウルグアイ エンゾ・フランチェスコリ
 エクアドル アレックス・アギナガ
 コロンビア カロロス・バルデラマ

 そして2強であるブラジルとアルゼンチンでは、前者がジーコやライー、後者がレドンドやアルディレスがエレガントと言える存在ではないでしょうか。

 彼らは当然、監督の支持は受け入れており「戦術的アナーキー」ではありません。

 一方でハードワークもしますが、相手からのボール奪取、自分でのボールの扱いに至る一連の動作、そのものが観衆の溜息を誘うような、鮮やかな形なわけです。

 特にフランチェスコリはジダンが敬愛の対象として見ていた事でも有名であり、のちに清水エスパルスで指揮を執るアルディレスも、在籍したスパーズのファンからこよなく愛されました。

 それは彼らの動きが、対戦相手を怪我に追い込むような大きなものではなく、

 「ああ、巧いな」

 と思わせる技術だったためなのでしょうね。

 その中でもジーコは珍しく、ディアドラやル・コックを短期で履き分けるような、スパイクのブランドに固執する存在ではありませんでした。

 アントラーズ時代はプーマを履きましたが、彼ほどの名手になればスパイクの感触よりも、自分が常にボールと共にあることを自然に意識できたためなのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高値が続く国産ウヰスキーを眺めながら

2019-06-23 01:28:57 | 日記
 ジャパニーズ・ウヰスキーと呼ばれる国産ウイスキーが世界中から大きな喝采を浴びています。

 その一方で樽の中で寝かせるべき「原酒」が、サントリー、ニッカのような大手ですら枯渇しており、様々な策を講じています。

 サントリーならば山崎と白州
 ニッカなら余市と宮城峡

 この日本代表をするシングルモルト・ウヰスキーも、年代表示(熟成期間)を基本ラペルに示さなくなっています。

 僕はこの年代未表記のボトルは4種全て味わっていますが、さすがに表記のある品は定価よりもかなりのプレミアとなっており、購入できる範囲を超えています。

 年代未表記と年代表記のある品を飲み比べた事がある方は、

 1.年代未表記の品は、やはり原酒が若いため荒々しい印象である
 2・未表記でこの価格設定は高いと思う

 と、辛口のコメントを残しています。

 一方でその未表記のシングルモルトも品薄ということで、ファンからすれば悩ましい時期と言えます。

 僕がウヰスキーを好むのは、割り剤を工夫することで様々な味わいが得られるだけでなく、熟成させることは人間にとっても大切だと思うためです。

 例えばレアルはウーデゴーをレンタルに出し続けていますが、彼にとって今が熟成期間で、きっと年代物のウヰスキーのような奥深い存在となり、ベルナベウで戦うようになりますよ。

 日本では笹の川酒造、本坊酒造、イチローズ・モルトなど、多くの蒸留所が地方に存在し、キリンの富士山麓も終売になることを惜しまれました。

 これ、今のコパ・アメリカに参戦している、無名ではあるがとびきりの底力を備えている、現在の日本代表と同様ではないでしょうか。

 エクアドル代表にぜひとも勝利し、ブラジルに居残ってほしいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする