面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

国民を守らない政府。昔から変わらない

2020-02-09 23:12:49 | 政治
~~引用ここから~~

漁獲激減、全国でイカ漁撤退相次ぐ 本県関連3隻も、外国船違法操業後絶たず

 北朝鮮船など外国船の違法操業によって日本のイカ釣り船の漁獲量が激減している問題で、本県漁業者が漁労長を務める船を含め、全国でイカ漁から撤退...

やまがたニュースオンライン

 


 北朝鮮船など外国船の違法操業によって日本のイカ釣り船の漁獲量が激減している問題で、本県漁業者が漁労長を務める船を含め、全国でイカ漁から撤退を決めた船が相次いでいることが8日、関係者への取材で分かった。2019年度の全国の冷凍スルメイカの水揚げ量は、過去最低だった18年度の2割程度となる見通し。各船は経営状況が悪化しており、撤退によって職を失う漁業者も出る見込みだ。

 「捕れる場所があるのに外国船に奪われ、撤退に追い込まれるとは悔しくて仕方がない」。県内の漁師たちは悲痛な思いを口にする。漁労長の一人は「基本的に警告と放水しかしない日本の取り締まりでは状況は悪化の一途だ」と憤る。別の漁労長は北朝鮮船だけでなく中国船も増えているとし、イカ以外にフグやカニも外国船に取り尽くされていると実態を明かす。

 日本の排他的経済水域(EEZ)内にある日本海の好漁場・大和堆(やまとたい)周辺での外国船による違法操業は後を絶たず、漁業者への影響は深刻だ。全国いか釣り漁業協会によると、19年度の冷凍スルメイカの漁獲量は先月末までで約2820トン。18年度同期のわずか24%だ。ほぼ全船が既に今期の漁を終えている。本県漁協によると、酒田港の先月末現在の水揚げは823トン。酒田市独自の優遇措置や本県漁業者の奮闘で前年比55%に踏みとどまるが、歴史的不漁に変わりはない。

 同協会の統計では19年度に実稼働したイカ釣り船は本県関連の13隻を含む61隻。関係者によると、本県漁業者が漁労長を務める中型船だけで3隻が、漁獲量の急激な減少のためイカ漁からの撤退を余儀なくされているという。本県関連以外でも撤退または検討中の船があるとされ、「全体の1、2割が撤退するのでは」とみる関係者もいる。別の船会社に移る漁業者もいるが、乗組員などに失業者が出ることは避けられない状況だ。

 本県漁協の西村盛参事は「撤退という懸念していた事態が現実化してしまった。政府には取り締まりの徹底・強化と同時に、資金借入時の利子補給など漁業者への経済支援を求める」と訴える。

 水産庁が19年に大和堆周辺で外国漁船に行った退去警告は延べ5122隻(うち北朝鮮船が4007隻、中国船が1115隻)。前年から193隻減っている。山形新聞の取材に対し、同庁漁業取締課は「拿捕(だほ)など厳しい対応を望む声、批判は承知している。ただ、拿捕は複数の船で対応しなければならず、警告・放水の方が効率的かつ効果的との考えは変わらない。新造の船2隻を3月から日本海に配置し、取り締まりを強化する」との答えにとどまっている。
~~引用ここまで~~


「2019年度の全国の冷凍スルメイカの水揚げ量は、過去最低だった18年度の2割程度となる見通し」。平成31・令和元年度は過去最低だった平成30年度の2割程度まで落ち込むとは激減などという次元ではない。事業そのものの存亡の危機だ。

理由もわかっている。北朝鮮漁船、支那漁船が日本の排他的経済水域に違法漁業に来るからだ。

「別の漁労長は北朝鮮船だけでなく中国船も増えているとし、イカ以外にフグやカニも外国船に取り尽くされていると実態を明かす」。

水産庁及び海上保安庁の取り締まり方では全く効果がないということだ。北朝鮮及び支那の違法漁船が全く減っていないのだから。

だが水産庁は北朝鮮及び支那の違法漁船を拿捕するつもりがない。日本の排他的経済水域を、日本の漁師を守るつもりがないのだ。日本の排他的経済水域を荒らす北朝鮮漁船を追い払え - 面白く、そして下らない

安倍晋三政権の幹部は平気で嘘をつき、その嘘を取り繕うためにさらに嘘をつき、さらに嘘に嘘を重ねる。水産庁の方針もそれに重なる。拿捕しないことが間違いだと認められないから「放水が効率的」だと嘘を重ねるのだ。



警察官が「強盗犯を逮捕しないで追い払うことが効率的」などと言ったら非難轟々ではないか。水産庁漁業取締課の答えはそれに等しい。

 拉致事件を放置した政治家・外務省・言論人(日本政策研究センター)
からいくつか引用する。

外務省の槇田邦彦アジア局長(同時)が

「たった10人くらいのことで日朝国交正常化が止まってていいのか」

と言ったことは忘れてならない。この台詞は阿南惟茂ではなかった。間違えた。

阿南惟茂が言ったのは

「拉致疑惑には、亡命者の証言以外に証拠がないわけなんですから慎重に考えないといけないんですね。韓国の裁判で証言があるといったって、韓国に捕まった工作員だから、彼らは何を言うかわからない」

であった。

次は自民党の大幹事長野中広務の言葉だ。

「拉致疑惑があるから食糧は送るなとの意見は強いが、(北朝鮮とは)従軍慰安婦や植民地、強制連行があった。近くて近い国にしたい。日本はコメが余っているのに隣人を助けることができないのは恥ずかしい。壁を破ってでも食糧援助をすべきだと思って環境整備をしている」

「隣国が困っているのに援助せず、心を通わせないで、拉致疑惑をはじめとする問題が解決するか」

「日本人の拉致問題を解決しないでコメ支援はけしからんと言うが、日本国内で一生懸命吠えていても横田めぐみさんは返ってこない」

北朝鮮の狗そのものではないか。

北朝鮮に取り込まれた政治家筆頭は中山正暉だ。

「(政府が有本さんの拉致を認定したことで)これで帰れなくなる」

 「なんとか北朝鮮を軟着陸させたい。被害者の親にも『生きた顔を見たければ』と穏当な方法での解決を説得している。『消息不明者』でも結構ではないか」

 「(北朝鮮の)誰が連れて行ったのを返してくれという話ならわかるが、この問題は挙証責任が日本側にある。拉致を(交渉の)前提に置くと何も進展しなくなってしまう」

 「政治家としての勘だが、色々でている話は、幽霊のように実態のないものだったと思う」

中山正暉は平成九年に結成された「拉致疑惑日本人救援議員連盟」の会長だったのだが、その年の十一月の与党訪朝団に参加して帰ってきてからは百八十度発言が変わってしまう。そしてなんと日朝友好議員連盟の会長に「転向」するのだ。北朝鮮でどう「接待」されたのやら。

河野洋平は

「自分の責任で北にコメを送らせて欲しい。送れば北は心を開く」

だ(検索では見つからないのだが)。だがこの発言に責任を取ることはなく、衆議院議長にまでなっている。

田中眞紀子は

「拉致問題があるからけしからんという意見もあるが、五十万トンといわず、百万トンでも出した方がいい」

と明言していたのだ。小泉純一郎に使い捨てにされても同情の念が湧かない。

学者も同じだ。和田春樹・東大名誉教授は

 「横田めぐみさんが拉致された断定するだけの根拠は存在しないことが明らかである。そういう情報が韓国情報機関から流れているのなら、拉致されたかもしれないという疑惑が生じうるという以上の主張は導き出せないと思われる」

と岩波書店の『世界』に書いていた。金正日が拉致を認めたことで面目を喪い誰も相手にしなくなるのだが、朝日新聞は未だにたまに使っている。

坂本義和氏東大名誉教授は次のように発言していた。

「先日、横田めぐみさんの両親が外務省に行って、まず、この事件の解決が先決で、それまでは食糧援助をするべきではないと申し入れた。これに私は怒りを憶えた。自分の子どものことが気になるなら、食糧が不足している北朝鮮の子どもたちの苦境に心を痛め、援助を送るのが当然だ」

東大教授には屑しかなれないのだろうか。まさに勉強だけできても仕方ないの典型だ。しかし東大は和田春樹、坂本義和の名誉教授の地位を剥奪していないのだ。これが東大の現実だ。

東大を定年で退職したが、伊藤元重、吉川洋の両東大教授は財務省の御用学者だった。政府や左翼マスコミに重用される東大教授は北朝鮮のスパイか財務省の御用学者しかいないのだ。

東大を卒業すれば将来は薔薇色だ(もちろん卒業生全員がではないが)。しかし東大の4年間は腐臭を嗅ぎながら勉学に励まないといけないようだ。東大を目指している高校生には東大のもっとも汚い面を見せてしまい申し訳ないが。

北朝鮮及び支那の違法漁業に話を戻す。

安倍晋三が「拿捕するな」と水産庁及び海上保安庁に命じているかは残念ながらわからない。「拿捕しろ」と命じていないことは確実だが。

国家や政治家、官僚、学者は国民を裏切るということだ。国民には愛国心を強要しながら、国家は国民を守らない。愛国心や忠誠心は報われない。

その狂った現実を知った上で政治を動かさなくてはならない。山形県の漁業組合は水産庁が北朝鮮及び支那の違法漁船をいつまで経っても嘆いていないで政治家に陳情して政治を動かさなければならない。

拉致被害者家族会はそうしてきた。拉致被害者有本恵子さんの母である有本嘉代子さんは亡くなってしまったが。拉致被害者と家族も国家に裏切られてきたが、それでも政治を動かそうとして来たのだ。

山形県漁業組合も山形県選出の国会議員に働き掛けて政治を動かさねばな。

山形県第1区 遠藤利明

山形県第2区 鈴木憲和

山形県第3区 加藤鮎子

まずは自民党の国会議員に。

山形県選出の舟山康江参議院議員(国民民主党)と芳賀道也参議院議員(無所属)は野党だが、彼らに陳情することも政治を動かすためには効果的なはずだ。自民党が焦るだろうから。

水産庁でも海上保安庁でも何なら海上自衛隊に大和堆近海で「演習」させても良い。放水と警告だけでは効果はない。拿捕か銃撃するしかないのだ。

日本政府は国民を裏切り続けて来た。戦前からだ。「愛国心」というものを私は評価しているが、たまに唾を吐き掛けたくなる。それは国家が国民を裏切った時だ。「愛国心はならず者の最後の拠り所」という箴言の真実 - 面白く、そして下らない

だが泣いていても現実は変わらんのだ。現実が誤っているならそれを糺さねばならない。私は本当に微力だが、出来る限りのことはしたい。

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