橋本龍太郎の行政「改革」から維新の「改革」詐欺まで「改革」を連呼する政治家に政党にマスコミばかりだが、「改革」とは予算と組織の削減でしかない。無理矢理「改革」をするものだからあちこちで予算不足による悲鳴が上がり、非正規公務員だらけになっている。
それどころか経済が破綻までした。しかし未だに政治家に政党にマスコミは「改革」を叫んでいる。
それだけ「改革」という言葉には国民を惹き付ける魅力があるのだが、もはや私には嫌悪感しかない。「効率化」も同じことだ。
しかし神奈川県座間市で善い改革、善い効率化が行われていたのでそれを紹介したい。これを知ったときは「これこそ改革だ、効率化だ」と喝采したものだ。
「改革」というよりアイデア首長(デジタル化を推進したのは座間市長ではなく、座間市職員かもしれないが)の域ではある。正直なところ小粒だろう。
しかし、
>走行距離はおよそ2割、燃料代は3割近く削減できました。
>集めた枝や草は市内のリサイクル工場に搬入。バイオマス発電の燃料となる木くずチップに加工することで、年間およそ1300トンのごみの削減を見込んでいます。
これは座間市のような地方都市としては結構な成果ではないか。他の自治体も見倣って欲しいくらいだ。日本全国でやればかなりの削減が見込めよう。
私の家は田舎にあるのだが、一軒家で庭がある。木もあるので枝や草を燃えるゴミに出さねばならない。それをリサイクル工場に出せるならだいぶ環境に良くなる。私の自治体も真似て欲しいものだ。
走行距離が減れば排ガスは減るし、渋滞にもならない。燃料代が減ることは経費削減になる。ガソリンはほぼ100%輸入なので消費量が減ることは経済にも良い。
しかし、揚げ足取りではなく何もかもが良くなることはない。自動車は性能が上がり少ない燃料で長距離を走れるようになった。素晴らしいことだ。
しかしそのせいでガソリンスタンドが儲からなくなり、ガソリンスタンドが減り過疎地では給油に困るようになった。政府が補助金を出して整備しなければならなくなったほどだ。
ガソリンの消費量が減ることは環境にも財布にも良いことだが、ガソリンスタンドが足りなくなる事態なのだ。ガソリンスタンドを無人にすればどうかなどアイデアは湧くが、政府が補助金を出さねばならないようだ。何もかもが良くなることはない。
神奈川県座間市の例はデジタル化で効率化ができるようになった好例だ。
しかし政府のデジタル相である牧島かれんは情報基盤「ガバメントクラウド」のサーバー事業者に米国企業を選んだことをひろゆきに突っ込まれていた。
座間市のような自治体が小さな経費削減をしても國が国内企業に金を落とさず米国に「献上」する悪癖を直さない限り日本は良くならない。牧島かれんが米国企業を選んだわけではなく、牧島かれんはスピーカーに過ぎないだろうが。
小さな改革、小さな効率化であるが、こういう改革こそ善い改革なのだ。維新や日経新聞が連呼するような改革は詐欺でしかない。
それどころか経済が破綻までした。しかし未だに政治家に政党にマスコミは「改革」を叫んでいる。
それだけ「改革」という言葉には国民を惹き付ける魅力があるのだが、もはや私には嫌悪感しかない。「効率化」も同じことだ。
しかし神奈川県座間市で善い改革、善い効率化が行われていたのでそれを紹介したい。これを知ったときは「これこそ改革だ、効率化だ」と喝采したものだ。
~~引用ここから~~
ごみ収集をデジタル活用することで効率化させる取り組みが神奈川県座間市で進んでいます。その効果は作業の効率化だけでなく、ごみの削減や防災対策まで及んでいました。
(横浜放送局/記者 岡肇)
デジタルの波はごみ収集の現場にも
住宅街をくまなくまわって、ごみを集める職員たち。座間市では、ごみ収集の時にデジタル化を取り入れる実証実験を行っています。
鍵になっているのが、タブレット型端末です。こちらの画像、青い丸が現在地を示しています。緑色のマークは、すでに収集した集積所。黄色のマークは、まだ収集が済んでいない集積所を示しています。
収集車の位置や、回収が済んだ集積所はどこかなど、最新の情報が共有されているのです。
ごみ収集車の情報は、市のクリーンセンターのモニターでリアルタイムで確認することができます。
データをもとに作業時間や燃料を大幅に効率化
座間市ではこのデータを元に効率化を進めようとしています。
これまでは収集車は1台ずつ、それぞれ決められたルートを担当していました。しかし、その日に出るごみの量や道路状況によって、作業時間に大きなばらつきが出ていました。
一方、デジタル化ですべての車の情報をリアルタイムで把握できるようになりました。余裕がある車を作業が進んでいないルートに回せるようになり、全体の効率化が進みました。
その結果、ほとんどの車がごみをいっぱいに積んでから、焼却施設に向かうようになりました。10キロ以上離れた焼却施設との往復の回数が減り、走行距離はおよそ2割、燃料代は3割近く削減できました。
座間市資源対策課 依田玄基 課長
「ごみ収集は長い間、ドライバーが朝出て夕方帰ってくるまで何が行われているか、現場に任されていました。今は、それぞれの仕事をデータとしてきちんと捉えて、可視化することで、効率化できることがたくさんあることに気づきました」
ごみの削減効果も
デジタルによる効率化は、ごみそのものの削減にもつながっています。これまで燃えるごみとして集めていた木の枝や草は、効率化で生まれた人員で、資源として別に集めることができるようになりました。
集めた枝や草は市内のリサイクル工場に搬入。バイオマス発電の燃料となる木くずチップに加工することで、年間およそ1300トンのごみの削減を見込んでいます。
(略)
防災分野でも活用
デジタル化は、防災の分野でも役立ち始めています。10月1日に台風16号が接近した際には、収集員が街を回りながら、タブレット型端末で川の様子などを撮影しました。
データは防災担当に送信され、いち早く川の水位や道路の冠水が起こりやすい場所の状況を把握できました。
座間市危機管理課 神宮寺康弘 課長
「災害が発生したときは、情報をいかに集めるかということが焦点になります。リアルタイムでこのような情報が市内のあちらこちらから集まってくるというのは、危機管理や災害対策に非常に有効だと思います」
効率化の先に見据えるのは
市では、ごみ収集の効率化をさらに進めて、ゆくゆくは環境問題などの課題解決にもつなげていきたいとしています。ゴミ収集の現場が率先して前向きな姿勢を示すことが、何よりも市民へのメッセージになると考えています。
座間市資源対策課 依田玄基 課長
「循環型社会の形成は1人ひとりが行動していかなければ実現できません。そうした行動をみなさんにお願いするためにも、まずは私たちが一歩を踏み出して、ふだんの仕事を改善し、効率的にしていく姿をみせることで、みなさんにお伝えできればと思っています。それが一人ひとりの行動を変える原動力になると信じています」
(略)
~~引用ここまで~~
「改革」というよりアイデア首長(デジタル化を推進したのは座間市長ではなく、座間市職員かもしれないが)の域ではある。正直なところ小粒だろう。
しかし、
>走行距離はおよそ2割、燃料代は3割近く削減できました。
>集めた枝や草は市内のリサイクル工場に搬入。バイオマス発電の燃料となる木くずチップに加工することで、年間およそ1300トンのごみの削減を見込んでいます。
これは座間市のような地方都市としては結構な成果ではないか。他の自治体も見倣って欲しいくらいだ。日本全国でやればかなりの削減が見込めよう。
私の家は田舎にあるのだが、一軒家で庭がある。木もあるので枝や草を燃えるゴミに出さねばならない。それをリサイクル工場に出せるならだいぶ環境に良くなる。私の自治体も真似て欲しいものだ。
走行距離が減れば排ガスは減るし、渋滞にもならない。燃料代が減ることは経費削減になる。ガソリンはほぼ100%輸入なので消費量が減ることは経済にも良い。
しかし、揚げ足取りではなく何もかもが良くなることはない。自動車は性能が上がり少ない燃料で長距離を走れるようになった。素晴らしいことだ。
しかしそのせいでガソリンスタンドが儲からなくなり、ガソリンスタンドが減り過疎地では給油に困るようになった。政府が補助金を出して整備しなければならなくなったほどだ。
ガソリンの消費量が減ることは環境にも財布にも良いことだが、ガソリンスタンドが足りなくなる事態なのだ。ガソリンスタンドを無人にすればどうかなどアイデアは湧くが、政府が補助金を出さねばならないようだ。何もかもが良くなることはない。
神奈川県座間市の例はデジタル化で効率化ができるようになった好例だ。
しかし政府のデジタル相である牧島かれんは情報基盤「ガバメントクラウド」のサーバー事業者に米国企業を選んだことをひろゆきに突っ込まれていた。
座間市のような自治体が小さな経費削減をしても國が国内企業に金を落とさず米国に「献上」する悪癖を直さない限り日本は良くならない。牧島かれんが米国企業を選んだわけではなく、牧島かれんはスピーカーに過ぎないだろうが。
小さな改革、小さな効率化であるが、こういう改革こそ善い改革なのだ。維新や日経新聞が連呼するような改革は詐欺でしかない。
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