面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

またTBSの『冒険少年』でやらせだ

2022-01-12 19:28:32 | マスコミ
TBSのバラエティー番組『冒険少年』でやらせ疑惑だ。どうも文春に内部告発があったようだ。告発者は「やらせ」を告発することより「過重労働」について告発したかったのかもしれないが。

文春の記事は長いので所々省略したが、まだ長い。やらせの内容に興味のない人は読み飛ばして構わない。逆に興味がある人は文春の記事をクリックして写真を見ると良いだろう。写真は転載しなかったからだ。

~~引用ここから~~

《TBS『冒険少年』“やらせ疑惑”証拠写真》「5日間ほぼ寝られない。過労死の危険性が…」疲弊したスタッフから告発SOS 「脱出島」王者・あばれる君のイカダは船が引っ張っていた! | 文春オンライン

2021年11月26日、青く澄みきった奄美群島で“事件”は起きた。とある小島付近の海上に1隻のイカダに乗った白いタンクトップ姿の男が大声で歌...

文春オンライン

 


 2021年11月26日、青く澄みきった奄美群島で“事件”は起きた。

 とある小島付近の海上に1隻のイカダに乗った白いタンクトップ姿の男が大声で歌を歌い、オールを漕いでいた。男は奮闘するものの、高波のためイカダはほとんど前に進まない。30分後、それまでイカダと併走していた船が近づいていった。すると、これまでほとんど前に進まなかったイカダは波を掻き分けグングンと進みはじめた。船とイカダの間には、しっかりと張られた白いロープが見えていた ――。

 昨年秋、ある番組スタッフを名乗る人物から1通のメッセージが「文春オンライン」のもとに届いた。そこに記されていたのは「脱出島」企画で疲弊する現場スタッフの悲鳴と、その原因となったという“過剰演出”への憤りだった。

 実際に「文春オンライン特集班」が現地取材を進めると、番組の常連である絶対的王者・あばれる君(35)が漕ぐイカダが小船に牽引されるシーンや、スタッフが出演者のイカダや小道具を組み立てる姿など、様々な“疑惑”の瞬間を目にすることになった。

 取材班が現地で検証した、過酷な現場の全容を詳報する。

(略)

この番組の「やらせ演出」は度を越している

 今回の特番のためのロケが開始される直前の11月中旬、「文春オンライン」に1通のメッセージが寄せられた。それは、『冒険少年』の“過剰演出”に嫌気がさし、これまでの過酷なロケで疲弊しきったという、ある「現場スタッフを名乗る人物」からのSOSだった。以下はその主要部分の抜粋である。

《番組制作において、ある程度の「やらせ演出」はつきものですが、この番組は度を越しています。番組の目玉企画「脱出島」は、ゲストがリュック1つで無人島に行き、自力で脱出を試みるものですが、実情は酷いものです。

 船づくり、無人島にあるもので、ゲストが自力で制作しているように撮影していますが、実際はスタッフが材料を無人島に持ち込み・数日前から作成しています。撮影用に一部分だけ演者がとりつけたりして、実際に作っているように見せかけていますが、サバイバル専門家がメインで作成しています。

(略)いかだで無人島を脱出するには無理があります。実際はある程度までとれたら、船でロープで引っ張って牽引しています(実際に脱出できた例もあります)。演者のスケジュールの関係などで、十分な撮影時間がないときは、ドラマのように順番を入れ替えて撮影します。ある程度のいれかえはあるにしても、島についてすぐに脱出のシーンを撮り始めることもあります》

ロケ5日間ほぼ寝れない、スタッフの労働環境による過労死の危険性

 メッセージにはロケで実際におこなわれている多くの“過剰演出”の手法が具体的に示されていた。一部出演者には無人島内で飲料水や食料も提供され、無人島ではなくホテルに宿泊することもあるという。さらに、長年おこなわれた“やらせ”は既にスタッフ間で当たり前の感覚になっているとも記されていた。

《誰もそのことについて疑問を感じていません。また、長時間にわたる過酷な撮影、やらせ演出の噂で、スタッフが中々増員されないこともあり、労働環境も杜撰なものになっています。ロケ5日間ほぼ寝れない、ということもあります。(中略)誰も疑問を抱かなくなってしまっているこの状況、さらにスタッフの勤務環境による過労死などの危険性、テレビ番組制作の在り方に、大きなわだかまりを感じ、ここに報告させていただきます》

 取材班はこのメッセージの送り主に接触を試みようとしたが、叶わなかった。

番組を成立させるために、毎回最低一組は脱出が必須

 しかし、この情報をきっかけに取材を進めると、次のような証言を得ることができた。他局で長年バラエティ番組を制作する番組ディレクターが絶対匿名を条件に明かす。

「『脱出島』の危うさはこれまでも何度も業界で噂されてきました。深夜帯なら最悪『今回は島から脱出できた芸能人はいませんでした』という結果でも成立するし、緩くやれた企画だったのでしょうが、放送時間も長く莫大な予算が組まれるゴールデン枠に進出したとあってはそうはいかない。

 番組を成立させるために、毎回最低一組は脱出が必須となります。そうなると、当然無理をしなければいけない。正月特番のような長丁場なら尚更です。

 何度もやっている人気シリーズだからこそ視聴者を飽きさせないためにハードルはどんどん上がり、演者やスタッフに負荷がかかる。現場が無人島ということもあり、外の目を気にせずできるので、どうしても楽なほうに流れてしまう」

 取材班はその後『脱出島』のロケ地である奄美大島にむかった。

 奄美空港から車で2時間。現場から程近いある港町の民宿には、既に番組スタッフが長期滞在しており、着々とロケの準備が進められていた。そこで取材班が見たのは、メッセージの内容を裏づける種々の“過剰演出”の実態だった

(略)

地元住民が言う。

「A島に行くには空港から車で2時間、さらに港町から船で40分かかる。入島するには地主や近隣集落の区長の許可が必要で、昔は自衛隊の合同訓練でつかわれた島。今は釣り人や観光客がたまにくる程度で島民も余程のことがないと近寄らない。『脱出島』のロケ地だってことは勿論、島民は皆知っているし、話題にもなっているよ。あの番組は“やりすぎ”だって(笑)。

 番組にはよくイカダの材料として『漂流物』ということでたくさんのゴミがでてくるけど、世界自然遺産の島がゴミだらけなわけがない。奄美が“ゴミの島”のように捉えられるのは困る。あの番組のスタッフは去年の8月、コロナが蔓延している際にも島にロケにきて、スタッフの中からはコロナ陽性者が出たこともあったようだ。このあたりは老人だらけだし、『感染が広がったら…』と怖がっていた人もおったよ」

 過去にA島にいったことがあるという島在住の30代男性番組ファンは番組の演出にこう首を傾げた。

とても素人が生活できる場所ではない

「『脱出島』でいつも使っているA島までスタッフや芸能人を運ぶ船の所有者は、番組のお偉いさんとも仲良しだそうです。その方に私は『脱出島は結構、“演出”が多いのではないか』と聞いてみたことがあるんですが『絶対ない』と否定していました。ただ、私がA島に行った時には、海岸に若干のゴミが流れついていましたが、番組に出てくるような『浮き』や『一斗缶』は見あたりませんでした」

 取材班が奄美大島で番組スタッフを確認したのは2021年11月21日のことだ。

 10名以上の男性スタッフが、A島から程近い港町の民宿を1棟貸切り、女性スタッフ数名はホテルに宿泊していた。あばれる君のロケは11月25日から予定されており、#1で報じたとおり、スタッフは連日“作業”に追われていた。

 スタッフらが泊まった民宿の関係者が明かす。

「ロケの際は総勢20人以上が1週間以上、民宿を貸切にして宿泊しています。『脱出島』に挑戦するタレントは1、2泊するくらいですが、スタッフさんたちは何日も前から準備をしていて、疲弊しきっていますね。食事もコンビニ弁当、部屋は相部屋、ベッドは2段ベッドでプライベート空間もない。風呂もシャワーのみです。朝早くから夜遅くまで、ガレージで毎日何かを作っていましたね」

 11月23日、民宿1階部分のガレージでは数人のスタッフが、何本もの長い釘をガスバーナーで炙り、トンカチで叩いていた。カーンカーンと、釘を叩く音は2時間以上近隣に響き、火花を散らせた釘は細長いナイフ状に変形していた 。

 同様のものを1月3日に放映された番組では、あばれる君が、「釘ナイフ」と命名し、使用していた。

 番組では「釘ナイフ」はA島にいるあばれる君が島で自ら発案し、製作も一人で行ったように放送されていた。となるとなぜスタッフは事前に複数の「釘ナイフ」のようなものを作れたのだろうか?

「竹を切らせてほしい」と竹林の管理者に連絡が…

 11月24日早朝にはこんな光景も見られた。複数のスタッフが軽トラックに乗り込み、港町から数キロ離れた山へとはいっていく。山付近の竹林からは竹を伐採する音が2時間に渡って鳴り響き続け、戻ってきた軽トラックには30~40本程の竹が積まれていた。その中の大多数の竹を、スタッフが馴れた手つきで船に積み込んだ。また、一部の竹は民宿のガレージに運ばれ、スタッフが竹を紐で組み合わせ“何か”を作っていた。

 この竹林の管理者が明かす。

「去年の夏くらいに番組とも縁の深い、船の仕事をしている知り合いから『竹を探しているんだけど、何本か切らしてくれないか』と電話がかかってきたので『何本でも切っていいよ』と伝えました。

 まだTBSのスタッフから直接説明はありませんが、竹が番組で使われていることはなんとなく予想していました。うちの竹はとにかく太いので。番組だと自生した島の竹か流れ着いたものだけでイカダを作っているはずなのにね(笑)」

「漂流物」のほとんどが港から持ち込まれていた

 1月3日放送の番組では、ハリセンボンの2人が古井戸から水を汲み上げるために竹で作ったショベル型の装置を製作している時などに数秒間、以下の一文の注意書きがテロップで表示されていた。

《環境・安全に配慮し一部資材を持ち込んでいます》《特別な許可のもと安全に配慮して撮影しています》

 だが、取材班が目撃した“一部資材”は竹だけではない。24日、25日早朝にA島に向かう船に積み込まれた資材は番組で毎度登場する「浮き」をはじめ、大量の「薪」や「木炭」、「パイプ」、「一斗缶」、「鉈」や「斧」、複数の「釣竿」。大量の「飲み物」や「食料」だった。番組のコンセプトは「ワンバッグ以外は島にあるもののみで島から脱出する」ことのはずなのだが…“一部”どころか資材のほとんどが港から持ち込まれたものの可能性があるということになる。

 そして、25日正午、港にあばれる君が現れた。送迎車から降りたあばれる君は、服で顔を覆い、周囲を警戒しながら素早く船に乗りこんだ。左手にはいつも番組で使用している青いリュックサックが下げられていた――。

(略)

あばれる君本人は浜に寝転び、スタッフだけが作業するときも

 翌朝、取材班は港を離れ、A島から程近い対岸のあるエリアから、脱出用のイカダを組み立てるあばれる君の姿を確認した。2022年1月3日に放送された『冒険少年』の特番では、愛用のナイフを失ったものの、知恵を駆使しながら釘を加工し製作した「釘ナイフ」を使って、一人イカダ作りにとりかかっていたあばれる君だが、実際は複数のスタッフがイカダの作成を手伝っていたようだ。

 11月下旬とはいえ、奄美の気温は暖かい。この日は太陽が照りつけ、気温が上昇した。午前11時、A島の海岸いっぱいに竹が並べられ、5~6人のスタッフが黙々とイカダを製作しはじめた。あばれる君もイカダづくりに参加していたが、暑さのためだろうか、ときにはゴロンと浜に寝転び、スタッフだけが作業する時間もあった。

 そして14時30分、イカダは無事完成し、16時ごろに#1の冒頭でも描いた島からの出航シーンとなった。

オールを漕ぐも15分で断念、スタッフの手につかまり船に乗り込む

「新たな伝説の始まりでーい。進む進む、船が進む君!!」

 声高らかに、オールを漕ぐあばれる君のイカダには、スタッフが乗船し、イカダの前を進む船からしっかりとロープが張られている。そのロープに牽引されて、あばれる君の乗ったイカダはグングンと進んでいった。

 途中、船がイカダに近づき、スタッフがロープをはずすと、撮影がはじまった。

 あばれる君は「どっこいしょー♪」と掛け声を節に乗せオールを漕ぐこともあったが、15分ほどで力尽きたようだ。その後、船が再びイカダに近づくと、あばれる君はスタッフの差し伸べた手につかまり、イカダを降り、船に乗り込んだ。そして、コートをまとい暖をとったのである。

「南国の奄美とはいえ11月末です。日中こそ暖かいですが、日が落ちればいっきに冷え込む。この日は北風が随分と吹いており水温も低く、タンクトップで海を渡るのはさすがに無謀だったのでは」(地元住民)

あばれる君がゴールまで一人でイカダを漕いだように見えるが…

 主を失った無人のイカダは船に牽引されながら北上。18時ごろにはゴールとみられる有人島近くにたどり着き、撮影は再開された。日が完全に落ちてしまい詳しい様子は確認できなかったが、あばれる君は再びイカダに乗り、無事ゴールする瞬間の撮影が行われたようだ。

 1月3日に放送された番組ではイカダに乗ってゴールにたどり着いたあばれる君が「2022年1発目帰って参りました」とキメ顔で敬礼していた。放送では、あたかもあばれる君がA島からゴールまで一人でイカダを漕いで辿り着いたかのように編集されていた。

 船による牽引は、サバイバルが好きなあばれる君にとっても不本意だったのだろうか。21時20分、スタッフと共に撤収作業をおこない、港に戻ったあばれる君は船を降りるなり大きな欠伸をしていた。

あばれる君本人を直撃すると…

 Mr.冒険少年・あばれる君は、こうした過剰ともいえる演出について何を思うのか。東京に大雪が降った1月6日、本人を直撃した。

――文春オンラインです、『冒険少年』おつかれ様でした。

「ありがとうございました」

――実は、内部の方から告発がありまして、『冒険少年』で使っているA島でのロケを、僕らも見させて頂きました。島からの脱出の際、イカダを船で牽引していましたよね?

「あーーーー」

――ロープで引っ張られて。

「はいはい」

――当日は波が高かったですし、日も暮れて寒かったり、いろいろと事情はあると思うのですが…。

「そうですね…その、波とかの状況も…。すいませんが事務所に聞いて頂いてもいいですか? 申し訳ないです」

――サバイバルが大好きなあばれる君としては、過剰な演出はなしでしっかりとやりたいお気持ちもあるのでは?

「しっかりとやりたいです」

「そこは番組サイドのことなので、すいません」
――こういった演出は、バラエティ番組とはいえ度を超えているという声もあります。

「申し訳ないです…。ただ、あのすげぇツライですね。実際竹だって16本あったらイカダもつくれるので」

ーー釘ナイフはスタッフさんが前日に準備したものですか?

「でも、あれは実際作っているんで。1600度で叩いているので」

――確認ですが、あばれる君としては過剰な演出なしでしっかりやりたい?

「もちろん。しっかりやっていますしね。実際、ケガというか傷とかも残っていて。体もはってきているので…」

――だからこそ、船での牽引などはなくてもやれたのでは?

「まあ、ちょっと…そこは番組サイドのことなので、すいません」

 記者の言葉にうなずき、迷いながらも丁寧に対応してくれたあばれる君。質問に答えると、雪のなか自宅へと帰っていった。

 あばれる君の所属事務所、ワタナベエンターテインメントは下記のように回答した。

「TBSに問い合わせてください」

 TBSにロケ中のさまざまな疑惑について質問状を送ると、以下のような回答があった。

 スタッフが作っていた釘ナイフやイカダの加工については、こう答える。

「安全確認などのため、シミュレーションとして行なったもので、現地には持ち込んでいません。放送では、出演者自ら作成しています。(製作のために)一部資材を持ち込んでいます」

 また、あばれる君が作ったとされるイカダや、脱出時の船での牽引については、こう答えた。

「イカダは、安全面や環境面を考慮して、専門家の指導の下、出演者とスタッフが一緒に作っております。この日は、海が荒れていて、潮の流れも速い危険な場所があったため、船の専門家とも相談しながら、安全な場所にイカダを牽引することがありました。また、イカダや出演者に設習した小型カメラのバッテリーを交換するため、イカダの位置が流れでなるべく変わらないよう牽引も行っています。

 低体温症防止など出演者の安全管理のために、船に上がってもらい、体調のチェックを行いました。上述のように海が荒れていて、潮の流れも速いことから、安全な場所へこのイカダの牽引も行いました」

 TBSは牽引行為やあばれる君を船に乗せワープ移動させたことについて、出演者の安全面を考慮しての対応だったことを主張する。

 だが、今回共演したハリセンボンには「高波でイカダが先に進まず島を脱出できない」という理由でスタッフがリタイアを提案し、その後ハリセンボンは脱出を断念。また、海上でイカダが壊れ、浮きにしがみついたSexy Zoneの菊池風磨にもリタイアを強制している。もとより牽引やワープ行為があり、大勢のスタッフがイカダを製作しているような状況の中で、企画の大前提となっている「脱出タイム」など計れるのだろうか? 

 もちろん、あくまで「アイ・アム冒険少年」はバラエティ番組だ。

 だが、放送倫理・番組向上機構(BPO)はこれまでにも、やらせ疑惑が報じられた「世界の果てまでイッテQ」(日本テレビ系)や「クレイジージャーニー」(TBS系)といったバラエティ番組でも、過剰な演出に対しては「事実と異なるナレーションやスーパーで多くの視聴者が番組に求める約束に反したものだった」ということを理由に放送倫理違反があったと判断している。

 最後に取材班はTBSに「過剰な演出が“やらせ行為”にあたるのではないか」として見解も問うたが、その質問への回答は得られなかった。

 あばれる君の決死の脱出を信じ、目を輝かせていた「全国少年少女諸君」に、番組はどんな説明をするのだろうか?
~~引用ここまで~~


私はもう成人してかなり経つので、テレビを目を輝かせて見る年齢ではない。幼い頃は純真だったかはさておきもっと素直だったのは確かだ。幼い頃はテレビが「やらせ」をしているなど考えもしなかった。

素直さからはほど遠い5ちゃんねるの書き込みのまとめサイトにはバラエティーだから指摘するのは野暮だというような書き込みが多かった。わからないでもない。ニュースやワイドショー、ドキュメンタリーとは違うのだ。

しかし文春記事の最後にあるようにTBSのやらせは全国の少年少女への裏切りだ。元から演出とするならともかくあばれる君が自力で脱出したような構成なのだから。その子達が大きくなり真実を知りテレビを蔑むようになっても構わないのだろうか?

TBSは「消えた天才」「クレイジージャーニー」がやらせで打ち切りにせざるを得なくなっても懲りないものだ。やらせで番組が打ち切りに追い込まれてもTBS自体は痛くないから教訓にならないのだろう。オウム真理教にビデオを見せて坂本弁護士一家を皆殺しにさせたことは流石に教訓としているだろうが。

続くテレビ局の不祥事 - 面白く、そして下らない

文春に告発したのは制作会社のスタッフだろうか。テレビ局の正社員は高給取りだが、下請けの制作会社の社員は安月給で酷使されている。

私などはテレビ業界は腐臭がするからよほどの高給でもなければ働きたくはない。安月給で重労働で働くなど御免である。しかしそれでも働く人がいるのだ。おそらく番組作りの情熱からではなく、生活のために仕方なくだろう。日本経済は停滞しているし、労働分配率はかなり下がっている。末端の労働者に仕事の選り好みなどできないのだ。

それでも文春に内部告発する人がいる辺り、やらせか過重労働に我慢がならなかったのだろう。

私はテレビ嫌いを公言しているので『冒険少年』は見ていない。テレビが嫌いだからというよりテレビを見ても面白くないのだ。面白いと感じなくなってしまった。

仮に『冒険少年』を見ていればやらせを見抜けただろうか。5ちゃんねるの書き込みにはやらせだとわかっていて見ていた的な書き込みが多くあったが。私はあまり鋭い方ではないのだ。

バラエティー番組であろうともやらせは許されない。やらせは表現の自由に含まれないからだ。BPOでも審議され、『冒険少年』打ち切りに発展するかもしれない。国民がテレビに対して不信感をより抱くことになれば良いのだが。テレビはあからさまな嘘は少なくとも脚色なり、演出なりで事実をねじ曲げるからだ。それはバラエティー番組だけに留まらず、報道に関してもそうなのである。

国民の新聞、テレビに信頼感はどの程度なのかよくわからない。世論調査によって全く違う結果が出るからだ。あまり信用していないにしてもネットをやらず政治への関心が少なく、テレビのニュース番組で世の中のほとんどの出来事を知る国民にはテレビの影響力はまだまだ強い。自民党総裁選がメディアジャックした結果が総選挙の自民党の勝利だ。元々政党支持率は自民党が圧倒していたが。

大阪のテレビは維新の宣伝機関に成り下がっているといわれる。関西在住ではないので関西のテレビは見ることはできないし、コンピューターの類いを使って調べることはその手の能力がないのでなおできない。だがおそらくはそうなのだろう。ネットで見る情報からそう読み取れる。

テレビひいてはマスコミに対する信用が下がり、すこしでも国民がマスコミに影響されなくなると良いのだが。またテレビを見る時間が減ると良い。

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