何かの切っ掛けで引きこもりになってしまう人は少なからずいる。その引きこもりになってしまった人が家族に暴力を振るったり、家庭の金を使い込むようなことをしなければ一度その人と向き合ってどうして引きこもりになってしまったのか。これからどうするのかを家族で話し合って上げて欲しいのだ。
それも簡単なことではないが、怒鳴り付けるだけでは解決しない問題だからだ。引きこもりには生きていくエネルギーがないのだ。下手をすると自殺に追い込んでしまう。そうならないようやはり親身に向き合って上げて欲しいのである。
家庭の事情で浪人させられないにしてもまだ若い。やり直しはできたはずなのだ。父親は出ていけなどとは言わずにまず話を聞いてあげるべきだった。それが最悪の結果を招いてしまったのだから。
人生躓くのに努力はいらない。ちょっと歯車が狂うだけで上手くいかなくなるものだ。その際比較的容易に立ち上がれる人となかなか立ち直れない人がいる。引きこもりは当然後者だ。
引きこもりがもう一度立ち上がるには誰かの助けがいるのだろう。引きこもりの問題は社会問題にもなっている。政府、自治体がもっと力を入れて引きこもり問題に取り組んで欲しいものだ。そうすればこのような悲劇は減るはずだからだ。
ここ数日不調が続くので今日はここまでだ。新聞の不買とテレビを消すことを心がけて欲しい。
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引用文修正。
それも簡単なことではないが、怒鳴り付けるだけでは解決しない問題だからだ。引きこもりには生きていくエネルギーがないのだ。下手をすると自殺に追い込んでしまう。そうならないようやはり親身に向き合って上げて欲しいのである。
~~引用ここから~~
思春期を含め、10~20代が生活を正すよう咎められたり、働くよう促されたりして、親きょうだいと険悪になるケースは少なくない。そんなとき、「決して勢いで、『家から出て行け』などと言わないでほしい」と警鐘を鳴らすのは、兼本芳香さん(仮名・当時30代)。
大学受験の失敗で失意の底に…
兼本さんの両親は家計を支えるために朝から晩まで働き、兼本さんは親に代わってきょうだいの面倒をみた。いちばん年の離れた弟Kさん(当時20代)に関しては、オムツも頻繁に変えていたとか。
「姉の私が言うのはおかしいかもしれませんが、Kは手のかからない弟で、幼稚園や小学校、中学・高校まで何の問題もなく順調でした。どちらかといえばおとなしいタイプで、ゲームやネットを楽しむインドア派。いつも友達に囲まれて、楽しそうでした」
そんなKさんの生活が一変したのは、大学受験の失敗。友達と「一緒の大学を目指そう!」と勉強を頑張ってきたのに、受験に落ちたのだ。Kさんは「一浪をしてでも、みんなと同じ大学に行きたい」と希望したが、両親は「家計的に浪人はさせられない」と拒否。
「Kは、滑り止めに受けた大学へ進むことになりました。でも、まわりには活発な子が多かったみたいで、『疎外感を抱くことがある』と相談されたこともあります。でも、両親も私もそこまで深く考えていなかったので、『頑張って行け』と励ましただけでした」
部屋にカギをかけて引きこもる
しかしKさんは、大学を休みがちになる。最初は両親にウソを並べていたが、そのうちごまかしきれなくなり、部屋にカギをかけて引きこもるようになった。両親が仕事へ行った頃を見計らい、バイトをして貯めていたお金を使って食べ物や飲み物を購入する日々。
「そのうち大学に行く頻度はだんだんと減っていきましたが、それでも、何日かに一度は頑張って通っていました。でも、両親は『行く気がない』『どうせ留年するのに、お金の無駄』と、半強制的に大学を辞めさせてしまったのです」
そして、すぐに仕事を探すよう毎日Kさんを急かし続けた。しばらくするとKさんは、部屋からほとんど出てこなくなってしまう。それでも、子供の頃からの友人たちが心配して訪ねてきたときには、部屋に招き入れて楽しそうに会話をしていたと兼本さん。
「でも、両親はそれをよく思わなかった。『学校にも仕事にも行っていないのに、友達とは遊べるのか』『いつからそんな怠け者になった?』と、Kさんの部屋のドアを挟んで責め続けたのです。Kは抵抗もせず、ただ静かに両親の気がおさまるのを待つ感じでした」
両親との溝は埋まらないまま…
兼本さんはKさんのことを気にはしていたが、この頃ちょうど自身の結婚話が進んでいたこともあり、実家を出て同棲をはじめることになる。兼本さんは、実家から1時間以上も離れた場所に引っ越ししたが、週に1度は戻ってKさんと話をした。
「Kも、私には相談しやすいと言ってくれたので、『何かあったら、いつでも電話して』と伝えました。Kにとって、子供の頃からの友達が尋ねてきてくれることは、心の栄養と同じだったと思います。でも、それを両親に咎められ、しんどいと言っていました」
さらにKさんを追い詰めたのは、パソコンが壊れ、高校の頃からバイトで貯めてきた貯金が底を尽きかけたこと。まずは携帯電話の通話料などが払えなくなり、子供の頃からの友達と連絡を取る手段がなくなった。そんなKさんを、『情けない』『恥ずかしい』と罵る親。
「でも、両親もKを追い詰めようとしたわけではありません。両親は、働かざるもの食うべからずという精神のもとで生きてきた、古い考えの田舎人間。怒ることで本人のヤル気を奮い立たせようとしていました。だから私も、両親に強くは言えなかったのです」
強硬手段に出た父に恐れおののく
兼本さんは、「Kにとって部屋のドア1枚だけが、自分を守ってくれるモノだったのではないか」と話すが、このドアも、父によって破られてしまう。父にとっては、息子を立ち直らせるための強硬手段だった。Kさんの部屋のドアを破壊し、乗り込んだのだ。
「あとから母に聞いた話では、Kは部屋の隅で毛布にくるまり、プルプルと震えていたようです。父はKに、生活を正すよう怒り続けました。でも、Kは毛布にくるまって震えたまま。そんなKに、父が『出て行け!』と怒鳴ってしまったのです」
いちど怒鳴ると、父は止まらなかった。「実家があるから、ぬくぬく生活してられるんだ!いますぐ出て行け!」「働く気がないなら、どこかで野垂れ死んでしまえ!」と、怒鳴り続ける。そして疲れ果て、両親が別の部屋へ行った隙に、Kさんは部屋を飛び出した。
500円玉を握りしめて遺体で発見
このとき、兼本さんの携帯電話に、公衆電話から着信があったという。最初は無言で、「…元気?」とボソリ。違和感はあったが、兼本さんはご飯の準備中だった。「どうした?何かあった?」と聞いたものの、「ちょっと声が聞きたくなって」という返答のみ。
「旦那の帰宅時間が迫っていたこともあり、私もあっさりと電話を切ってしまいました。でも、冷静に考えてみたら、明らかにおかしい。実家に電話したら、『Kが出て行って、しばらく帰っていない』と言うのです。それでも両親は、のんびりしていました」
兼本さんの母は、「父さんのお説教が効いたんだ!Kがこんなに長い時間外で過ごすなんて、奇跡かも」と、むしろ喜んでいたという。けれど、兼本さんはすぐに警察へ連絡。行方不明届を出したが、自ら家を出ていることから事件性はないと判断されてしまう。
「それからしばらくして、Kは遺体でみつかりました。死因は、餓死。冬の間は人がほとんど入らない場所で、500円玉を握り締めて亡くなっていたそうです。外傷はなく、まるで眠っているようでしたが、苦しかっただろうと思います」
Kの声に耳を傾けるべきだった
父はずっと自分を責め続け、母は憔悴。そして兼本さんは、「どうしてKから電話があったとき、何があったのか、どうしてもっと聞いてあげられなかったのだろう。Kにとって頼れるのが私だけだったから連絡をくれたはずなのに…」と後悔する。
「あとから考えたら、私にできたことはいっぱいあったと思います。いまは、タラレバしか言えないけど、違和感を覚えたら立ち止まってほしいです。結果が悪いと、何をやっても後悔はすると思いますが、大切な人に頼られたときは、話を聞いてあげてください」
また、生活能力がないKを家から追い出してしまったことを兼本さんの父は深く悔いているようで、「勢いで『出て行け!』などと言わず、自分の価値観を押し付けず、まずはKの声に耳を傾けるべきだった」と自分を責め続けているという。
~~引用ここまで~~
家庭の事情で浪人させられないにしてもまだ若い。やり直しはできたはずなのだ。父親は出ていけなどとは言わずにまず話を聞いてあげるべきだった。それが最悪の結果を招いてしまったのだから。
人生躓くのに努力はいらない。ちょっと歯車が狂うだけで上手くいかなくなるものだ。その際比較的容易に立ち上がれる人となかなか立ち直れない人がいる。引きこもりは当然後者だ。
引きこもりがもう一度立ち上がるには誰かの助けがいるのだろう。引きこもりの問題は社会問題にもなっている。政府、自治体がもっと力を入れて引きこもり問題に取り組んで欲しいものだ。そうすればこのような悲劇は減るはずだからだ。
ここ数日不調が続くので今日はここまでだ。新聞の不買とテレビを消すことを心がけて欲しい。
最後にランキングボタンを押してくれるようお願いする。ランキングが上がればより多くの人に読まれるし、私の気持ちも上向くからだ。
引用文修正。
みどりこさんの親は毒親だったみたいですね。幸い私の親は鬱に理解がありましたが。みどりこさんが生きることができて本当に良かったと思います。
引きこもりの家族を責める人は、
「自分もほかの家族も引きこもりではない」
→「引きこもっている者に原因がある」
→「それは甘えや逃げの気持ちや弱さからだ」
としか考えられず責めてしまうのでは。
太陽と北風の昔話が思い出されました。
引きこもりではないが、病んでも病院へ連れて行って貰えず(当時は未成年、人聞きが悪いとのこと)、責め立てられて学校へ、仕事へ。
いつ死んでもいいと思っていた。
早くそうなりたいと思っていた。
通り魔の事件があったと聞くと、どうして自分でなかったのかと本気で思った。
生きたのは親が先にという偶然でしかなかった。
その親が原因だったと分かってから少しずつ良くなっている。
生きていてよかったと思えるように絶対なる、と決めている。