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自民党の安倍晋三元首相は21日、東京・九段北の靖国神社を春季例大祭に合わせて参拝した。自民の高市早苗政調会長も参拝した。岸田文雄首相は「内閣総理大臣 岸田文雄」名で「真榊」と呼ばれる供物を奉納した。
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安倍晋三が春季例大祭に合わせて靖国神社を参拝した。それは正しいのだが、内閣総理大臣在任中に春季例大祭、夏の終戦記念日、秋季例大祭に靖国神社に参拝しなければならなかった。元首相が靖国神社に参拝してもあまり意味がない。安倍晋三はそのことを分かっているはずなのに内閣総理大臣在任中は政権維持を優先してハレーションが起こるのを避けたのだ。
卑怯極まりない。
敵基地攻撃能力の導入や軍事費の拡大についても積極的に発言している。言っていることは正しい。だがなぜそれを自分が内閣総理大臣のときにやらなかったのか。敵基地攻撃能力の導入や軍事費の拡大を期待されて憲政史上最長の内閣総理大臣になったのではなかったか。
こういうと安倍晋三信者からは内閣総理大臣だとしてもできることに限りはある。何でもできると思う方が間違いだ。そんなに言うならお前が内閣総理大臣になれば良いとまで言って安倍晋三を擁護するのだ。安倍晋三は政権運営がさぞ楽だったことだろう。
実際二度目の政権運営は楽だったに違いない。何をやっても民主党よりはマシで許され、保守を抑えられるのは保守だけと保守派の批判にさらされないのだから。
安倍晋三は河野談話、村山談話も破棄が期待されていたが、支那と米国に土下座して政権維持を優先したのだ。後継の内閣総理大臣も保守派ではない菅義偉や岸田文雄が破棄するはずもない。期待された分だけ罪だ。
積極財政も内閣総理大臣退任後は議連で岸田文雄に積極財政をするよう圧力を掛けていて、それは正しいのだがやはり自分が内閣総理大臣だった際は一年目だけは積極財政をしたが、消費税増税以降は財務省に阿り緊縮財政を強行した。その当然の帰結として経済は衰退した。7年8ヶ月も停滞したのだ。許されない罪ではないか。
安倍晋三こそはもっとも内閣総理大臣にしてはならない政治家だった。内閣総理大臣として日本の国益になる政策をひとつも実行しないのだから。興味があるのは政権の延命だけだった。
安倍晋三は内閣総理大臣にならなければ保守派の政治家として評価できただろう。言っていることは正論なのだから。内閣総理大臣として最悪の政治家だが、内閣の外から政府に圧力を掛ける保守派の政治家としてはそこそこ評価できただろう。
三橋貴明は怒りを抑えて安倍晋三の発言を歓迎すべきと述べているが、私はそこまで寛大ではないのだ。安倍晋三は憲政史上最長の内閣総理大臣になったのだからもう引退すべきだし、自分の甥に世襲させるべきでもない。権力にいつまでもしがみつくな。権力亡者が。
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