面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

令和4年2月のABC部数

2022-04-20 19:54:36 | マスコミ
令和3月8月の全国紙のABC部数 - 面白く、そして下らない

の続きだ。

データを無料で提供して貰っていているのだから言えた義理ではないかもしれないが、半年ぶりのABC部数だ。毎月せめて二ヶ月に一回は出して欲しい。新聞のABC部数の推移、どれくらい減ったか、がわかるからだ。

~~引用ここから~~
2022年度2月度のABC部数、朝日は年間で44万部減、読売は32万部減 | MEDIA KOKUSYO

2022年2月度のABC部数が明らかになった。それによると朝日は年間で約44万部の減部数、読売は約32万部の減部数となった。さらに産経は約18万部の減部数である。

ABC部数の減少に歯止めはかかっていない。詳細は次の通りである。

朝日新聞:4,345,612(-440,112)
毎日新聞:1,954,394(-64,046)
読売新聞:6,874,345(-318,129)
日経新聞:1,791,945(-111,936)
産経新聞:1.039,344 (-179.672)

なお、ABC部数には残紙(「押し紙」、あるいは「積み紙」)が含まれているので、実配部数を反映していない。実配部数はABC部数よりもはるかに少ない可能性が高い。
~~引用ここまで~~


読売新聞の減少速度が少し鈍化したようだ。

朝日新聞は順調に減らしている。電子版が30万近い契約を達成したのが懸念材料か。

毎日新聞は200万部を切ったのだが、そこから全然減っていない。不自然さを感じるので押し紙維持に力を入れているのだろう。

日経新聞の紙は普通に減らしているようだ。

次は産経新聞が100万部を切る番のようだ。産経新聞は電子版に力を入れれば電子版だけでも朝日新聞を抜けたかもしれないのに、経営方針を誤った。ネット時代はパラダイムシフトが起こる新しい時代だからだ。

全国紙5紙の合計ABC部数は万の桁を切り捨てで1780万部。年間減少部数は千の桁切り捨てで108万部。順調に減らしているのだが、合計するとまだまだ多いように感じる。

忘れてはならないのが、今日は朝日新聞のKY珊瑚記念日ということだ。平成元年4月20日に朝日新聞の記者が沖縄県の珊瑚にKYと掘って日本人の民族性を貶める記事を書いた記念日だ。



朝日新聞本社前で保守系団体がデモなどしてくれれば良いのだが、完全に風化している。ネットでも話題にはなるが、ネットデモさえ起こらない。戦争について風化していないのはマスコミが毎年騒ぎ立てるからだと強く感じる。どんな大きな出来事でもマスコミが報道しないと話題にはならないし、世間は忘れていくものなのだ。

朝日新聞、毎日新聞、産経新聞が値上げ - 面白く、そして下らない

全国紙5紙は全紙値上げしたから部数減少の速度は上がるはずなのだ。朝日新聞のように1年間で1割前後減るはずで、毎日新聞の部数は不自然すぎるのだ。押し紙維持に力を入れているのだろうが、押し紙維持には金が必要だから毎日新聞の体力を削っていく。「また」倒産するかもしれない。

産経新聞は実売は100万部を切っているのは確実だからリストラを進めるしかない。事実地方局を縮小・廃止して出費を減らしている。もう全国紙ではないのだ。地方には他紙に委託して配達し、記事は共同通信の配信記事に依存するしかあるまい。フジテレビに頭を下げて金を借りネット広告を増やして電子版契約を増やす戦略しかないと思うのだが、それにも踏み切れないようだ。ネット広告を増やしても思うように契約が増えるか不透明だからだろう。本当に倒産するかもしれない。

読売新聞はナベツネが30年掛けて増やしてきた部数が水泡に帰そうだ。「ねえどんな気持ち?」とか言ってやりたい。それとも読売新聞を私物化し、君臨できたからそれでもう満足なのだろうか。

それにしても部数減少が目に見えて分かるので、部数のデータがわかると愉しくて仕方ない。

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