ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

世界最北の地に住むエスペランチストは誰か?!

2008-03-21 00:00:00 | エスペラント語
ムルマンスクのエスペラント語クラブ「ムルマノ」で勉強している筆者は世界最北のエスペランチストなのダ!・・・とフンゾリ返っていたら、実はそうではないことが判明しました。

図をご覧ください。インターネットエスペラント学習サイト「Lernu!」のユーザー分布図です。このサイトではこんなのも見れてしまうので面白いですね。
青い点が、Lernu!ユーザー所在地を表しています。欧州に青点集中しすぎて黒い塊になっています。欧州で特に人気のエスペラント語ですね。

Eクラブ「ムルマノ」は図中に示してある、コラ半島の最上部の点です。現在ムルマンスクでLernu!を頻度高く利用しているのは筆者だけなので、この青点は筆者のPCから発信しているものです。

筆者が発している青点のちょびーっと左斜め上に突出した青点があります。ここはノルウェー王国のトロムソ市で、北緯69度40分。人口6万3千人の小さな町です。ここに世界最北のEクラブがあるとの情報を得ました。
北極圏最大の都市は紛れもなく、人口32万人を有する我らのムルマンスク市ですが、緯度が北緯68度58分のため、団体部門では42分差という僅差で負けてしまいました・・・・・・。

団体の部の順位は次のようになると考えられます。

第1位 Тромсо(トロムソ; ノルウェー) 北緯69度40分
第2位 Мурманск(ムルマンスク; ロシア) 北緯68度58分


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団体部門では僅差で負けてしまいましたが、個人部門ではどうでしょうか。

筆者が発している青点の少し上に、孤立した青点があり堂々と輝いています。
ここはロシア連邦領土内にあるゼムリャー・フランツァ=ヨシファ島(Земля Франца-Иосифа)で、北緯80度
ここは一般人が住むことがない閉鎖諸島なので、ここにいるエスペランチストは間違いなく軍関係者でしょう・・・・・・・・・でも軍人さんが何の為に?
重複しますがムルマンスク市の緯度は北緯68度58分のため、エスペランチスト個人部門でも12度という大差であっさり負けてしまいました・・・・・・。

個人の部の順位は次のようになると考えられます。

第1位 Земля Франца-Иосифа(ゼムリャー・フランツァ=ヨシファ島; ロシア) 北緯80度位
第2位 Дровяной(ドロヴャノイ; ロシア) 北緯73度位
第3位 Новая земля(ノーバヤ=ゼムリャー島; ロシア) 北緯74度00分
       ※エスペランチストはこれよりも南の北緯71度位に所在。
第4位 Амдерма(アムデルマ; ロシア) 北緯69度45分22秒
第5位 Тромсо(トロムソ; ノルウェー) 北緯69度40分
第6位 Норильск(ノリリスク; ロシア) 北緯69度20分
第7位 Spens-Bay?(スペンス=ベイ?; カナダ) 北緯69度位
第8位 Мурманск(ムルマンスク; ロシア) 北緯68度58分


まあいずれにしても個人の部はロシア圧勝ですが、ムル以外のロシアの他都市は恐らく軍事関係者によるものでしょう。
上には上が、否、北には北がいるもんですね。ちょっとガッカリ。

Ago-Tago,kurso de Esperanto,Festivalo de Zamenhof

2007-12-29 00:00:00 | エスペラント語
 タイトルの意味は、「活動の日、エスペラント教室とザメンホフ祭」です。エスペラント語で書かれています。

 フォルダはあるのに今まであまりエスペラント語について書きませんでしたので、ここで纏めてカキコします。

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 10月6日(土)に、「Ago-Tago」(読み:アーゴ・ターゴ)と呼ばれる活動がありました。エスペラント活動最初の日ということで、州立学術図書館1階の広間で、新入生の勧誘をしました。今年8月横浜で開催されました第92回世界エスペラント大会(以下、92UK)に出席したアンドレイ会長、オレーシャ、ニーナさんや他10人ばかりのエス会会員が、広間でエス語の紹介をしていました。私も、92UK青年一般公開プログラムのスタッフTシャツを着て助太刀しました。
 国際語という新鮮な言葉の響きのせいか、或いは日本と云う引きの強い国名のせいか、或いはヒッチハイクで来日し禅修業したオレーシャ&日本人の私という「風変わりな客寄せパンダコンビ」のせいか、20人ぐらいのビジターが訪れ、興味津々に話を聞いていました。更に客寄せ強化のためMuzikisto Nori作詞作曲のSomervilaoを流してみましたが、Noteの充電切れで途中で終わってしまいました・・・。嗚呼ZAIM展示での教訓を全く生かしてないxxx(汗)。次回のAgo-Tagoでは更に資料を取り揃え&段取り良くしよう。

 Ago-Tagoの結果、入門クラスには10人を超える新入生が訪れ、興味津々に授業に参加していました。会長も満足げです。このクラスは2~3ヶ月続き、13時~16時もまでみーっちり勉強します。
 その間の継続組は、・・・自習。先生が会長しかいなく、頼れるはずのもう一人のエスペランチストは妻子仲間を顧みず貧乏旅行をこよなく愛す人なので、仕方ないのですが・・・。
 なので自分は、月イチで授業に参加し残りは「Lernu!」で自宅学習を、わからないところがあったら横浜エスペラント会(以下、横エス会)glimi先生、yayoi先生、釣りキチ先生など日本人の諸先輩方に質問を・・・と提案したのですが、会長から毎週強制参加が命ぜられ、辟易・・・。

 12月15日(土)にはエス語の創案者L・L・ザメンホフ氏の生誕を祝って「ザメンホフ祭」が開催されました。10人くらいの非常にササヤカなお祭りでした。ササヤカ過ぎるので写真はなし。その翌日には横エス会がある神奈川でも同様の祭りがあり集合写真を拝見しましたが、やっぱり規模が違いますね。

エスペラント教室チラシ貼り大作戦

2007-10-11 21:59:19 | エスペラント語
 こんにちは。

 10日は朝から晩までガンガン雪が降ってました。翌朝11日朝確認したら、降雪量が高さにして6~7センチありました。気温はマイナス1度。11日は晴れていましたが、朝夕は冷え込んで、路上がアイスバーン化していました。

 11日は、国際語であるエスペラント語教室のチラシ貼りをしに出かけました。こちらのエスペラント会からお願いされた地域が、ムルマンスク市南部のペルボマイスカヤ地区。人が集まりそうなバス停留所付近に重点を置き貼りまくりました。教育施設にも。40枚くらい貼ったでしょうか。努力が報われたらいいなあ。

 ところで前置きも無くエスペラント語のことを書きましたので、ここで説明します。

 エスペラント語はポーランドの眼科医、ラザロ・ルドビコ・ザメンホフ氏(1859~1917)によって開発された人工語で、言語的平等を目指した国際言語です。日本では昔、二葉亭四迷、新渡戸稲造、宮沢賢治、長谷川テルなど著名なインテリゲンツィアによってこよなく愛され、そして今でも1,000名くらいのエスペランチストが日本で学習し、普及活動に取り組んでいます。

 毎年各国で世界エスペラント大会などが開催され、世界中のエスペランチスト達と交流できます。今年の8月にはその大会が横浜で開催され、世界中のエスペランチスト達が、交流と日本文化を存分に楽しみました。(私も微力ながら大会手伝いをしました)

 ためになるリンクを紹介しておきましょう。

 *日本エスペラント学会
  http://www.jei.or.jp/
 *世界エスペラント協会
  http://www.uea.org/
 *クルソ・デ・エスペラント(独習でできる学習ソフト配布)
  http://espero.hp.infoseek.co.jp/E_kurso_jp/
 *レルヌ(学習サイト)
  http://www.lernu.net/

Gxis Baldaux!(ジス・バルダゥ! 訳:では、また!)