ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

氷の結婚登録所

2011-12-25 00:00:00 | ムルマンスク市郊外
またまたムルマンスク市以外の話題を。

ロシア初「雪の村」誕生します。
・・・って冬になればどこもかしこも雪だらけになるじゃん、とつっこみいれたくなると思いますが、まあまあ。

これはムルマンスク州南部のヒビノ山麓に建設中の結婚施設のことです。フィンランドの間、ギリシャの間、スペインの間、そして最大面積を誇るロシアの間など・・・合計10種類の間をご用意。

極めつけは・・・氷の結婚登録所。なんでもすべて氷でできているらしい。氷の結婚登録台帳、氷の燭台、氷の花や氷のシャンパングラス・・・既にロシア国内から数十組のカップルが予約をしていて、来年2月17日に挙式するムルマンスク州在住の新郎とロストフ出身の新婦の若いカップルが第一号となるそうです。

お幸せに



http://kp.ru/online/news/1041446/ (←ソース記事 ロシア語)

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ナノ人間によるナノ抗議運動

2011-12-13 00:00:00 | ムルマンスク市郊外
たまにはムルマンスク市以外の話題を。

先日全国で選挙があり、プーチン&メドベージェフ率いる「統一ロシア」は議席数が減ったものの大差で第一党になりました。
しかし野党やその支持者から早速「妨害工作が多々あり、公正な選挙であったとは認め難い」と、選挙をやり直しを求める抗議デモが全国各地で相次いでいます。

ムルマンスク市の近所であり、ムルマンスク州中部に位置するアパチット市では先週土曜日に、ロシアの某SNSを介して抗議デモ ナノミーティング がありました。いまロシアではナノテクノロジーから派生したなんでも「ナノ」が流行していますが、それに倣って、小さなマスコットでナノ人間を作り、箱などをナノステージにした抗議運動を始めました。このかわいらしいナノ人間たちは、小さな紙と爪楊枝で作った抗議の横断幕やプラカードをちゃんと手にしています。
  
何も知らずに見るとただのおままごとにしか見えないんですが
でも大規模抗議運動が認められなかったアパチット市民は、いたって真剣です。

http://www.dp.ru/a/2011/12/12/Polzovateli_VKontakte_us/ (←ソース記事 ロシア語)

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日本食材店オープン!

2011-12-08 00:00:00 | スーパーマーケット他
いまロシアじゃ、震災後も日本ブームが続いています。

ムルっこは、いまや町に乱立する寿司バーへ足を運び、おいしいお寿司に舌鼓を打ち、ランキングをつけています。
もう箸の使い方なんて、お手の物
ムルっこの中には、前記事のようにお手軽寿司パーティーをする人たちも増えているそうな。
でも、北方の僻地のため、食材に乏しいのです。モスクビッチやぺテルっこはいろいろな寿司バリエを楽しんでいるのに。ムルには配達してくれない、または手間やお金がかかるところがほとんど。

そこで、そんなムルっこの悲哀を解消すべく()、ムルマンスク初の日本食材店「САКУРА(サクラ)」が個人客向けサービス開始しました

実はオープンしたのは2006年。当時は寿司バー向けに業務用サイズの日本食材を扱っていたそうです。
そして今夏にオンラインショッピングサイトを用意し、個人客向けにもオープンしました。

ムルマンスク州唯一の日本人として、また日本文化を愛でるロシアのSNSコミュニティ「ムルマンスクの中の日本」代表として、11月下旬に表敬訪問して来ました。

市北部山側にあるプロムゾーン、つまり産業施設ばかり立ち並ぶエリアにあります。「ТЕЛЕМАКС(テレマクス)」という、電化製品デパートの裏側にあります。

迷子になりそうなので、タクシー利用。運転手に、「え?そこ、DIYショップだよ。そんなところにそんなお店あるの?」
・・・情報通のはずのタクシーの運ちゃんすら知らない、タイヘン地味なところにお店はあるんです。

確かに建屋のドアを開けてみると、インテリアパーツがまばらにあるだけ。日本食材店は?!
DIYの店員さんに教えてもらってようやくわかりました。
建屋のドアから入って、すぐ右折し歩くと木製のドア。そこがСАКУРАのオフィスでした(写真左の建屋の最右の明かりがオフィス)。

中に入ってみると、6畳間くらいの部屋にデスクが3つ。事務のお嬢さんがせわしなく電話対応。
社長はまだ来てません・・・面会予約の電話を朝入れたとき、随分眠そうな声してたな、そういえば・・・。

30分ばかり待つと社長出社。ドミトリーさんです(写真右)。
少しばかりの交流と、ご挨拶として食材購入・・・と店内に案内されました。
商品棚があって整然と置かれ、冷蔵/冷凍物はフリーザーに入れてあって・・・
なんて想像してドアを開けると、8畳間くらいの部屋が涼しく空調されていて、そこに商品がドカドカ置いてありました・・・・・・この部屋全体が巨大冷蔵庫だったのね(写真右)。

その際、お米を勧められましたが、20kgという特大パックでした。
そんな多量のお米、日本で自炊している時だって、実家に帰ってる時だって、消費できませんって

まだまだ品は少ないと思いますが、特に嬉しいのは、ムルっこに特に人気のトビコやウナギがあること。
そしてムルマンスク市内在住なら配送料なしで届けてくれること。嬉しいじゃないですか!


ムルマンスクへお越しの際は、お立ち寄りになってみてはいかがでしょうか?


ムルマンスク初の日本食材店「САКУРА(サクラ)」のHP http://sakura51.ru

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州立図書館で館内外の蔵書 オンラインで閲覧可能

2011-12-01 00:00:00 | ムルマンスク市・街の表情
ムルは明るい時間が少なくなり、極夜が徐々に近づいています。
でも気温は0度を行ったり来たりで、折角降り積もった雪がぐちゃぐちゃに融けてしまっています。なんだか空気まで湿っぽいし、歩き辛いったらありゃしない。


ところで最近、市中心にあるムルマンスク州立図書館で館内外の蔵書がオンラインで閲覧できるようになったそうです。(出典:アルクチクTV 2011.11.26付)

帝政時代から保管してある貴重な蔵書。ロマノフ時代だけでない、ソ連時代の、そして現在の資料が、オンラインで
それが遠隔地にしかなくても、このシステムを使えば、交通費不要。
システム開発から施工まで実に600万ルーブル(≒1500万円)も費やしたとか、いやはやでもでも便利です。
インタビューされた人は「私の祖先がいつクゾメニにやって来たのか知りたくて。でもモスクワにしか蔵書がないから諦めていました。」と喜んでいらっしゃいました。

あでも、利用できるのはこの図書館発行の図書カードを持っている人限定。図書カードはムルマンスク州民のみ申請できます。

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