ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(12)

2008-01-31 22:54:26 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
今朝I先生から、地下鉄フィリョーフスカヤ線(Филёвская линия)に駅が新設されたという情報を得ていました。観劇後はそれを見にいきました。
駅の名前はストロギノー(Строгино)」駅

森深い大公園銀の森(Серебляный бор)の近くですが、この辺りは先生の親類友人知人を含め住んでいる人は多く、この新駅誕生に「便利になった」と大喜びとか。モスクワの地下鉄駅構内といえば、帝政ロシア時代のアート感を前面に出しながらも、ソ連時代のイデオロギーを感じさせるような部分も含み、大変荘厳な作りが大半です。

しかし、このストロギノー駅構内は、灯りとアルミ色が印象的なモダンメタリックな作りですっきりとしています。
私が訪れたときは、電車のひっきりなしの往来にホームは埃が立ちこめスモーキー。
ホームには記念に納めようとカメラを向けるモスクビッチ(一部鉄ちゃん有)でごった返していました。

(つづく)

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(11)

2008-01-30 18:40:34 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
1月7日(月)。この日は、I先生やヴァーシュ・ダスークと相談して、ボリショイ劇場に行くことにしました。演目名は「イオランタ」。芸術に詳しい人やバレエ、歌劇をやっていた人はこの演目にピンと来るかもしれません。午後からの開演でした。早めに駆け込みチケットをGETするも、この日は「ロシアのクリスマス料金」だったようで、どの席も400ルーブルでした。高っ!

「イオランタ」とは、美しく盲目の姫が主人公の歌劇。あらすじは以下のとおり。

生後周囲の細やかな配慮によって、自分が「盲目」という病であることを知らずに「幸福」に育った姫イオランタ。世界凄腕の眼科医の存在を知り、娘の病を治療してもらおうと一旦決意するが、娘に「病」を告げられないでいた。その後、姫は森の中を彷徨っていた貴公子と出逢い彼にみそめられるが、そこで自分が盲目であり「不幸」であることを初めて気づかされ、悲嘆に暮れる。それを知った姫の父は、盲目であることを教えた貴公子を処刑しようとするが、貴公子の姫への愛の深さや姫の必死の懇願に心を動かされ、世界凄腕の眼科医の手術を施すことを決意。ほどなく医師の手により光と「幸福」を得たイオランタは、みなと共に歓喜の歌声で熱唱する。
・・・・・・ハッピーエンドである!

役者さんたちのメロディーの豊かさや声量に驚きました。
また主要登場人物は、ソロで4~5分くらい熱唱する「見せ場」部分が必ずあるのですが、良くぞココまで沢山暗記しているな~、と感心。歌声に美しさと迫力があります。観客の皆さんも拍手喝さい。観劇してヨカッタヨカッタ。満足です。

演目は歌劇にしては短めの2時間でした。観劇後は地下鉄に乗って観光し続けました。

(つづく)

雲の上に現れたオーロラ?

2008-01-29 20:26:44 | オーロラ
1月29日(火)13時頃、外出からの帰宅途中に、七色に輝く絹雲を見ました(写真右上)。
最初は何の現象かわからず、
「わぁ♪虹色に輝く雲だぁ~♪なんて綺麗なんだろ~♪でもなんて現象だろう。あとで天文おぢさんに訊いてみようっと♪」
などと胸躍らせていました。

同日17時前。家主からの電話で、「いまオーロラ見えているわよ♪」
慌てて窓をみるとまだ少し明るい。この時間に、この明るさで見えるのか?

更に慌てて部屋を出て、家の窓とは反対側にある踊り場の窓から見てみました。
すると、ブ厚い雲が淡い七色に光っていました(写真左上)。昼に見たものよりかなり大きかったです。
「ああ、昼頃に見たのもオーロラだったのか・・・・・・。」

その後、天文おぢさん率いる天文クラブの人から、この現象の正式名称を聞きました。「真珠母雲または真珠雲(Перламутровые облака)」と言うそうです。オーロラの発生メカニズムとは違い、超微細氷粒に光が屈折してできるらしい。極めて珍しい現象なのだそうだ。写真下はその人から貰った写真なのだが、撮影時間は15:15。私が見たのは13時頃と16:30頃。目撃方角も一緒だったので、もしこれらが全く同一の雲だったら、実に3時間45分もこの真珠母雲が発生していたことになる・・・・・・!!!

以下は真珠母雲を掲載しているサイト:
真珠母雲(ウィキペディア)・・・・・・詳細説明あり。
Atmospheric OpticsのHP(英語)・・・・・・空で起こる素敵な自然現象の写真満載
JARE(南極観測)のHP
エルエルさんのblog

こんな神秘的な現象を1日に2度も見れて幸せでした。

「ヨールカ祭08」in神奈川県日本ユーラシア協会

2008-01-28 23:12:03 | 様々な話題
1月28日(日)、この日は神奈川県日本ユーラシア協会で「ヨールカ祭08」という催し物がありました。「ヨールカ祭」というのはもともと、ロシアのクリスマスである1月7日に開催するものなのですが、この日は家族友人親類とかで開くところが大半なので、日をずらして開催しているのです。

今年は例年になく、ヘルパー不足で催し物も非常に少ないとの見込みだったので、私のところにも協会からのSOSサインがきました。私は前年総合司会&ビンゴゲーム司会をしていて、今年からムル入りしたので、「ムルマンスクの様子を伝えながらゲームの遠隔手伝い」をお願いされました。ゲームとは、毎年恒例ビンゴゲーム(豪華賞品つき)。生中継でビンゴゲームをしてみようという、NPOレベルにしてはエラく贅沢な娯楽ゲームを協会は考えたものですね。発生費用は補償してくれるということなので、早速着手しました。

ExcelのVBAで乱数を発生させ、掲示板に一つずつ数字を表示させるプログラムを組みました(写真左)。
今年はねずみ年なので、うちのペット(黒毛のラット)も登場させるつもりでした。
ネット中継されるので、MOPAのお面もつくりました・・・・・・(写真右)。
MOPAはネット上では、青い毒饅頭みたいな顔に、涼しげな(恍惚な?)目元がトレードマークのねこなのです。この顔は5年前から変わってません。

制作日数3日。前々日&前日にネットリハ&調整を終えました。万一の放送事故のために、日本側だけでゲームを進めていただけるように、レジュメとプログラムをスタッフに転送しておきました。当日朝も7時に起き、8時(日本時間14時)からのOAに備えました。
もう準備ok!

ところが・・・・・・。
IP電話を稼動させながら、ビデオ映像を流しながら、Excel&Wordを稼動させる、という高負荷に私のPCがついていくことが難しく、かつ日曜日中という利用者が多い時間帯での中継だったため、中継ゲームは困難を極めました。

そこで負荷を軽減させるため、画だけで音声ナシで進めようとしましたが、もともとヨールカ祭プログラム自体が30分以上遅れていたため、時間調整の意味もあって、
ビンゴの時間はあっさり削除されてしまいました・・・・・・。

ゑ~んゑ~ん。

ビンゴゲームを楽しみにしていたお客の皆様、ごめんなさいね・・・・・・。

極夜が終わり、今期最低気温がやってきました。

2008-01-27 23:59:59 | ムルマンスク市・街の表情
先週24日に、久々に太陽がムルマンスクの町にお目見えしました(写真左)。
明るい時間はまだ4時間弱しかありませんが、その時間は徐々に増えていっています。

ムルマンスクには「太陽の祝日」という日があります。ロシアの休祝日ではないのですが、久々に現れた太陽を祝して、太陽から日々貰う恩恵に感謝して、市中心街ではフェスティバルが開かれました。

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そして28日日中、今期最低気温のマイナス15℃がやって来ました。写真右は自宅からの映像。寒暖計が-15℃を示し、傍には窓に張り付くように大きな霜が成長していました。前日晴れて気温の逆転層が起きたからです。晴れの日は気温がグングン下がります。

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さて、シミ・ソバカス防止のためのUV対策開始です。

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(10)

2008-01-26 23:14:43 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
トレチャコフ美術館拝観後は帰宅ですが、地下鉄で帰る気乗りがしなかったので、トロリーバスを使いました。時間は30分くらいかかってしまいますが、美術館からI先生宅までバス1本で帰ることが出来ます。

62番トロリーバスの始発点ボリショイ・カーメンヌィ・モスト(Большой Каменный Мост)まで15分くらい歩きます。モストとは橋のこと。

橋の上は霧がかかっていて、電飾とともに幻想的な風景を作り出していました。
川の向こうにはクレムリン宮殿のあかりがやわらかく灯っていました。
橋の下には凍てついたモスクワ川が静かに眠っていました。

始発点はこの橋を渡ってすぐの大ターミナル内にあります。
ターミナルにも、橋の上にも、橋まで向かう道にも人気は殆どなく、車がひっきりなしに走っていました。
家にも灯りが殆どありませんでした。
ロシアのクリスマス(1月7日)を外で過ごす方が多いのでしょう。
停留所で10分くらい待っていると、62番トロリーがやってきました。

モスクワのアフトバスの乗車方法が変わったのを大分前から知ってるくせに、
バスチケットの入れ方をすっかり忘れていて、外国人丸出しのまごついた行動をしてしまいました。

運転手さんがまごついた私に対応してくれました。運転手さんはコーカサス系のお兄さんでした。「どっから来たの!」という、外国にいると繰り返されるいつもどおりの問いかけに、「日本から。」といつもどおりの答えで応じました。

終着点に近づくにつれ、乗客がつぎつぎと乗車していきました。30分バスに揺られ、到着したのは20時半頃。
「もぅ~モ~ラチカ!どうして電話よこさないの!心配したぢゃないの~!」
やはりI先生に怒られました・・・・・・。

スンマセン、モスクワの美しい夜風景に見とれてて、連絡の機会を逸してしまっていました・・・・・・。

※写真はアフトバス、トロリーバス、路面電車共通チケット、1枚17ルーブル。チケットはバス停近くのキオスクでも車内でも購入可能。ただし車内購入だと、チケットの値段が倍近くになるので、要注意
(つづく)

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(9)

2008-01-25 23:21:51 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
買出しの後はマックで昼食を摂り、世界的に有名なトレチャコフ美術館(Третьяковская гарелия)へ。

トレチャコフ美術館という名前の美術館は、実はモスクワ内に4軒あるの、ご存知でしたか?
トレチャコフ美術館(Третьяковская гарелия на Крымском Валу)
   ул. Крымский Вал 10、地下鉄オクチャーブリスカヤ駅(Октябрьская)下車
トレチャコフ美術館(Третьяковская гарелия в Лаврушинском 10)
   Лаврушинский пер 10、地下鉄トレチャコーフスカヤ駅(Третьяковская)下車
トレチャコフ美術館(Третьяковская гарелия Инженерный корпус)
   Лаврушинский пер 12、地下鉄トレチャコーフスカヤ駅(Третьяковская)下車
トレチャコフ美術館(Третьяковская гарелия ВЗ в Толмачах)
   М.Толмачевский пер 6 ,стр 1、地下鉄トレチャコーフスカヤ駅(Третьяковская)下車
この日は上から2番目の、ラヴルーシンスキー横町にある美術館へ行きました。

15時くらいに到着したのですが、凄い人集りでした。外はマイナス15℃なのに入場制限(30人位ずつ)がかけられたほどです。大分後ろの方に並んでいたので、入場できるまで1時間くらい要しました。

中に入ると、全身トロけるような暖かさ。並んだ甲斐があったってなモンです。券売所へ寄りました。ロシア国民は150ルーブル、外国人は250ルーブルかかります。券売所のおばあちゃんが私の身元を質問してきたので、
ムルマンスク在住で日本語教師をしていることを告げてビザを見せると、「ロシア国民と同じ100ルーブルで良いですよ」と明るい笑顔で応えてくれました。
世界的に有名な作品たちをロシア国民料金で拝観できるなんて、またとない幸運。
荷物預け所のおじいさんも、「おじょうちゃんかわいいから安くしておくよ(実際無料なのですが)」なんてリップサービスして明るく対応。

1892年、トレチャコフ兄弟が収集絵画をモスクワ市に寄贈したのが起源で、ロシア絵画(11世紀~20世紀初期のロシア人画家の作品)とイコン(ロシア正教の聖画像)のコレクションが知られています。
収蔵美術品は約10万点!

ブリュローフ、ペローフ、レーピンレヴィタン、セローフ、クラムスコイ・・・ロシアだけでなく世界的に有名な巨匠たちの数々の作品をここでじーっくり観ることができます。

「ムソルグスキーの肖像」、「トルストイの肖像」、「馬に乗った貴婦人」、「イワン雷帝と皇子イワン」、「クルスク県の復活祭の十字架行進」、「ヴォルガの舟曳き」、「見知らぬ女」、「民衆の前に現れたキリスト」・・・・・・ら有名作品を目の当たりにしたときは、圧巻でした。

おびただしい数のイコンは迫力ありますね。なかでもルブリョフの「聖三位一体(トロイツァ。写真)」。世界史を勉強した方は、ルブリョフの名を忘れてても、この絵を見たらピンと来るかもしれません。
4時くらいから入館して、閉館間際まで十分楽しむことが出来ました。

モスクワのお越しの際は是非どうぞ。

館名:Третьяковская гарелия в Лаврушинском 10
所在地:Лаврушинский пер. 10
アクセス:地下鉄Третьяковская駅 徒歩5分
入場料:250ルーブル
電話:+7-495-230-7788
営業時間:10:00~19:30
休館日:月曜
URL: http://www.tretyakov.ru/
(つづく)

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(8)

2008-01-24 19:47:16 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
日本ではまた雪が降ったらしいですね。時節柄風邪を引かないように・・・。

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1月6日(日)。この日は日本食材等の買出しをしました。パスポ更新の心配がまだ薄い5か6日に行こうと、大分前から心に決めてました。

日本食材専門店といえば、プロスペクトミーラ大通り沿いにある「ジャプロ」が有名なのですが、残念なことに、昨年12月末を持って閉店した(ネット販売のみに方針変更)ため、そこでは購入できませんでした。

その代わり友人からの情報で、地下鉄ノヴォスロボーツカヤ(Новослободская)駅近くにある日本料理店「ヤキトリヤ」に併設している日本食材店に脚を運びました。
店内は狭いが、私が欲していた食材・調味料が棚にずらっと並んでしました。他にも和食器や日本の生活日用品なども扱っていました。

実家からも送られて来るのですが、日本食材・調味料に大分飢えていたため、商品見るなり取り憑かれたように掴み、どんどん籠の中に入れていきました。
気がつけば籠の中てんこもり・・・。ハッと我に返った私は、籠の中の商品たちと財布と相談しました。

中でも、大好きな揚げ物やハンバーグをケチャップで食していた私は、日々物足りなさを感じていました。・・・やはりとんかつソースでないと。
で・・・とんかつソース(食堂用BIGサイズ!)は外せない一品に。

その他あわせて合計約2,000ルーブル買ってしまった(写真はその一部)。
買い過ぎ・・・?
(つづく)

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(7)

2008-01-23 21:17:12 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
23日、中央シベリアが大寒波に見舞われたらしい。厳寒地で知られるヤクーツクで-60℃、タタールスタン共和国は猛吹雪に見舞われているらしい。すると、オイミャコンでは勿論、-60℃を更に下回っていることでしょう。
ムルマンスクは-5℃。天気曇り。非常にのどかです。

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ベジ料理の帰りにキオスクに寄り、ある雑誌を購入しました。
それは先に登場のI先生がイチオシで推薦する、モスクワのエンタメ週刊情報誌「Ваш Досуг(ヴァーシュ・ダスーク)」

表紙は、80~90年代にあった空前のディスコブームの最中、「I Should Be So Lucky」「Turn It Into Love(邦題:愛がとまらない)」などのモンスターヒットソングを世に出し続けた『米国音楽界のプリンセス』カイリ・ミノーグ。NewAlbumの紹介も兼ねての登場だ。

演劇、歌劇、映画、CD&DVD、美術館催事、博物館催事、TV一覧表など。わざわざ脚を使って情報収集しなくてもわかる、モスクビッチのみならず旅行者にも大変便利な情報誌なのです。ただロシア語表記のみなので、ロシア語を知らない外国人には辛いな。

これを使ってこの一週間の観光計画を立てました。一冊30ルーブル。
(つづく)

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(6)

2008-01-22 21:47:12 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
ネットカフェを出て、地下鉄ソコーリナヤ線(①)に乗り、チーストィェ・プルドゥイ(Чистые пруды)駅まで来ました。そこにはチスタプルードゥヌィ・ブリヴァール(Чистопрудный бульвар)という閑静な並木通りが続いています。並木通りの中には池があるのでしょうか・・・ね。氷がはっていて、家族連れや子供たちがスケートを楽しんでいました。並木通りを囲うように路面電車が静かに走っていました。

駅出口からこの並木通り沿いに歩くと、5分もしないところに右手に見えてくるのが、この日の昼食場所である「ヴェゲタリアンスコエ・カフェ・アヴォカード(Вегетальанское кафе Авокадо)」です。緑の細長い看板が目印。でも看板には、最後から2つめの文字「д」が英筆記体の「」と書いてあります。ロシアではこの「」を「デー」と読みます。ロシア文字は他にもいろいろ紛らわしい文字が多いです。でもその説明はまた次の機会に譲るとして。店名からお察しできると思いますが、ベジタリアン専門カフェです。

インテリアは明るすぎない柔らかい感じの照明で落ち着いています。おしゃれです。女性や家族連れが多いですね。賑わっています。

ボルシチ(110ルーブル)、茸スパゲティ(250ルーブル)、ミントティーを注文しました。メニューには原材料表記もあるので、じっくり読みました。
ボルシチには「ビーツ(赤カブ)、キャベツ、じゃがいも、にんじん、セロリ、茸、玉ねぎ、干しプルーン、トマト、スパイス」以上。
茸スパには「エリンギ、ウイキョウ(ハーブ)、トマトジュース、生クリーム、サワークリーム、パルメジャンチーズ、バジルの葉」以上。

スパゲティの方は説明書きだけで想像つきます。みるからに美味しそうです。

でも、ボルシチは???
ボルシチには牛肉か鶏肉がないと。肉のブイヨンは必要不可欠、と「ボルシチを作り続けて★年」の私は常々思っていたのです。料理本にだってそう書いてあります。野菜のブイヨンだけだとピンボケしたような味に成りそう・・・?プルーン?どうして果物入れるの?

・・・と想像している間にボルシチが出てきました。見た目はやっぱりあの良くみるボルシチ。さてお味は・・・びっくりです。美味しいです。肉の味はしませんが、これはこれで美味しいです。ロシアの国民食ボルシチの味からかけ離れていません。スパイスに門外不出の秘密があるに違いありません

このカフェでは他にも日本料理も扱っています。モスクワでは寿司を中心に日本料理が大ブーム。メニューを見たら、「いちご巻き寿司(180ルーブル)」なんてのもありました。ロシアの人は米を主食ではなく、ロールキャベツの具に入れるなどして、野菜や果物などと同じく考えているから、こういう発想が出来るのかも。予算も度胸もないので注文しませんでしたが、どんなお味なのでしょうね。

興味持たれた方はこのカフェへどうぞ。

店名:Вегетальанское кафе Авокадо
所在地:Москва, Чистопрудный бульвар, д.12
電話:+7-495-506-0033, +7-495-506-5533
営業時間:10:00~23:00
平均予算:500ルーブル
(つづく)