ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

停留所の名称が変わりました・総括

2008-03-31 00:42:52 | ムルマンスク市・街の表情
後になってわかったのですが、今年に入ってムルマンスク市の停留所名は8箇所変更になったんですって。()内が新名称。

マガジン・ファンタージア (ウーリツッア・ゲローエフ・ルィバチィエーヴォ)
«Магазин Фантазия» («Ул. Героев Рыбачьего»)

マガジン・アケアン (ウーリッツア・パナマリョーバ)
«Магазин «Океан» («Улица Пономарева)

カッスィ・アエロフロータ (ウーリツッア・パリャールヌィエ・ゾーリ)
«Кассы Аэрофлота» (Улица Полярные Зори»)

マガジン・ドゥルージュバ (ウーリッツア・シェストゥイ・コムサモーリスコイ・バタレイ)
«Магазин «Дружба» («Улица Шестой Комсомольской батарей»)

キノチャートル・ミール (ウーリッツア・チュンバーロヴァ・ルチンスカヴァ)
«Кинотеатр «Мир» (Улица Чумбарова-Лучинского»)

マガジン・ヴァスホート (ウーリツッア・タラーナ)
«Магазин «Восход» («Улица Тарана»)

ウニベルマーグ・ムルマンスク (ウーリッツア・ゲネラーラ・ジュルブィ[下り]/ウーリツッア・マラータ[上り])
«Универмаг «Мурманск» (с севера – «Улица Генерала Журбы», с юга – «Улица Марата»)

ウーリツッア・パリャールヌィエ・ゾーリ (ウーリツッア・クニポーヴィッチャ)
«Улица Полярные Зори» - около магазина «Охота» («Улица «Книповича»)

最近ちょいと忙しいので、アリョーシャHP内の「市内路線図」は、後日更新しますね。

冬時間→夏時間(サマータイム)

2008-03-30 13:32:33 | 様々な話題
今頃伝兵衛さんは、神奈川県某所で留学&旅行説明会の真っ最中ですね。

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さて。
本日3月30日深夜より、冬時間から夏時間に切り替わりました

サマータイムの導入については、日本でも「省エネに有効」とか「労働者に優しい」とか言ってたまに話題に上がりますが、ムルマンチャーネ曰く「あまり実感なし」「時間を間違えてしまうので迷惑」とか。『人と地球に優しい』という効果は本当に現れているのでしょうか?

これによりムルマンスク⇔日本間の時差が、6→5時間に変更になります。お間違いなきやう。

きのこのこのこのこ♪

2008-03-29 21:36:51 | スグレモノ・ヘンテコモノ
ムルはこの頃日中の気温がプラス10℃くらいです。歩いていて気持ちがいいです。
春の季節の到来でしょうか。
さて・・・

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ウチの近くで見つけたお菓子です。

菓子メーカーORION社製のお菓子「CHOCO BOY」。ORION社の製品は日本でも見たことがあるような。早速チェック。

写真のように、パッケージを見ても、中身を見ても、見た目は我らの明治製菓のお菓子「きのこの山」と同じです。

おぉ盗作?!

とおもいきや、中のきのこをよく見て気がつきました(写真)。
 ①きのこの足の部分がみな斜めに生えている。お行儀が悪い。
 ②短足、足長、足の長さがまちまち
 ③よーくみると、足の太さも違う

足をまっすぐ立て、均一にする技術の不足が露呈しています。

一方、明治製菓の「きのこたち」の足は、若干例外は見かけますが、ほぼ全員ちゃんとお行儀良くまっすぐしています。しかもチョコ部分は2層構造。芸が細かい・・・。

日本が誇る明治製菓の30年ロングセラー商品「きのこの山」のサイトはこちら
本家本元は盗作なんてOutOf眼中のようです。デザインと技術を一新、レギュラー商品に加え、日本人に馴染み深い
「春の新作・味わい木イチゴ味バージョン」
を引っさげ、ファンを魅了しているらしい。さらに姉妹品「たけのこの里」も
「春の新作・ほろにが抹茶味バージョン」
が登場。
明治製菓のアイデアと技術に勝負を挑むかORION?

停留所の名称が変わりました(2)

2008-03-28 08:35:30 | ムルマンスク市・街の表情
ムルマンスク市のメインストリート「レーニン大通り」「コーリスキー大通り」沿いにあるバス停2箇所の名称が変わりました。

レーニン大通り沿いにあり、その昔ウニベルマーグ・ムルマンスク(ムルマンスク百貨店)の近くにあった停留所名が下記のようになります。

(旧)ウニベルマーグ・ムルマンスク Универмаг Мурманск
(新)ウーリッツア・ゲネラーラ・ジュルブィ Улица Генерала Журбы

「ムルマンスク百貨店」が「エルドラド家電デパート」に姿を変えたための変更。店はしばしば変わるので、変更の影響が無い通りの名称をつけたようです。

一方、コーリスキー大通り沿いにあり、その昔マガジン・アケアン(オケアン商店)の近くにあった停留所名が下記のようになります。

(旧)マガジン・アケアン Магазин "Океан"
(新)ウーリッツア・パナマリョーバ Улица Пономалева

「オケアン商店(大洋商店?)」も前出の「友情商店」と同様、一体どこにそんなお店あるの?と聞きたくなるくらい、謎の名前でした。店はしばしば変わるので、変更の影響が無い通りの名称をつけたようです。

アリョーシャHP内の「市内路線図」は、近日中に修正しますね。

写真:ムルマンスク百貨店

北欧料理レストラン・・・って?

2008-03-27 07:00:41 | カフェ・レストラン・グルメ
今「地球の歩き方ロシア版ムルマンスク頁」へ寄稿する原稿を執筆中です。
執筆していて、ふと思ったのですが・・・そういえば・・・。

ムルマンスクはノルウェー、スウェーデンやフィンランドと行った北欧と交流が多い割には、それらの専門料理店がないよなあ。聞いたことが無いよなあ。

そういえば、食のワンダーランド化している日本にもあんまり見かけなかった気がするのですが・・・気のせいでしょうか。

そういえばノルウェーで食べた料理と言えば、殺人的ボリュームのハンバーガーセットだったし。

お国料理ないのかなあ。それとも違う理由でもあるのかなあ。

どなたかわかりませんか?

白樺ジュース

2008-03-25 18:31:39 | スグレモノ・ヘンテコモノ
白樺ジュース。聞きなれない方大勢いらっしゃるでしょう。
白樺といえば樹木。日本でも北方地域に行くと良く見かける、白い樹皮を持った細い樹木のこと。その樹から、まるでゴムを採取するかのように、収集した樹液が白樺ジュースなのです。近くのスーパーで普通に購入できます。

ロシア語を勉強しているので、このジュースの存在は聞いてはいましたが、試す機会がなかったというか、試す度胸がありませんでした。美味しそうな感じがしませんでしたし。

購入(40p)し早速試飲。3ℓ入る大きなガラス瓶(※瓶は消毒しリサイクル)に、無色透明の液体が入っています。経年瓶とラベルデザインにソ連らしさを感じます。

においは殆ど感じなく、水のようでした。味は薄い砂糖水のように微かに甘く、微かに樹のすっぱい香りがしました。

ソ連時代のそれの方がもっとクセがあり樹木臭かったらしいです。

ヤポメシチェック(3)

2008-03-24 05:01:39 | カフェ・レストラン・グルメ
 正しい日本料理を提供してくれるか検証していくコーナー、「ヤポメシチェック」。不定期更新。

 第3回目は、レストラン「Fusion(フュージョン)」をご紹介します。

 レーニン大通りとエゴロヴァ通りの交差点にある、多国籍料理レストラン。バス停「エゴーロヴァ」下車すぐ。モノトーンとメタリックで決めた店の外観。中に入るとアーバンな内装。基本はバーなので落ち着いた照明の中にも煌びやかさがあります。店内30テーブルくらい。団体予約は一応でき15名までだそうですが、団体占拠よりもフラリとやってきたお客さんを主に対象にしたい感じがしました。

 ここでは多国籍料理(アジア・ロシア・欧州・アメリカ)を出します。他も試したいところですが、一応日本食(寿司etc)を出しているので、フィラデルフィア巻き寿司(220p)と雑炊(155p)を注文。寿司はポーションとしては小さく割高ですが味は美味しいです。またメニューには雑炊のことを「Дзосу」とあったので最初なんだか?でしたが使用材料見て雑炊と判断できました。醤油が濃そうですが、食べてみると塩気はそんなに強くなく甘みが。たまり醤油を使用しているのでしょうか。うずら卵とワカメのトッピングが可愛らしくさらさら食べられました。食後に会計。倹約旅行者向きではないですが、ムル旅行最後の晩にでもいかが?

 他にもメニューがあって、トムヤムスープなんてのもありましたが、私が知っているようなスープの姿をしていなく、なぜかパンプキンスープのように真っ黄色でした。タイ人が見たらどう思うだろう?

 ムルマンスクへお越しの際は是非お立ち寄りください。

<アクセス>
 所在地  пр. Ленина д.72
 電話   47-7048
 営業時間 10:00~24:00(土日も営業)


注)写真
上:レストラン「Fusion」の看板
左下:Дзосуこと雑炊。甘辛醤油味です。
右下:フィラデルフィア巻き。サーモンの薄切りを海苔代わりに巻いた寿司です。

昨日は吹雪でした。

2008-03-22 10:08:03 | ムルマンスク市・街の表情
日本じゃ、気温が暖かくなり春の息吹を感じる季節でしょうか。

ムルマンスクでは2月3月は猛冬シーズンでこの期間に氷点下行くのは決して珍しいことではありません。

昨日は猛吹雪でした。外の気温は-12℃なり。


世界最北の地に住むエスペランチストは誰か?!

2008-03-21 00:00:00 | エスペラント語
ムルマンスクのエスペラント語クラブ「ムルマノ」で勉強している筆者は世界最北のエスペランチストなのダ!・・・とフンゾリ返っていたら、実はそうではないことが判明しました。

図をご覧ください。インターネットエスペラント学習サイト「Lernu!」のユーザー分布図です。このサイトではこんなのも見れてしまうので面白いですね。
青い点が、Lernu!ユーザー所在地を表しています。欧州に青点集中しすぎて黒い塊になっています。欧州で特に人気のエスペラント語ですね。

Eクラブ「ムルマノ」は図中に示してある、コラ半島の最上部の点です。現在ムルマンスクでLernu!を頻度高く利用しているのは筆者だけなので、この青点は筆者のPCから発信しているものです。

筆者が発している青点のちょびーっと左斜め上に突出した青点があります。ここはノルウェー王国のトロムソ市で、北緯69度40分。人口6万3千人の小さな町です。ここに世界最北のEクラブがあるとの情報を得ました。
北極圏最大の都市は紛れもなく、人口32万人を有する我らのムルマンスク市ですが、緯度が北緯68度58分のため、団体部門では42分差という僅差で負けてしまいました・・・・・・。

団体の部の順位は次のようになると考えられます。

第1位 Тромсо(トロムソ; ノルウェー) 北緯69度40分
第2位 Мурманск(ムルマンスク; ロシア) 北緯68度58分


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団体部門では僅差で負けてしまいましたが、個人部門ではどうでしょうか。

筆者が発している青点の少し上に、孤立した青点があり堂々と輝いています。
ここはロシア連邦領土内にあるゼムリャー・フランツァ=ヨシファ島(Земля Франца-Иосифа)で、北緯80度
ここは一般人が住むことがない閉鎖諸島なので、ここにいるエスペランチストは間違いなく軍関係者でしょう・・・・・・・・・でも軍人さんが何の為に?
重複しますがムルマンスク市の緯度は北緯68度58分のため、エスペランチスト個人部門でも12度という大差であっさり負けてしまいました・・・・・・。

個人の部の順位は次のようになると考えられます。

第1位 Земля Франца-Иосифа(ゼムリャー・フランツァ=ヨシファ島; ロシア) 北緯80度位
第2位 Дровяной(ドロヴャノイ; ロシア) 北緯73度位
第3位 Новая земля(ノーバヤ=ゼムリャー島; ロシア) 北緯74度00分
       ※エスペランチストはこれよりも南の北緯71度位に所在。
第4位 Амдерма(アムデルマ; ロシア) 北緯69度45分22秒
第5位 Тромсо(トロムソ; ノルウェー) 北緯69度40分
第6位 Норильск(ノリリスク; ロシア) 北緯69度20分
第7位 Spens-Bay?(スペンス=ベイ?; カナダ) 北緯69度位
第8位 Мурманск(ムルマンスク; ロシア) 北緯68度58分


まあいずれにしても個人の部はロシア圧勝ですが、ムル以外のロシアの他都市は恐らく軍事関係者によるものでしょう。
上には上が、否、北には北がいるもんですね。ちょっとガッカリ。