ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

МакSим、来ムルコンサート

2010-05-11 00:00:00 | サブカル
戦勝記念日が雪空に見舞われたのは、雪天特異日なのか。
それとも、この娘がスネグーロチカ(雪娘、という意味)なのか。



5月9日の晩、市中心にあるレダヴォイ・ドヴァレーツ(「氷の宮殿」という名前のスケート場)で、
ロシアの若い人の間で超人気の女性アーティストМакSим(マクシム、と読む)
のコンサートがありました。

 

客層はティーンの女の子が多く、親子連れ、若い男性の姿も結構ありました。
25分遅れで開演しました(なぜロシアのアーティストは皆さんいつも遅刻する・・・)
最初は新譜のロックナンバー「Весна(春)」。最初からお客さんノリノリでした。後は、「Научусь летать(飛べるようになる)」「Мой рай(私の天国)」「На радиоволнах(電波に乗って)」「Не отдам(誰にもあげない)」などなど、日本のロシアポップス愛好家ならすぐ分かる有名な曲ばかり、20曲ぐらい歌ってくれました。

途中15秒くらい彼女の愛娘(1歳くらい?)と思われる赤ちゃんがスクリーンに映し出され、会場は一層沸き立ちましたょ。

衣装にもマクシムらしがよく出ていました。
開襟シャツとチュニックを合わせたような白トップ。ボトムは黒のバルキータイツでしょうか。腰に黒の極太幅ベルト(チャンピオンベルトみたい)。靴は白のブーツ。モノトーンながらもフェミニンに可愛らしく合わせてます。
途中1時間経って、衣装替えして再登場。
素肌に白のベストを着、ボトムは赤(ホットピンク?光の具合で色が特定できず)のローライズパンツ(サイドに複数スリット入)。一本だけのサスペンダーを肩から外し、腰チェーンのように垂らしていました。パンツ裾はブーツカットになっています。靴は同じく白ブーツ。彼女の可愛らしさとセンスのよさを感じます。

透明感があり可愛い、でも甘すぎない。
アイドル歌手だけど、作詞作曲、ギター、音楽プロデューサーもこなす。
無垢の天使のような表情と、小悪魔のような挑発的な表情。
これが、ティーンを始め多くの人の心を離さない、彼女の魅力だと思います。

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Asian Music Party!

2009-10-19 00:00:00 | サブカル
↑動画をご覧の際は音量を押さえてご視聴ください。

 10月17日16時~22時まで、アリョーシャ近くのセミョーノフスコエ湖傍にある「INDIE PUB」で「Asian Music Party」がありました。前年は「J-Rock Party」のみで、ハロウィンとバレンタインデーに開催しましたが、日本以外のロックに興味あるムルマンチャーネも結構いて、「じゃあ一緒にやろう」と今回のような運びとなったようです。

 「MOPAchkaさん、今回17時半頃パフォーマンスしますので見に来てくださいね。」と生徒に言われましたが、生憎当日18時まで日本語教室があったため、ガッカリされてしまいました・・・。「ごめん、んでも、行くからねー。」と約束し、授業後会場へ。
 

▲Asian Music Partyのチラシ。なかなかCOOLでしょ?(クリックすると大きくなります)

 入場料(150RUB=600円)を払って会場の中に入ると、熱気ムンムン&煙草ムンムン。暗い中でいろいろな色の照明がせわしなく回転し、J-Rockを中心としたロックが大音量で流れ、これにあわせて100名をゆうに越える参加者たちがパワフルにDANCE!DANCE!DANCE!
 会場を歩いていると、日本語教室の生徒達が次々に「MOPAchkaさ~ん!」と嬉しそうに会いに来てくれてました。結構来場してましたね~。

▲会場となった「INDIE PUB」(1コマ目)。会場に貼られた落書き掲示板(2コマ目)。(クリックすると大きくなります)

 DANCEの合間は演目。コスプレあり、パフォーマンスあり。ロックをBGMに自分達で考えた作品を披露していました。衣装も全部自分達で作るんですよ。立派です。
 それから二人羽織らしき余興もありました。3人出場で頭と右手、左手を担当。右手と左手担当が目前の食べ物を取り、頭を出してる出場者に食べさせますが、なかなか苦戦していました。

▲演目。コスプレ大会(1コマ目)、寸劇(2コマ目)、余興のロシア版2人羽織(?)(3コマ目)。(クリックすると大きくなります)

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ムルマンスクのアニメオタク版図

2007-12-13 02:38:21 | サブカル
 1957年に制作された、ロシアアニメーションの傑作「雪の女王」が12月15日(土)より東京渋谷「シネマ・アンジェリカ」と、東京立川「シネマシティ」で公開されるそうですね。
 日本アニメ界の巨匠・宮崎駿監督が幼少の頃に見て感銘を受け、その後の人生に大きく影響を与えた、というキャッチフレーズつき。
 また、ロシア語通訳翻訳の第一人者・児島宏子女史が字幕翻訳を担当されるとのことで、ロシア関係者は色めきだっています。

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 さて今回は、ムルマンスクの2代目日本語教師、ラファエロさんによるタレコミ情報をご紹介します。

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 ムルマンスクのアニメ事情についてラファエロ情報をご提供したいと思います・・・。

 ムルには大きくわけて、3つアニオタサークルがあります。
 一番大きいのが、リリアンネット(lilian net)、次に大きいのはムルカ(murka)、3つめは・・・名前忘れてしまいました。お隣、セヴェラモルスク市にも団結というアニメグループがあります。("danketsu"とローマ字で書いてあるので、最初名前を見たときは別のものを想像してしまいました・・・。海外のアニオタは同性愛好きですからね!)
注)ちなみに「団結」と聞いて、MOPAは春闘などを思い出しますが、伝兵衛氏だと全共闘時代くらい昔のことを思い出すかもしれません・・・なーんて言ったら2月来ムル時にrevengeされるからこの辺でやめておこう。

 サイト(アニオタ掲示板)に関してはURLは覚えてませんが、yandexあたりで検索すればでてくると思います。それぞれ、活動内容はアニメ、漫画、CDを一緒に見たり交換したり、自分で描いたイラストを見せたり等等、最近ではアニメフェスタをDKピエルヴァマイスカヴァで行えるようになったので、その準備のためコスプレ衣装を作る、歌の練習をする(もちろん日本語)、寸劇の練習(ロシア語)、アニメの研究発表、など活動内容も多岐にわたっているようです。

 私も3年ムルにいて、プチアニオタぐらいにはなれたかなぁと思います!

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 学校管轄による開催でないけど"部活動"みたいなもんなのでしょうね。学校を超えてアニメという媒体で交流を深め、フィーリングが合う友達と楽しい想い出を沢山つくって、みじかい青春時代を有意義に過ごす・・・。
 でもこの版図、まだまだ探ってみる必要ありかも。判り次第追って公開しますね。

アニメフェスティバル in DK-Pervomaiskii

2007-11-25 06:58:02 | サブカル
 Lolicon Party・・・幼少女好きな♂が集い猥褻なことをするパーティではありません。

 一週間前の11月16日(金)の午後4時から、ムルマンスク市中部にあるピェールヴォマイスキー文化宮殿(Д/К Первомайский)のホールにて、「アニメフェスティバル Lolicon Party」がありました。友人に誘われて早速取材しに潜入。みにうさがいる。タイトルやばい。

 会場入口付近は10~20代くらいの若者達が犇めき合い、熱気ムンムンでした。早速100ルーブルのチケットを購入(写真中央がチケット)・・・しようとしたら友人が「この人、日本人なの♪」と窓口に告げたようで、無料招待となりました。ラッキー

 開始時間を1時間も遅れてスタート。ロシアの興行の開始時間は、遅れるものといつも決まっているもんです。最初は有名アニメ「One☆Piece」「NARUTO」の寸劇。コスプレして登場人物になりきった少年少女たちが、コントを繰り広げていました。寸劇のあとはコスプレコンテストpart1。これは各幕毎にPart3までありました。麦わら、大崎ナナ、ミユ、ラルフ・・・出て来る出て来る。みんな自分で一生懸命作ったのでしょう、キャラクターそっくりの衣装を着て誇らしげに(?)登場、披露していました。

 30分以上も続く、1回目の長い長~い中休みが間に入ります。この間アニメシュニキたち(アニメ好きな人達、という意味)が彼方此方で楽しくおしゃべりしたり、衣装を披露していたり、撮影大会になったり。廊下ではイラスト展示会。こちらもコンテストになっていて、どの作品が上手かアンケートをとっていきます。

 中休み後は、第2幕。中国舞踊を真似たのでしょうか、新体操のリボン競技のように白いリボンをゆらゆら動かし、中国っぽい音楽(あれ?日本のアニメフェスだったよね・・・?)に合わせて美しく舞っていました。獅子舞(?)も登場し、会場は拍手が鳴り止みません。でも、ウケればそれでOK!

 美しい舞の後は「褒め」ゲーム、とでも言いましょうか。相手に対し褒め続けるというゲームです。基本的に褒める言葉は自由なのですが、途中で使用する言葉をカンペで指示されます。これを使って何とか褒めなくてはなりません。カンペで出された言葉の中には「ヤクザ」とか、ロシア人も舌をかみそうなくらい長い長~い形容詞が提示されたり(20文字くらいで構成される形容詞でした)。瞬時にどう「褒め言葉」として扱っていいのか戸惑うシーンがウケるようです。

 30分以上も続く、2回目の長い長~い中休みが間に入ります。この間に日本語教室に通っていた子達数名との接触に成功!みんな頑張って日本語で話してくれました!

 中休み後は、第3幕。二人のアニメシュニキがそれぞれ日本のアニメを熱唱!イラスト早描き競争。そして何故だかSMコントも。会場は興奮状態に(あれ?日本のアニメフェスだったよね・・・?)。でも、ウケればそれでOK?

 全幕終了後は審査発表。受賞者には漫画単行本などの嬉しいプレゼント。会場は最後まで熱気に包まれたままお開きになりました。ちゃんちゃん♪