コラ市てくてく。(1)

　先週の話ですが、郵便局でEMSを投函した後ちょっと時間があったので、ムルマンスク市の隣にある小さな街・コラ市を訪れました。ムルマンスク市の鉄道駅傍にあるバスターミナルから、106番か106K番のアフトバスに乗ること30分、「コラ」駅下車。料金は片道16ルーブル(≒64円)。

　ムルマンスク市よりも７世紀半古い歴史を持つコラ市は、1264年に創立されました。人口約10,800人。お隣の大都市ムルマンスク市に出稼ぎしている方が多いようです。

　写真は祖国防衛戦争時に殉職した若き兵士達の偉業を称えて建立された白亜の像です。コラ市の目抜き通り「ザシートニコフ　ザパリャーリヤ大通り」をひたすら駅から離れる方向に歩くと、白亜の陸橋の向こう側に立っています。陸橋の上からの風景撮影は軍事上禁止されてますので、この写真は橋を渡って像の目前に立って撮影しました。

手数料とるところ続出

　この前、ズベルバンク銀行(Сбербанк)でドル換金をしに行ってきたときの話しです。10ドルをルーブルに替えてもらったところ、勘定したら10ルーブルどう見ても足りない。窓口に訊いてみたら、「コミーツィア」と言われました。つまり、手数料です。ズベルバンクが手数料を取ることをここで始めて知りました。他の銀行で換金をお願いしたら手数料は取られませんでした。

　手数料といえばつい先週のニュースで、ムルマンスクの大型スーパーマーケット・エブラロス(Евророс)でも、買い上げ商品に対し1.5%くらいの手数料を取ることを発表していました。エブラロスといえば、ここ２，３年で雨後の筍の如くムルの彼方此方にニョキニョキ出来た超強力量販店で知られています。

　そのうちムル中の店がこれに倣って徴収するのでしょうかね。

ムルマンスクのお寿司屋さん

　ロシアでは日本料理は凄い人気です。とりわけ寿司は高級料理とかヘルシーな料理として国民の間でもてはやされています。日本人の感覚で言うと、おフランス料理みたいなもの。「おフランス料理食べてきたザマスの♪」日本食を食した経験があるだけでも、ステータスがぐぐーっとあがります。

　ここムルマンスクも例外ではありません。現在確認できているだけでも、３軒の寿司バーがあります。
　　* ツァールスカヤ・アホータ
　　* スシバー・トウキョウ
　　* ルバーニエ・パルーサ
　それに加えて、州立図書館前にあるクルーシュカ(Кружка)というカフェバーで、このほど寿司メニューが加わりました。

　一貫50～250p(約200～1000円)。サーモン握り、かっぱ巻、カリフォルニア巻、うなぎ握りなどなど。看板がとても大きいので、通行人の目に否でもとまります。困ったことに、日本人の私が看板の前にくるとしばし立ち止まってしまいます。日本食に飢えている証拠ですね。

　しかし、外国で営業している日本料理屋というものは、海外生活が長く祖国の味に飢えている日本人の期待を、悉く裏切るという傾向が往々にしてあるようです。

　機会あればこの寿司バーに行き、外観、食感、味覚など総合的にチェックして「正しい寿司」が握れているか、判断する必要がありますね～。

交通機関の料金・運路、一斉変更

きょうは、みぞれが降っています。

ムルマンスク市では今年10月から、各種交通運賃・運路などが変更になりました。

アフトバス(普通のバス)　運賃　10p→11p
トロリーバス(電気式バス)　運賃　9p→10p
定期船　運賃　15p→17p
　　　　航路　ミシュコボ行き廃止(アフトバスに変更)
　　　　　　　他にイオカニガ、サスノヴァ、チェポーハ行き新設(外国人使用不可)
　　　　時刻　アブラム・ムィース行き変更(便数大幅減少)
マルシュルートカ(マイクロコーチバス)　運賃12p

後日HPの方に更新します。

エスペラント教室チラシ貼り大作戦

　こんにちは。

　10日は朝から晩までガンガン雪が降ってました。翌朝11日朝確認したら、降雪量が高さにして6～7センチありました。気温はマイナス１度。11日は晴れていましたが、朝夕は冷え込んで、路上がアイスバーン化していました。

　11日は、国際語であるエスペラント語教室のチラシ貼りをしに出かけました。こちらのエスペラント会からお願いされた地域が、ムルマンスク市南部のペルボマイスカヤ地区。人が集まりそうなバス停留所付近に重点を置き貼りまくりました。教育施設にも。40枚くらい貼ったでしょうか。努力が報われたらいいなあ。

　ところで前置きも無くエスペラント語のことを書きましたので、ここで説明します。

　エスペラント語はポーランドの眼科医、ラザロ・ルドビコ・ザメンホフ氏(1859～1917)によって開発された人工語で、言語的平等を目指した国際言語です。日本では昔、二葉亭四迷、新渡戸稲造、宮沢賢治、長谷川テルなど著名なインテリゲンツィアによってこよなく愛され、そして今でも1,000名くらいのエスペランチストが日本で学習し、普及活動に取り組んでいます。

　毎年各国で世界エスペラント大会などが開催され、世界中のエスペランチスト達と交流できます。今年の8月にはその大会が横浜で開催され、世界中のエスペランチスト達が、交流と日本文化を存分に楽しみました。(私も微力ながら大会手伝いをしました)

　ためになるリンクを紹介しておきましょう。

　*日本エスペラント学会
　　http://www.jei.or.jp/
　*世界エスペラント協会
　　http://www.uea.org/
　*クルソ・デ・エスペラント(独習でできる学習ソフト配布)
　　http://espero.hp.infoseek.co.jp/E_kurso_jp/
　*レルヌ(学習サイト)
　　http://www.lernu.net/

Gxis Baldaux!(ジス・バルダゥ！　訳：では、また！)

「落ち着け、そしてよく狙え。お前はこれから一人の人間を殺すのだ。」

　外の気温３℃。きょうはなんとみぞれが降っています！初雪です！

　10月9日はマルクス主義革命家チェ・ゲバラ(1928-1967。写真の顔ご存知？)の没後40周年の日です。このため休日である10月7日の13:00から州立児童青年図書館で映画上映会が開かれました。
　知り合いから招待状を貰い、ノンポリな私ですが取材で行ってみようかな～と思っていました。しかし日にちを勘違いしてしまい、うっかり失念してしまいました。:(

　タイトルの言葉は、チェ・ゲバラがキューバ政府軍に捕らえられ処刑される際に、射殺を躊躇う兵士に向かって言った最期の言葉(ウィキペディアより引用)。びっくりさせてしまいましたか？

トゥロマのおいしい牛乳

　トゥロマの牛乳
　初めて出会ったのは４年前。ムルで留学生をしてたころです。

　青単色刷りの素朴なパッケージデザイン、ビニールでできているために、置くのに苦労したその作り。

　しかし一口飲めば、しっかりコクのある味。都会の牛乳のように白い色水ではなく、加工乳のようにわざとらしくない自然な味。牛乳本来の味を損なわないように、低音殺菌で処理されています。このため、購入後は３日以内に飲まないと発酵が進み酸っぱくなってしまう。ちなみに留学生だった頃は、毎朝シリアルにトゥロマの牛乳を注ぎ、微量の砂糖をふりかけて食べるのが好きでした。

　毎朝取れたての牛乳をその日のうちにパッキングして、ムルマンスク市の至るところで屋台を出して販売しています。屋台は実に見つけやすい。赤い小屋を探してみよう。「Тулома(トゥロマと読みます)」という看板が掛かっていればそれがお店。最近は白小屋バージョンもでてきました。

　その後、ムルマンスクに来たときは必ず買い求め飲んでいました。

　そしてこちらに赴任したときも早速購入。パッケージが単色からなんとフルカラーに一新されてます(写真)。もちろん、おいしさはそのまま。
　こちらへいらした時は是非お試しください。

祝・ムル９１歳続報

　４日に９１歳の誕生日を迎えたムルマンスク市ですが、この日は市民にとって別に休日ではありません。フツーに働いています。東京都民のための「都民の日」のようにはいかないみたいです。

　だから市民は、週末に祝います。てなわけでこの一週間は「お誕生日おめでとう週間2007」でした。

　６日の２時からはアルクチカホテル前特設ステージと、対面のメリディアンホテル前の特設ステージでライブやらコンサートやらで７時から花火が上がりました。サリュート！

　６日(土)昼、コンピュータショップ「テクノツェントル」の売り子のおねーちゃん達の井戸端会議；
　「きょう仕事あがったら酒盛りして、明日はまた仕事だ」
　ぼやいていました。テクノツェントルは年中無休。

祝・ムルマンスク９１歳！

メデタイ日その２。

　現在日本では既に10月5日、現地ではまだ4日ですが。
　きょう10月4日は、ムルマンスク市の91回目の誕生日なのでした。
　てーいうことは、去年は90歳のバースデーを迎えてたわけで、その時居合わせなかったのが、チョット残念。

　本日昼は大粒の雨が降っていて心配しましたが、夕刻には小雨程度になり、アルクチカホテル前に設置された特設ステージでは、生コンサートやカラオケコンテストなど賑やかに開かれてました。

　おめでとうムルムル！Целую!

↓ムルムルの誕生日を知らせるムルニュースより
http://murman.ru/news/03-10-2007.shtml

スプートニクの恋人・・・？

　メデタイ日その１。

　１０月４日は、ソ連の人工衛星・スプートニク1号が世界で始めて宇宙を飛んだ日なのでした。今年はなんと50周年にあたります。ロシアでもテレビクリトゥーラや1TVなどどこの局でも特番を組んで、ソ連宇宙開発に貢献したガガーリンやカラリョフの偉業を讃える番組を放送していました。

　50年前の今日から、米ソ宇宙開発競争が一層加熱していったのであった。(現地ではまだ10月4日)

　そして、世界の宇宙好き少年少女たちのハートをも熱くしていったのであった。

↓その様子を伝えている1TVの記事です。
http://www.1tv.ru/owa/win/ort6_main.main?p_news_title_id=110097&p_news_razdel_id=4