ちひさきが つもりつもりて ゆきやなぎ 夢詩香
*また季節に全然あってない句ですが。
これは4月頃の写真ですね。白いゆきやなぎがきれい。でも今はもうそろそろ10月も終わりで、近くの空き地の花もだんだん少なくなってきています。こんな時にこんな句を紹介するのも何だけど。
わたしは小さくて地味なことを積み重ねるのが好きです。そういうのが自分に合ってるというか。
運動神経が鈍いことが影響しているだろうな。わたしは握力が普通よりずっと弱くて、よくものを取り落としたりしていました。毬つきとか縄跳びなんかも、友達よりもできるようになるのが遅かったほうです。
そういう感じのせいか、弱い手でもできる小さいことを、積み重ねていくのが好きでした。例えば、漢字練習帳のマスに漢字を埋めていくなんてのが好きだった。それだから、勉強の方はかなりできて、調子のいい時は一番になれたこともあったんです。
俳句も、小さいものですけどね、たくさんできると、なかなかいいですよ。最初の頃の作品には、とても紹介できないようなものもあるんですけど。積み重ねていくうちに、だんだん上手になってきます。
それで今は、けっこういいのが、するするできるようになったりしてます。漢字練習なんて、嫌いだった人はたくさんいるでしょうけど、そういうのもまじめにやってると、大人になってから結構役立ちますよ。