比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

わたしの水彩夢紀行・・・五月の白馬岳・・・モルゲンロート

2007-05-20 | 私の水彩夢紀行
ヒーリングタイム・・・・・癒しの時間です。
ここは信州安曇野の北、白馬村です。ここは1956年白馬村になったそうですがどうもなじみがないのです。「シロウマ」と言ってたのです。駅の名前は「信濃四谷」でした。新宿発の列車も大阪発の列車も「信濃四谷」が終点です。ロープウエイの駅の辺りは「細野」という集落です。いつの間にか「八方」になってました。

朝焼けの白馬連峰です。



数年前です。北信濃、奥裾花に水芭蕉を見に行った後、ふと思いついて白馬村に行きました。五月の最終週、予約無しの広いホテルには誰も泊っていません。ホントウです。相客がいないのです。
窓から白馬連峰の見える最高の部屋に泊めてもらいました。安い!

朝少し早く起きて朝焼けに染まる白馬連峰を眺めました。五月ですから山は残雪です。
手前は八方尾根、麓は緑がいっぱいです。そうだ八方尾根に行こう
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早春の栂池は雪原・・・ミズバショウ

2007-05-08 | 私の水彩夢紀行
むかしの水芭蕉のオッカケ です
白馬、栂池の5月のおわりころ。雪原の中の水芭蕉

ここは白馬岳の北にある乗鞍岳から東に下りた山の中腹にテーブル状になった高原です。
栂池自然園といいます。ロープウエイを乗り継いで1800mの地点です。


実はある年の五月の最終週、水芭蕉の追っかけで奥裾花の鬼無里村芭蕉園に行きましたが水芭蕉は1mに成長してましてほとんど里芋状態、白馬山麓まで足を伸ばしました。白馬山麓の話はまたの話にして栂池の水芭蕉です。
標高1800m~1900m地点の栂池高原、周遊コースになってますがとうぜんこの雪では無理です。何も見るものがありません。近くの雪原の解けたところの水芭蕉を見て満足しました。まだ満開までに行ってません。
スケッチは白馬三峰です。雪原の向こうは松川渓谷がストンと落ちています。大雪渓の登山口の猿倉ははるか下です。
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早春の鬼無里村・・・水芭蕉咲く奥裾花川自然園

2007-04-26 | 私の水彩夢紀行
水芭蕉の季節です。むかしのことです。
信州鬼無里村(現長野市)に行きました。千曲川方面から眺めて長野市の左側、裾花川を遡行して行きますと鬼無里村です。
キナサ」です。鬼のいない平和な村です。

鬼無里村、いい名前だ。今は長野市。
やっぱり村と呼びたい

奥裾花自然園。途中に駐車場、先はシャトルバス。
写真は戸隠連峰の裏側です。
2000m弱。峻険で姿がいい山です。

奥裾花の湿原に咲く水芭蕉です。
ブナの原生林と湿原です。桃源郷と言っては陳腐です。神の宿る場所です。


広い原生林の中に回遊道路がつくられています。裾花川の激しい水の音と森の空気がいいです。
気をつけて歩けば山野草が眼に入ります。

イワカガミです。小さな小さな花です。

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早春・・・水芭蕉咲く玉原高原

2007-04-25 | 私の水彩夢紀行
GWになります。
安上がりで近くて短時間(安近短)で行ける水芭蕉の鑑賞地です。
群馬県沼田市の玉原(タンバラ)高原、有名ではありません。沼田ICから発知川(ホッチガワ)の上流へ30分くらい。海抜1200mの高原です。
01年4月29日に尋ねました。あたり一面雪景色です。湿原の中を散歩して退却。

5月12日に再訪問。
チョットした山道の散歩道もあります。
ブナの樹林です。ブナの実生も育成中のようでした。
葉っぱのように見えるのはサルオガセ(亜高山帯でオボロ昆布みたいに木についてる地衣類)でしょうか。
まだ芽吹いていません。気持ちのいい散策でした。



ノンビリ歩いているとタムシバにお目にかかります。コブシの親戚です。

この高原にはスキー場があります。夏はゲレンデが一面ラベンダー畑になります。
ヤナギランやコバイケイソウなどの山野草も見られます。
綺麗です。
でもやっぱり自然のままの湿原がイイ。

湿原に咲く水芭蕉。木道です。ベンチもあります。水芭蕉を眺めながらのお弁当がイイ。


水芭蕉はこの高原を降りたところにも観光でやってるところもあります。水田でも栽培できるのです。でもやっぱり自生がいい。感激が違います。

ロックヒルダム「玉原湖」、揚水発電で利根川本流の藤原湖と通じてます。迦葉山、武尊岳の近くです。
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桜のエピローグ・・島原半島・・・夢紀行

2007-04-20 | 私の水彩夢紀行
東京の桜、比企界隈の桜、奥武蔵の山の桜、今年はいっぱい桜を堪能しました。
最後にむかし旅で見た九州長崎・島原半島、島原・天草の乱で知られる原城の城址から見下ろしたスケッチの桜でお花見の終わりとします。

遠くに天草の島、前の海は有明の海から続く島原湾、不知火の海にも続いています。
空と海と島と桜です。


このイラスト、昨年のブログに載せています。気に入ったものなので桜の時期のエピローグに再度載せました。
むかしの紀行文に興味のある方はクリックしてみてください。

何のかんの言って桜の時期は終わりました。堪能しました。

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お花見・・夕焼けダンダン・・谷中銀座

2007-04-10 | 私の水彩夢紀行
お花見です。谷中の霊園を抜けてJR日暮里に駅に出ます。電車に乗らずに逆方面に。朝倉文雄彫塑館の近くを通り谷中銀座に向かいます。

谷中銀座です。石段を下ります。車は通れません。階段の上から見た夕焼けは最高 だったといいます。ここは西日暮里3丁目の地籍です。日の暮れる里 とはよく言ったものです(実際は新堀=ニイホリだったのでしょう)。



今は夕焼けも富士山も見えません。仕方ないので「夕焼けダンダン」を下から見たイラストを描きました。東の空を夕焼けで赤く染めましたがウソ です。



谷中銀座、小さな小さなどこにでもある商店街です。およそ200m。生活のニオイがします。肉屋さんのメンチコロッケが有名(売り切れ 残念)、そんな街です。

ここを抜けると千駄木、根津、武蔵野台地の下です。その向こうが本郷の丘です。よく知りませんが昔の東京があります。寺町とか東大とかは空襲の標的から外していたのです。
朝倉文雄彫塑館、一度寄ってみては。朝倉摂(画家)のお父さんの家です。大きな家ではありませんが大正から昭和のはじめの建物で東京美術学校の先生の家という感じがします。いまは台東区の管理になってます。
谷中、千駄木、根津、あわせて「やねせん」というのだそうです。森まゆみさん(作家、タウン誌「谷根千」の編集者)が名付けたのかな。下町だそうです。わたしはいまだに下町と山の手の違いがわかりません。

帰ろう

中央アルプス・南駒ケ岳・桃の季節

2007-03-15 | 私の水彩夢紀行
信州の伊那谷、南駒ケ岳です。故郷の山です。一番キレイなときです。
桃の花が咲いてます。菜の花も咲いてます。すべてイメージの世界です。

桃の季節に故郷を思って上物の額に入れて昔の絵を持ち出しました。原寸はF6です。


山の眺めというものは、すべて「オラホの庭から見た山が一番」だそうです。岩木山が、穂高が、白山が、阿蘇がと言うのは野暮なのです。

左から、仙涯嶺(2734m)南駒ケ岳(2841m)赤椰岳(2798m)空木岳(2863m)と続きます。

何故か中央アルプスなんていう名前では呼びたくありません。南アルプス市という名前が出来てからアルプスという名前が急に安っぽく聞こえるようになりました。でもなんて呼ぶか知りません。木曽山脈と言うのだそうですが伊那の人にはねぇ?地元の人はいい加減に「西の山」とか「南駒」とか言ってました。木曽駒ケ岳(地元では西駒ケ岳と呼ぶ)につながる連峰です。景観としての特徴は前衛の山が邪魔しないため植物の垂直分布が山の根元からテッペンまで見えるということです。季節による植物の変容が三段,四段に眺められます。



写真は伊那谷の東の陣場形(1445m)から南駒ケ岳方面です。下方の左右に流れる天竜川が段丘を造り、山から流れ落ちた川が沖積平野を突っ切ってタギリ地形を造ってます。地理の勉強でした。

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紅葉・・二子山・・秩父

2006-11-10 | 私の水彩夢紀行
紅葉です。二子山です。このスケッチはかなり前に描いたものです。11月末です。
絶景です。右側が東峰(1122)、左側に西峰(1166)、間に股峠があります。登山口は海抜700㍍くらいです。スケッチスポットは尾根道の鉄塔あたり。



比企の里から2時間ぐらい。白石峠を越えて秩父に入り小さな峠を越えて小鹿野の町に入り坂本集落の上の駐車スペースに駐車します。キレイなトイレがあります。でも家で済ましてくるのがマナーです。トイレのできる前のことは語るにしのびません。
スケッチではオドロオドロした山に描きましたが静かで優しい山です。
石灰岩(暗灰色の泥岩)です。アイガーやドロミテと同じ地質系統の岩です。運がよければ方解石やフズリナ化石を目にすることができるかも。野鳥も豊富です。時期にはカタクリやニリンソウも群生しています。ヤシオツツジも見事です(採るな!撮るだけにしてください)。

志賀坂峠を越えると上州上野村です。御巣鷹山があります。十石峠、ぶどう峠を越えると信州佐久です。

朝早く、帰りは早くですから昼は秩父で蕎麦です。小鹿野にも美味しいお蕎麦やさんがあるのでしょうか。

紅葉・・子持山・・上州

2006-11-09 | 私の水彩夢紀行
紅葉の話です。
もう4年前になります。谷川岳山麓の紅葉散策に行こうと朝早く車を走らせました。
快晴です。ところが水上ICを出ますとなんと雪が降ってます。撤退です。こういう判断は早いのです。急ぐことはないので17号線を南に走るうちにヒラメキました。そうだ子持山(1296㍍)へ行こう。

快晴です。見事な紅葉です。スケッチは獅子岩(1100㍍くらい、地図には大黒岩と表記)。


垂直の岸壁が恐しろしげに見えますが裏から回るとタダの見晴台です。この上で湯を沸かしコーヒーを飲んでスッカリ満足して子持山には登らずに帰りました。昼飯は水沢観音に行ってウドンを食べました。

関越道を走ったとき赤城SAあたりから見える岩山です。17号線から入るのですが(渋川と沼田の間)わかりづらいです。唐沢川のほとりに駐車スペースがあります。子持集落に子持神社があり唐沢川のドンヅマリに奥の院があります。寛永10年(1633)造営といいます。山の名前が先か神社の名前が先かわかりません。山頂にも神様があります。子授かりの神様かな。

静かな山です。


谷川岳・・・周遊③ 白毛門から谷川岳、一の倉沢

2006-11-08 | 私の水彩夢紀行
谷川岳です。むかし対面の山の「白毛門」に行ったときのスケッチです。
紅葉真っ盛りでした。10月の末かな。スケッチのスポットは松の木沢の頭です。
谷川岳がもっともキレイに見える場所です。気に入った絵です。

むかし7月末に天神平からオキノ耳まで行ったときのスケッチです。肩の小屋から俎の方面が平凡ですが絵になります。強い南風が吹いていました。「イナサ」というのだそうです。太平洋から利根川に沿って登ってくる風です。この暖かい風が谷間の雪渓のダムを壊し鉄砲水を起こすそうです。夏の谷あいは恐いのです。不意の増水で少し昔に東松山市の少年たちの団体が湯檜曽川で事故に遭いました。
肩の小屋は避難小屋のようです。合板造りのガッチリした小屋です。今はこうした資材もヘリで運べるのですね。水場はありません。
このあたり高山植物の宝庫です。「撮っても、採るな!

スケッチは楽しいですね。自己満足で上手いと思えばいいのですから。