比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

信濃国・・・最南端・・・天龍村の・・・ブッポウソウに逢いに行った

2014-08-02 | 生き物大好き 夏・秋の野鳥
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6月30日、長野県最南端の村・・・ブッポウソウが舞う天龍村へ。

ブッポウソウの観鳥ポイント・・・
役場の下の自慶院さんの境内におジャマしています。

天龍村役場の屋上から突き出したアンテナに・・・
ブッポウソウが2羽・・・ツガイのようです。
飛翔している昆虫類を目視して狙ってるようです。

餌はトンボ、蝶、蛾、カミキリ、クワガタ、カナブン、カブトムシ、沢蟹、二枚貝、小石、プラスチック、缶のプルトップ・・・何でもありのようです。

空中でキャッチした餌を巣に持ち帰るブッポウソウ

餌を待つ雛のところに・・・

翅をひろげスピードダウン・・・肢を前にのばして着地体勢。

また、来るからね

※写真はカメラ技術の拙劣さ、カメラ資材のグレードの問題もあり(いいわけです)、本人も不本意ですがまたの機会にリベンジしましょう。ブッポウソウに逢えたことで満足です。撮影時間は(鳥に興味のないツレがいたこともあり)1時間。
伊那の谷はふるさとです。次の目的は旧友に会いに行くことです。

ブッポウソウについて
ブッポウソウ・・・ブッポウソウ目ブッポウソウ科ブッポウソウ種、30㎝くらい、日本には夏鳥としてやってきて繁殖、冬に東南アジア方面へ。日本には800羽が、そのうち広島県三次市作木に400羽が飛来するといわれます。
※伊那の谷の亜高山地帯では「ブッポウソウ」と鳴き声を聞きます。伊那の谷から続く愛知県の鳳来寺はブッポウソウの鳴き声が聞かれる山の寺としてむかしから有名です。平安のむかしからブッポウソウはフクロウの一種の名前として呼ばれていました(本名はコノハズク)。ブッポウソウと鳴く鳥が実はコノハズク、本物のブッポウソウはグェッグェッと鳴く写真のような鳥であると一般に知られるようになったのは昭和の初めになってからだそうです。ややこしいですね。いまでもわたしの伊那の友だちはブッポウソウというと「あの鳳来寺の」といいます。

※自慶院さんの庫裏のライブカメラの横に置いてあったパンフレットです。

天龍村のブッポウソウはいまから18年前、小学生の自然観察から取り組みが始まり、巣箱掛けなどがはじまったようです。
パンフレットにはブッポウソウの観鳥大歓迎・・・ただし50m以上離れて見てくださいと書いてあります。
《参考サイト》
天龍村のホームページ
平岡駅竜泉閣のホームページ
長野県ーブッポウソウ保護回復事業計画
NHK「ダーウインが来た 里山の美しき鳥 森の宝石ブッポウソウの意外な食生活」のサイト
岡山県吉備中央町のホームページサイト
岡山県吉備中央町から「ブッポウソウ観察・撮影をされる方へのお願い」
名古屋テレビ制作ウドちゃんの旅してゴメン「イイとこなんだに、南信州の隠れ里 長野・天龍村」

★わたしのコメ友のhenaoさんのブログです→2013年6月18日、さらに伊那谷の風景6月24日

日本に飛来するブッポウソウは800羽(400ツガイ)といいます。そのうち広島県三次市作木に200ツガイ。岡山県吉備中央町で100ツガイ、長野県では2012年調べで天龍村9ツガイ、栄村9ツガイ、中川村で6ツガイ、その他で4ツガイ、全部で28ツガイとか。ブッポウソウは誘致しても来ません。豊かな自然を守るしかブッポウソウの保護の方法はないようです。

湘南の海・・・大磯の岩礁に・・・アオバトが憩う

2014-08-02 | 生き物大好き 夏・秋の野鳥
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7月26日、湘南の海・・・大磯・・・丹沢山塊で繁殖していたアオバトが、なぜか夏になると大群で大磯の海にやってきます。

岩礁の上でアオバトが羽ばたいています。

岩礁の上でひと休み。



アオバトとは漢字では緑鳩、でも実際はウグイス色です。背羽に赤みがあるのが♂。

※むかしの日本語では青は緑色。青い麦、青葉茂る・・・日本語は難しい。

大磯のアオバトについては・・・大磯町のホームページの観光広報サイトをクリック・・・すると詳しい情報が載っています。

湘南の海・・・大磯の夏の風物詩・・・アオバトが・・・波飛沫に躍る

2014-07-30 | 生き物大好き 夏・秋の野鳥
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7月26日、湘南の海・・・大磯・・・
小陶綾浜
(こゆるぎはま)。

大磯の浜は名前の通り大きな磯。
巨大の波頭が浜に押し寄せます。
遠浅の浜でなくいきなり深くなってるのかな。


岩礁にブチあたった波が飛沫を上げています。

アオバトが波飛沫のなかで躍っています。
暑い夏、人が梅干しを舐めるように塩分補給に山からやってくるアオバト
波に巻きこまれて溺死するのもいるそうです。






※撮影は SONY α65 SYGMA100~500mm。

湘南の海・・・大磯の夏の風物詩・・・アオバトが・・・岩礁の上を翔ぶ

2014-07-29 | 生き物大好き 夏・秋の野鳥
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7月26日、湘南の海・・・大磯港・・・照ヶ崎
岩礁の向こうには漁船が。
シラス漁かな。生シラス丼食べたいなあ。

大磯海岸夏の風物詩・・・アオバトが、
岩礁の上を飛びまわっています。
シラス・・・食べに来たのかな?
 まさか?????

38羽いる
双眼鏡でウォッチしていたご婦人の2人組が教えてくれました。
カウンターで数えているの」と聞いたら、
だいたい」????? アバウトだなあ。
横浜からバードウォッチングに来ているのだそうだ。





※撮影は SONY α65 SYGMA100~500mm。
※大磯町のHPの観光サイトによれば、丹沢山塊で営巣したアオバトが、夏になると群れを成して大磯港の照ヶ崎にやってくるという。海水を飲んでナトリウム、カリウムの補給というが理由はわからない。健康飲料かな。しかも広い湘南海岸でここ大磯の照ヶ崎だけの地域限定というのも謎は深まる。

湘南の海・・・大磯の夏の風物詩・・・アオバトの群れが海の上を飛ぶ

2014-07-28 | 生き物大好き 夏・秋の野鳥
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7月26日、湘南の海・・・大磯・・・小陶綾浜(こゆるぎはま)、長い海岸線と防風、防砂の松林がつづきます。
この松林の向こうにはエリザベスサンダースホーム、昭和を代表する宰相吉田茂の旧宅、などがあります。



光る海に・・・大磯町登録の町の鳥。神奈川県指定の天然記念物・・・アオバトの群れが飛んでいます。



※撮影は SONY α65 SYGMA100~500mm。
大磯のアオバトについては・・・大磯町のホームページの観光広報サイトをクリック・・・すると詳しい情報が載っています。

初夏の霧ヶ峰・・・レンゲツツジの咲く草原に・・・ノビタキが囀る

2014-07-13 | 生き物大好き 夏・秋の野鳥
6月16日、霧ヶ峰高原車山肩・・・レンゲツツジの花咲く丘を散策しています。

霧ヶ峰高原・・・1800m~1900m、なぜか草原です。どうして森林化しないのでしょう。
年間で霧の日が298日を観測した年もあったそうです。それで霧ヶ峰。
南西が諏訪湖を中心とする盆地、吹き上がってくるジェット気流(偏西風)が強いそうです。
年間の最低気温が-14.8度、最高気温が24.0度。
そんな地形、気象条件が、太古より草原を維持してるのでしょう。

不思議な空間です。
※カメラは Panasoni LUMIX DMC TZ-40

ノビタキレンゲツツジの枝にとまっています。



ノビタキにはレンゲツツジがよく似合います。



※撮影はSONY α65 SYGMA100~500mm。
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ノビタキ・・・ヒタキ類と呼ばれる小鳥。東南アジアで冬を過ごし夏に北上。日本では夏に中部以北で繁殖。冬に南下する。春と秋の渡りの途中を見ることもある。
写真は♂の夏羽です、頭、背中が黒く喉がオレンジ、腹部が白。♀は黄褐色。冬羽は♂♀ともに褐色系。

霧ヶ峰のノビタキは夏の終わりごろまでいるようです。大きなカメラを持っているかたを見たら鳥を見てる人です。強清水のドライブイン付近では駐車場で車を降りて2~3分のところでノビタキを見ることができます。霧ヶ峰を訪れたらぜひ見てください。


霧ヶ峰は八ヶ岳中信高原国定公園です。新田次郎が小説「霧の子孫たち」で世に問うたビーナスライン、美しい自然の真ん中を切り裂くことだけは免れて、今は大勢の人に自然の美しさを見せてくれています。誰でもが自然に触れて人と自然とのかかわり合いを知っていくこと、それがビーナスラインの役割でしょう。観光とは地元に金を落とさせるという卑近なものではありません。「オ・モ・テ・ナ・シ」・・・です。

初夏の霧ヶ峰・・・ズミの花咲く高原に・・・ウグイスが囀る

2014-07-12 | 生き物大好き 夏・秋の野鳥
6月16日、霧ヶ峰高原車山肩・・・レンゲツツジの花咲く丘を散策しています。

※カメラは Panasoni LUMIX DMC TZ-40


ウグイスが3本のズミ(小梨)の木をパトロールしながら鳴き喚いています。
営巣中の「縄張り誇示」のようです。
※撮影はSONY α65 SYGMA100~500mm。
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ふたたびの戸隠・・・森は生きている・・・アカゲラの子育て

2014-07-05 | 生き物大好き 夏・秋の野鳥
6月15日、ふたたびの戸隠高原です。
標高1200m、戸隠自然植物園。公園といっても柵とかありませんし入園料はナシです。

みどりが池の畔にはミズバショウは咲き終わりましたが、
クリンソウが咲いています。

木道を歩いて湿原に。

オオカメノキの花です。ノリウツギ、ヤマアジサイの花と同じに見えますが丸い皺々の葉でソウ決めました。
オオバカメノキ・・・大馬鹿メの木・・・ではありません。

アカゲラの子育てです。嘴いっぱいに小昆虫を咥えて巣に戻ります。



後頭部が赤いのが♂、このゲラは♀のようです。この鳥も雛の給餌は夫婦共同作業です。

静かな森です。

アカゲラ・・・キツツキのなかま。夏は亜高山、標高の高い冷涼地で繁殖、抱卵は約2週間、孵化から巣立ちまで3週間。冬は標高の低い平地に。食性は雑食、主に昆虫、クモなど、果実も食べるようです。木を突いて昆虫の幼虫を食べるのは冬のようです。木を激しく叩くドラミングは求愛といわれていますが、樹の幹を突き昆虫の幼虫を食べるとき、♂、♀、雛との交信にもやってるようです。ゲラの姿を見なくてもドラミングを聞いて森の中を歩くのもイイものです。

さて・・・ハラが減った。戸隠蕎麦を食べて、下界(専光寺平)に下りよう。

ふたたびの戸隠・・・キビタキは囀る

2014-07-02 | 生き物大好き 夏・秋の野鳥
6月15日、ふたたびの戸隠高原です。
標高1200m、戸隠自然植物園。
みどりが池です。
池の畔にはミズバショウやアヤメなどが咲きます。蝶も飛んできます。
ミズバショウはもう終わりですが、アヤメ、クリンソウが見られました。
この池ではモリアオガエルの卵塊に今年も逢えました。
花や鳥や蝶を見ながらゆっくりと森の中に入って行きます。

キビタキの♂が美しい声で囀っています。

木道散策路の真上の木の樹洞にキビタキが営巣していました。
キビタキ
の♀が餌を運んでいます。♂も交互に餌運びしています。野鳥の世界では子育ては共同作業の鳥が多いようです。



初夏の塩田平・・・モズの営巣の季節?

2014-06-17 | 生き物大好き 夏・秋の野鳥
信濃国塩田平の朝・・・「キチキチキチ・・・キチキチキチ・・・」・・・ケタタマしいモズの囀りで目が覚めました。

初夏・・・モズの営巣の季節・・・このあたりでは農家の屋敷庭の樹の中に営巣します。


モズの♂が縄張り宣言かメスとの交信か・・・鳴いています・・・目の回りの線(眼過線)の黒いのが♂です。

モズの♀も鳴いています。オスに信号を送っているのかな・・・眼過線が薄い褐色なのが♀です。胸の模様も少し違います。

モズの高鳴き75日・・・という諺があるそうです。秋、繁殖を終えたモズはそれぞれ単独で餌の縄張り宣言の高モズの高鳴きは始めます。高鳴きが聞こえだしてから75日経つころ霜が降りるそうです。繁殖中も同じような鳴き声をしますがこれは囀りというようです。

余計な心配ですが》2012年5月上旬のブログに出した同じ場所の写真です。雛に餌を与えています。ということは一昨年は5月上旬には巣立ちの雛がいたということ。こんど見たときは雛はいないようでした。これから雛を育てるのか、雛が巣立ったのかは不明です。