比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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信濃路・・小諸懐古園・・横川

2007-03-06 | 信濃の国は 上田・佐久・東信濃
信州への日帰り旅。往復400Km。まだ時間がある。小諸懐古園を見ていこう。

小諸藩15000石の三之門です。高校生かな。青春の一ページです。

千曲川段丘上にある小諸城址、山本勘助の縄張(土木設計)によリ武田信玄の築城といわれます。いつの時代にか廃城となって大手門、三之門だけが残ってます。城址は千曲川を見下ろすただの高台となりました。それが今の懐古園です。この門の扁額は徳川家達(16代)の書と言いますから明治になってからです。

小諸藩の歴史を見てみました。北国街道の要所ですから譜代大名が歴任してます。その中で五代将軍綱吉の時代に牧野の殿様が越後与板から赴任してきて明治まで続きます。牧野の殿様は綱吉の生母桂昌院(家光の側室)の義理の甥に当たるのだそうです。いわゆる縁戚人事です。そのため表向き石高は15000石、実高は30000石なんていうオカシナ内情の藩になります。出費が少なく実入りが多い、非常に財政がやりやすいのです。新田も9000石増やします(これも表の石高に入りません)。幕末の廃藩のときほとんどの藩が財政破綻してましたが数少ない財政が黒字の藩だったようです。閨閥人事のおかげです。いや、藩の運営が良かったのです。

ボツボツ、ウチに帰らねばなりません。佐久ICで高速道に入り横川SEで一息。
妙義山の裏側です。

夕飯の時間には帰れました。高速道は便利だ。不便だったむかしが懐かしい。


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