比企の丘

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信州・甲州の葡萄のお酒・・・ワインではなく葡萄酒・・・一升瓶で・・・ワイングラスではなく湯飲み茶わんで

2019-06-22 | 美味しいブログ 酒、果物、スイーツ
テレビ「秘密のケンミンSHOW」で山梨ケンミンのワインの飲み方について放映していた。
葡萄のお酒は・・・ワインではなく生ぶどう酒と呼び、香りを楽しむためのワイングラスではなく湯呑茶碗で、芳醇な香りなんてくそくらえ・・・ただただガブガブ飲る。瓶はワインボトルではなく一升瓶で。
晩酌でも、祝儀・不祝儀でも、宴会でも、居酒屋でも。
これは明治時代、ワイン醸造が近代の殖産興業として山梨県勝沼ではじまり、長野県塩尻市桔梗ヶ原が続いてことから。飲んだことのない西洋の飲み物であり全国的に販路がすぐに伸びるわけではない。とにかく消費量を増やさなければ、それには地産地消で・・・当時は四合瓶なんかなかった・・・という事情・・・だそうだ。いまでも山梨ではワインは一升瓶で、ワイナリーでも酒屋でもスーパーでもコンビニでも、売られている。

中央高速道諏訪SAで買った一升瓶ワインです。ここでは塩尻市桔梗ヶ原の「五一わいん」です。

葡萄酒・・・江戸後期には山ブドウの自家用などが行われていて、山梨県甲府盆地東部では生産化されていたらしい。明治初期に山梨県令が殖産興業で勧め、本格的に栽培がはじまり、外国留学などで、新品種、栽培方法、醸造技術の導入が始まった。勝沼(現甲州市)、塩尻市桔梗ヶ原で始まったのは、ともに火山灰地の強酸性地、水持ちのしない水利に不向きな砂礫傾斜地、年間降雨量の少ない寡雨地帯。寒暖の差が激しいというという、農耕に向かない冷涼な自然条件だったから。
五一わいん・・・塩尻市宗賀の林農園。長野県諏訪郡平野村(現岡谷市)の林五一が1911年入植し葡萄栽培をはじめ1919年ワイン醸造を開始、今年で100年目。貴腐ワインで有名。


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2 コメント

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葡萄酒 (こきおばさん)
2019-06-24 07:17:56
確かに山梨県人にとって、ワインなんておしゃれな言い方は耳慣れない感じがします。と言っても私たち高齢者だけかもしれません。今の若者たちは断然ワインなんでしょうが。私たちには「葡萄酒」と言ったほうがピンときます。
そうそう葡萄酒は茶飲み茶わんで飲んでいました。
香り?そんなこと気にもしていませんでしたね。
今も一升瓶で売られて居ますよね。
お嫁さんの叔母さんの家で、ブドウ園をされていて、毎年葡萄酒も製造(委託で)されていて譲っていただきますが、やはり一升瓶です。
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葡萄酒の一升瓶 (こきおばさんへ・・・)
2019-06-24 19:24:45
テレビですから面白おかしく演出してますが、いまは違うでしょうね。
葡萄酒は甲州勝沼、塩尻桔梗が原が昔は本場でした。
一升瓶はお土産でもらったものです。諏訪湖PAで買ったものです。
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