比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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春の三陸の旅の終りは・・・気仙沼・・・太平洋岸屈指の漁業基地

2019-06-01 | 2011東日本大震災
信州上田の・・・六文銭の写真帳

早春の三陸海岸の旅です。岩手県下閉伊郡岩泉町神成の龍泉洞、田野畑村の三陸リアス式海岸北山崎絶壁を見て、二日目は三陸海岸を南に。かつては世界一の防潮堤と呼ばれた田老町の復興現状を見て、宮古市浄土ヶ浜、第三セクター三陸鉄道リアス線で「宮古駅」から「浪板海岸駅」。岩手県上閉伊郡大槌町。へ。3日目は大船渡、陸前高田、気仙沼、そして旅が終わります。
旅の終りは宮城県気仙沼・・・世界の三大漁場「三陸沖」、沖合漁業、遠洋漁業の基地・・・日本各地の漁船、漁師が行き交う・・・気仙沼港です。

流す涙で 割る酒は
     だました男の 味がする
      あなたの影を ひきずりながら
     港 宮古 釜石 気仙沼
 


     「港町ブルース」(1969年 作詞 深津武志 補作詞 なかにし礼 作曲 猪俣公章)

気仙沼市・・・宮城県沿岸地方最北端の中核都市、人口62000人、3.11大震災、津波の高さ7.7m、死者1214人、行方不明者220人、住宅全壊8433棟。
★気仙沼の地名由来・・・アイヌ語の「ケセ」涯、、削られた、崖、静かな、などの説、和語の「かせ」杭、の諸説あり定説はない。
★中国料理の高級食材フカヒレの加工生産量日本一、サメの水揚げ量日本一。
★エッセイ「森は海の恋人」で知られる養殖カキ生産者、畠山重篤さんは気仙沼市唐桑の人。


大津波は港を襲い、港湾施設から市街地を壊滅させました。港は復興していますが市街地はどうでしょうか。







気仙沼と大島を結ぶフェリー(306㌧)、この船は大島で岸壁から200m離れた陸地に打ち上げたれたものをクレーンで吊り上げ海に戻したもの・・・と思う。
大島フェリーは1日10数往復、大島と気仙沼を繋ぐ大島の人たちの生命線です。
※撮影日は3月26日。
みちのくとは・・・律令時代の国名の陸奥(むつ)、白河以北、いまの東北地方の太平洋岸を江戸時代の終りまで言いました。明治維新で陸奥、陸中、陸前、磐城、岩代などに分割されたようですが、行政上の実態はないようです。ちなみにむつみちの奥が転訛していったものといわれますが?

津波・・・TUNAMI・・・世界語になりました。明治29年三陸大津波まで津波という言葉はなかったそうです。明治の津波の報告書などには「海嘯」という言葉が使われているようです。それから共通語として「津波」という言葉が生まれました。「」は港のこと。港のある入江、湾内に入ってくる高波という意味です。ちなみに三陸地方では「ヨダ」と呼んでたそうです。

みちのく・・・三陸海岸を尋ねる旅はこれでオワリです。
ラストメッセージとして・・・陸前・・・大船渡で育った歌手の新沼謙治さんが作詞作曲、震災の次の年の2012年に発表した「ふるさとは今もかわらず」の終節を紹介します。

緑豊かなふるさと 花も鳥も歌うよ
君も 僕も あなたも ここで育った
ああ ふるさとは 今もかわらず

ふるさと 未来に 続け・・・



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6 コメント

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Unknown (こがら)
2019-06-01 11:30:02
読者登録ありがとうございます。
よろしくお願いします。
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コメントありがとうございます。 (こがらさんへ・・・)
2019-06-01 14:12:22
フォローはお互いに読んだり読まれたりです。
よろしいお願いいたします。

コメントの際はURLに記入したほうがイイです。見知らぬ人から訪問が生まれます。
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新沼謙治の歌を聞きてほろり、 (縄文人)
2019-06-01 18:51:41

陸前高田の左官屋さん、泣かせるじゃ~ねいか!!

故郷は良いもんだ、
裏山のワラビが篭一杯に、
みんなそろえば盆踊り、
菜っ葉の漬け物うんめいだよな・・・
人がじゅんじょで気さくでよ~
  故郷は良いもんだ。
  しかし親兄弟がお隠れになると、中々遠のいて
   そして自らが足腰が弱ってくるダよなぁ~・・・・・・・。


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新沼謙治の歌に (縄文人さんへ・・・)
2019-06-01 19:56:53
「左官職人こね太郎」という歌があります。集団就職で宇都宮の左官屋さんで働いていたそうです。経歴の中で隠していません。亡くなった奥さんはかつてバドミントンの世界選手権、日本選手権のチャンピオン湯木博恵さん。
youtubeを聞いていると歌がうまいわえじゃないけど人柄を感じさせます。ふるさとを思う心情が切々と伝わってきます。
泣けました。
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今も変わらず・・・・・ (こきおばさん)
2019-06-02 06:39:41
新沼謙治さんのこの歌は、毎週金曜日に今も行われている「原発はいらない金曜デモ」での愛唱歌でした。
歩けなくなるまで毎週参加していましたが、今はこの時唄った「花は咲く」や「ふるさと」と一緒に口ずさんで、1日も早く原発が地上からなくなることを願っています。
その地に居たからこそ生まれた歌だと思います。
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ふるさと (こきおばさんへ・・・)
2019-06-02 08:34:16
大震災の被災地で・・・復興でいる地はまだいい。足の踏みいれることのできない復興のできない地があります。
アンダーコントロールといってる人がいます。「外交の○○」とかいって原発産業のセールスをしている○○がいます。

「ふるさと」とは何かを考えてもらいたい。
歌いやすい歌です。歌い継いでいってもらいたい。

コメントありがとうございました。
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