信州上田の・・・六文銭の写真帳
冬の散策に・・・旧海野宿・・・長野県東御市本海野。
忽然と現れる不思議な街です。
タイムカプセルから出てきた町でも復元してできた町興しの町でもテーマパークでもドラマのセットでも・・・ありません。
人が普通に生活している街村です。
横丁です・・・ゴミ一つない綺麗さです・・・住民の顔が見えてきます。
表通りのお蕎麦屋さんです・・・目立たないようにした看板と提灯です。屋号は「かじや」・・・前職は鍛冶屋?
乳鋲のある門です。両側に潜り戸が・・・文字通り潜らなければ入れません。
手入れされた見事な庭木です。
旅籠作りの二階の出格子・・・長短を組み合わせた縦繁格子(海野格子)。
左の家の二階は旅籠作りから寒暖対策の窓を小さくした大壁の蚕室造りになっています。
※撮影日は2月7日。
★これだけ卯建の上がった町を他に見たことがありません。明治維新後の養蚕業への転業が富の蓄積を産んだと思えます。★褐色の壁が本うだつ、白い壁で塗り込められたのが袖うだつ。
★大壁造りと土蔵・・・大壁は壁の厚さ5寸(15㎝)、土蔵は壁の厚さ1尺(30㎝)をいうようです。このあたりは大壁の家も土蔵も壁につながる破風と庇を土で塗り固めた塗篭屋根造りになっていて置屋根造りは見られません。
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