比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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初夏の戸隠湿原で・・・山花を見る

2014-06-20 | 野の花や木々
5月18日、戸隠自然植物園の春は遅い・・・標高1200m、71㌶・・・癒しの森を・・・ゆっくり花散歩。
山の花は季節の温度、日照時間を自分のセンサーで感じ、駆け足で咲き、駆け足で散っていきます。一期一会・・・次に訪れたとき森は別の様相をしているでしょう。

スプリング・エフェメラル(春の妖精)・・・カタクリ・・・雪融けとともに咲きだす花ですが、今年はかなり遅い。

トガクシソウ・・・トガクシショウマともいう。ショウマと名がつくものにサラシナショウマ、レンゲショウマとかあるがいずれもあまり似ていない。

シラネアオイ・・・アオイの花に似てるが、アオイはアオイ科、シラネアオイはキンポウゲの仲間。

アズマイチゲ・・・花に見えるのは萼、10枚以上ある。葉っぱが細く輪生、キクザキイチゲは葉が菊ッ葉。ハクサンイチゲは萼片が5~6枚。
日の光によって萼片を開き、曇りの日はこのように閉じている。、

サンカヨウ・・・山荷葉・・・葉っぱの上から花茎が出ているように見える。

これは山野草ではなくて・・・山菜ですが・・・タラの芽・・・もちろん採取厳禁

6月18日の夕刊にこんな記事が載っていました。
日本の植物 100年後には300種絶滅
まあそうだろうと思います。新開、開発、新治、新張、播磨、新田・・・などの地名でわかるようにヒトは大昔から動植物が先住していた荒地を切り開いて来ました。近代になると開発はさらにスピードアップ、森や林は切り開かれ住宅群や工場群になっていきます。
そうなると最適の環境を自分で選んで住んできた動植物は行き場をなくします。
文明開化とはそういうものです。
盗掘などによる減少もいわれていますが、マニアが庭で栽培するなんて微々たるものです。商品流通させたら規制すればいいわけです。むかしコマクサが地域によって絶滅しましたが、これはペニシリンなんてない時代に肺結核の特効薬という誤った言い伝えで盗掘しまくった結果といいます。現代ではそういう漢方薬の時代ではありませんから盗掘はなくなったそうです。

花や蝶や鳥は本来あるべきところで見るのがいちばん美しい・・・ですね。


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