比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

武州波久礼から矢那瀬へ・・・波久礼から河や桜など ぶらりぶらり

2012-06-26 | 鉄道と駅 SLの風景
6月17日、SLの撮り鉄ちゃんで国道140号線(彩甲斐街道)を秩父方面に。
波久礼・・・甲州、武州、信州の国境から流れ出した荒川が秩父に谷を通り抜け関東平野に流れ出る出口が寄居町波久礼・・・末野という地籍ですが一般には波久礼というほうが通りはいいようです。

秩父鉄道波久礼駅。1903年開業、1日の乗客数140人(2009年調べ)。
写真を撮ってる場所に句碑がありました。


波久礼から日暮れて 梅の花白し
波久礼から河や桜など ぶらりぶらり
              西望

原爆被災地長崎市の平和公園の平和祈念像を作った彫刻家北村西望の句です。
西望は疎開居住地の秩父矢那瀬から上京するためにこの駅を頻繁に利用したそうです。
句碑は西望を敬愛する地元の有志が浄財を募りゆかりの駅に建立したもの。 

ぶらりぶらりの道です。
寄居町大字末野字寒野(さびの)と長瀞町矢那瀬の村境あたり。
ダムで堰き止められ玉淀湖になっている荒川は西望が歩いたころは岩を噛む清流であったろうと思います。
国道脇に鉄道が。波久礼駅から次の樋口駅まで鉄道施設工事は難儀を極め8年間かかったそうです。
写真右側の国道は川の上に架けた懸け橋(桟とも)・・・空中回廊です。

《蛇足》地名の話・・・①波久礼・・・葉栗、端崩、破崩、剥ぐる・・・崩壊地のこと。上の写真のように急峻な山(寒野山)があります。
寒野(サビノ)・・・錆野・・・鉄分を含んだ土地。
矢那瀬・・古くは簗瀬といったようです。

北村西望・・・疎開居住地・・・矢那瀬の高徳寺に寄ってみたいと思います。


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