今日の「赤旗」に出ていた記事です。
一宮海岸の浸食は激しく、私が行ってみても、10年くらい前歩けた道がなくなっている状態です。一方、サーフィンの盛んな町で、最近ではサーフィン目当てで中年の方も転居されてくるような状態です。
記事を紹介します。
千葉・一宮町 千葉県自然保護連合(牛野くみ子代表)は13日、九十九里浜の砂浜浸食対策で県がコンクリート製人工岬「ヘッドランド」の建設をすすめようとしている問題で、玉川孫一郎一宮町長と懇談しました。日本共産党の丸山慎一県議、あきば博敏町議が同席しました。
県は、九十九里浜全域に22基のヘッドランドの建設を計画。一宮海岸(南九十九里浜)では10基が建設中ですが、工事によって浸食が収まるどころか加速しています。
懇談で、参加者は「地元は工事方法の見直しを求めている。堆積した土砂を浸食箇所に投入するサンドバイパス工法がベストではないか」と話しました。
玉川町長は理解を示した上で「財政と人員をかけて砂浜の浸食を防ぎ、自然の景観を保全し砂浜が戻ってくる方法をつくってほしい」と述べました。’
一宮海岸は日本のサーフィンの人気スポットになっています。ヘッドランド工事がすすむにつれて、良質の波が失われ、逆に離岸流が発生して安全が脅かされる事態となっています。
危機感を抱いたサーファーたちが「一宮の海岸環境を考える会」を立ち上げ、約4万4000人の署名を集め県知事に提出。その結果、工事は一時休止し、官民協議会「一宮の魅力ある海岸づくり会議」が発足しています。 懇談には、地元サーファーも参加しました。