小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

タンポポを活けてみる:

2013年05月05日 | 社会戯評
タンポポを活けてみる:
タンポポが、そこかしこに、咲き乱れている。生態系の維持の観点からも、根ごと引き抜いてしまうのも、一手だが、それも可哀想だと言うことで、花を生かすということにしてみた。もう20年近くも生えていた白樺が、約5年程前に、まるで、散弾銃の弾丸を撃ち込まれたかのように、無惨にも、カミキリ虫の餌食と化して、枯れてしまった。そこで、枝や幹を、朽ち果てさせておいたが、先月、東京の家で、それらの枝を、インテリア用に、古新聞紙に包んで、「自由に、お持ち下さい」と貼り紙をしておいたところ、見事に、2-3日の内に、捌けてしまった。この調子なら、白樺の幹や、樹皮も、活け花やインテリアに、都会では、重宝がられるかも知れない。そこで、中身が、朽ちて、空洞になった白樺の樹皮に、タンポポを添えてみることにした。昨秋、野蔓で編んだ作品展を見た時に、見事な白樺の樹皮に、活け花が活けられているのを思いだした。これなら、タンポポも、その黄色い花の色が、白樺の白い樹皮にマッチするかも知れない。そこは、素人だから、適当に、大雑把に、且つ、いい加減に、活けてみるだけで、「瞬時の美的感覚」だけを大切にしてみることにした。相変わらずの無手勝流儀である。それでも、決して、悪くないので、今回は、玄関の脇に、そっと、置いてみることにした。家人は、気が付くであろうか?その作品に、それとも、花を活ける人の心意気を、、、、、、???果たして、どちらであろうか?