小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

ヤルダ兄弟舎、小諸部、ワールド・カフェに参加する:

2013年05月19日 | 社会戯評
ヤルダ兄弟舎、小諸部、ワールド・カフェに参加する:
小諸のあぐりの湯の向かいにある日清食品の創業者が設立した大自然に囲まれた素晴らしい展望と充実した設備を有する百福センターで、FBの関係で、50人程の有志が各分野から参集して、小諸の良さとは何か、そして、今後、より良くする為には、何が必要かを、自己紹介も含めて、グループをシャッフルしながら、討議する集まりである。バーベキューを食べながら、林檎栽培家や老舗の米卸販売店の話を、小布施図書館の開発に携わった花井氏の司会で、伺った後で、ディスカッションするものである。何か、40年ほど前の新入社員研修会での自己紹介を想い起こす。9枡を使用した自己紹介、それに続く、グループ毎のシャッフルを繰り返すことで、謂わば、「旅人」となり、見知らぬ新たな別の人との出逢いの中で、新しい考え方を持ち帰り、その考え方を纏めて説明し、発表するというもので、引きこもりがちの若者やコミュニケーション障害を有する人には、面白いツールであることは間違いなさそうである。もう、ビジネスの世界で、40年余りも慣れ親しんだ名刺を、セミ・リターヤーを契機として、敢えて、捨て去って、一湯治客の老犬介護役としては、実に、興味深い課題での討議である。年齢・キャリア・職歴・出身・考え方、それぞれが、異なり多種多様であるものの、小諸をよくするため、否、同様な問題を全国何処の地方都市でも、多かれ少なかれ、抱えている共通の問題点を、近隣の上田・佐久などからの或いは、県外からの参加者も含めて、考える時間を共有できたことは、それなりに、価値があろう。今後は、この討議した貴重な内容を再び、各参加者にフィード・バックして、行政サイドや、マスコミや商工会青年部なども含めて、如何に、「草の根の運動体」へと、進めてゆけるかが、新たな課題にもなるであろう。自分自身では全く、気付いていなかったことが、実は、それ自体が、素晴らしい潜在的な価値を有していること、或いは、大いなる可能性を秘めていること、一寸した工夫と知恵を出し合うだけで、大いなる草の根の変革に、繋がることを実感し得たことだけでも、多いに、価値があるのでなかろうか。しかしながら、「継続は力なり」で、一つの小さな点が、幾つかの点を生み出し、それを線に、そして、その線が、三角・四角、そして、大きな多面へと拡大、連携して行くことになれば、それは、又、「大いなる力=草の根のムーブメント」となり、新たな地方都市再生のモデルになり得るのかも知れない。それは、参加者個々人の意識と行動に裏打ちされたものでもあるが、新しい運動体として、眼に見えるような成果に、一つ一つ、結びつけ、投げられたボールに対して、どのように、草の根の下からの投げ返しの球が、今度は、出てくるのか、いつも、「理念は、よし、されど、運動体としては、何も成果が残らない、自己満足止まり」というようなものでは、実に、勿体ない話であろう。次のムーブメントとして、何が、必要とされるのか、真剣に、事務局は考えながら、この参加者の思いの成果を共有し、どのように、次回へと繋げてゆけるのか、単なる打ち上げ花火で、終わってしまうのか、それが、個々人の主体にも、又、主催者にも、鋭く、問われよう。今後に、又、期待するものです。何が、共通項で問題が浮き彫りにされ、何が、必要とされているのか?そして、それが、分かったときに、各個々人の主体は、何をなすべきなのか?それが、まさに、問われて云えよう。