小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

松本空港発着による海外旅行の発想:

2013年05月10日 | 社会戯評
松本空港発着による海外旅行の発想:
一体、いつ、県営松本空港は、開港されたのかも、想い出せないが、そもそも、どのようなコンセプトで、開港されたのであろうか?今頃になって、国内観光旅行パックと一緒に、福岡や札幌を経由して、海外旅行とのタイアップを図るべく、助成金を与えられると、報じられている。しかも、一商品あたり、20万円を上限に補助金が付与されるという。それにしても、遅かりし由良之助ではないか?それでも、まだ、よしとするか?やらないよりはマシであろう。それにしても、相変わらずのチグハグだらけのワン・ウェイー的発想であるのは、至極、残念である。折角、その国へ、パック旅行でも行くのだから、逆に、その国の海外旅行者を、逆のルートで、イン・バウンドの増加を図る方策も考えるべきではないだろうか?海外ウーファーさん達と話していると、ほとんどが、ネットで、旅先での旅行情報を取得しているのが、実態である。駅に降り立っても、空港に到着しても、コンビニは、何処にあるのか?ホテルへは、どのようにして、交通アクセスすれば良いのかなど、全て、ネットでのWi-Fiが、前提になっているのに、そんなインフラも、まだまだ、未発達なのが、地方での現状である。箱物ばっかり作って、採算は、利用促進のソフトのトータル的な構築は、二の次で、赤字になっても、累損も知らん顔で、税金で補助金を、しこたま、投入するやり方では、何とも、情けない話であろう。考えてみれば、新幹線と列車で、2時間+アルファー、交通費も高く、大きなスーツ・ケースを押しながら、行くのと、車で、直接、空港にまで行けるのとでは、どちらが、便利で、より楽かは、一目瞭然であろう。不採算路線の撤廃に伴い、或いは、頼みの綱としていた日韓の海外旅行客も、政治的な問題以来、激減し、今や、地方空港の生き残りは、もう、待ったなしの状況であろう。だからこそなのか、それとも、今更なのか、もう少し、総合的に、知恵を出せないものか、全く、歯がゆくてならないのは、私一人であろうか?県内の観光資源の活用についても、全く、同様のことが云えよう。チグハグな場当たり主義ではなくて、総合的な観光政策が、望まれてやまない。