小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

ワースト経営者とは

2016年02月07日 | 社会戯評

ワースト経営者とは:

ネットのニュース記事を読んでいたら、ワースト経営者に、あのワタミの参議院議員の渡辺某が、読者から、選出されたらしい。それによれば、悪名高い、『ブラック企業』のイメージが、ついて回ることになった、『過労自殺死』の裁判の件が、大きく影響したそうである。しかも、日経ビジネスの『敗軍の将、兵を語る』という記事の中でも、自分の主張する真意が、伝わらず、もっと、早めに、和解しておけば、よかったなどと言うコメントが、原因であるともされている。だいたい、この『敗軍の将、兵を語る』などという記事自体に、私は、大変、不快な想い出がある。そもそも、昔、日経が、確か、経営者オブ・ザ・イヤーとか、ベンチャーオブザイヤーとかを、散々、囃し立てていた頃に、確か、一世を風靡していた、VTRのモーターを手掛けていた、確か、記憶が間違っていなければ、その経営者を、礼賛する提灯記事を書いていたのに、数年後には、それが、破綻した途端に、この記事のコーナーに、登場したのを、今でも覚えているし、それ以来、この類の出版物や記事は、読まないことにしたものである。世の中というものは、そんなものなのかも知れない。それにしても、多かれ少なかれ、外食業などの創業者には、ある種の『狂気のようなカリスマ性』を有していないと、生き馬の目を抜くような激しい業界の競争の中では、新しいビジネス・モデルを、作り出せないのも、事実なのかも知れない。もっとも、だからといって、24時間・365日働きづめを強いたり、或いは、労働監督局から、労働条件の改選命令を、勧告されても一向に構わないと言うモノでもなかろう。そんなワタナベの次期参議院の再選は、間違いなく、ないであろう。ネットで、評価というモノは、なかなか、面白いモノである。これに対して、人気一番手は、稲盛某であると、成る程、人の評価というモノは、藤田田ではないが、『勝てば官軍』で、私が若い頃には、京都セラミクスなどは、低賃金、長時間労働で、全く、人気がなかったモノであるが、流石に、40年余りも経過すると、評価が、変わるモノである。面白いことに、どこかの大手外食チェーンのカサノバ社長も、ワースト10に顔を出しているのは、なかなか、興味深いモノである。早く、髪の毛をブロンドに、ヒラリー・クリントンみたいに、何故、染めないのであろう?それだけでも、全く、イメージが、違って、日本人には、好感度が、上がるというモノであろうが、、、、、、10年後、20年後の経営者ワースト10には、誰が、顔を出すのであろうか?歴代の東芝の社長が、既に、顔を出しているらしいが、シャープなどは、どうなるのであろうか?鴻海(ホンハイ)との買収に傾きつつあるシャープの経営者の判断は、後世の人には、どう映るのであろうか?