小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

中高年非正規の増加と実質賃金低下:

2016年02月10日 | 社会戯評

中高年非正規の増加と実質賃金低下:

それにしても、随分とバラ色の未来が、その輝きどころか、深刻な展開になってきてしまったものである。一体、非正規労働者の高齢化は、ますます、留まるところを知らないのが現状なのであろうか?石油価格が高騰しても、先行きが懸念され、為替が円安になったから、景気が回復するかと思いきや、今度は、輸出が伸び悩み、おまけに、今度は、日銀の黒田派による旧白川派に対する多数決によって、マイナス金利へと、一体、どっちに転んでも、エコノミストの云う事は、当たった試しがない。もし、当たるとすれば、それは、時間軸を逆廻しにして、将来から過去を見渡したときだけなのかも知れない。それ程、あらゆる事態が、先読みと先取りと、折り込み済みと、或いは、真逆のサプライズか、異次元の対応か、バズーカか、などであろうか?官製政府主導による賃上げも、最近では、一向に、聴かれなくなってしまったし、産業界も、世界的な株安と中国経済の減速と資源役の中では、体力を身構えないとやっていけないとばかりに、萎縮してしまうのであろうか?もはや、一応、報道自主規制ではないが、一億総萎縮化状態へと陥ってしまうのであろうか?何とも、お先の見えない、状態へと向かいつつあるのであろうか?年寄りは、ますます、年金防衛に、邁進し、体力作りと、定年雇用延長で、若者の仕事を浸食し、しっかりと、居座ったままで、まるで、そのこれまで築きあげてきた、既得権益を、死ぬまで、決して、放さないぞとばかりに、若者への富や知の移転を、拒んでいるかのようである。すっかり、最近では、成長戦略の3本の矢も、聞かれなくなりつつあるし、ましてや、岩盤規制の改革などという言葉も、バス事故以来、安全の開放・改革後退の影に隠れて、或いは、甘利の一件以来、はかばかしくない。米国大統領予備選も、共和・民主共に、極端な左右の政治候補や、世論の動向は、これ又、心配の種である。まるで、世界的に、どこもかしこも、南極の氷河が、溶けだしてゆくかのような様相を呈し始めているようで、何とも、薄気味悪い様な気がしてならない。こういうときには、不思議と、深刻な天災や事故や、おぞましい事件が、起きなければ宜しいが、、、、、、。