こんにちは日本共産党の渡辺みつるです

日々の活動を書き込みしています。
ご意見や要望などをお寄せください!
お待ちしています。

なくそう孤立と貧困を!

2010年08月25日 20時30分50秒 | インポート

 居場所のわからない“100歳以上”のお年寄りが、全国には300人に迫っている、との報道。過日は、都内で死亡届を出さないで9年間もリックサックに隠して、白骨体と暮らしていたなど耳を疑うニュースに驚きました。でも、何故100歳以上だけが話題になるのでしょうか?高齢化率は総人口数に対する65歳以上の比率で計算されます。素朴な疑問として、65歳以上のお年寄りの実態を調査したら“居所不明”の数字がどうなるのか不安です。現時点では苫小牧市では“100歳以上”の不明者は“ゼロ”と聞いていますが・・・。

 昨日、第5回民生委員・児童委員推薦会が開催され、議会選出の松井雅宏議員と一緒に出席しました。今回は、民生委員の改選時期にあたるので民生委員の定数320人、主任児童委員の定数38人に対し、推薦された候補者調書に基づいて一人一人を確認しながら全員選出されました。ただ、民生委員320人の定数に対し、現状では61人の方が新たに選出されたものの、再任218人と合計279人で、41人が欠員状況。(その後10人が選出され残31人)

市内19ブロック地区割があって、1ブロックごと定数枠がありますが、町内会のなかには人口減少と高齢化などの理由等で民生委員を受けてくれる方がいないため、欠員が生じています。

民生委員の年齢は新任の場合は“原則65歳未満”、再任の場合は“原則として75歳未満”(後任者が見つからない時は75歳を超えても1度だけ)と規定していますが、北海道は民生委員確保のための対応策として“原則として75歳未満”をさらに緩和して“出来る限り75歳未満”に改正したようです。それだけ、引き受けてくれる方がいなくなってきている状況が伺えます。“社会奉仕”、“社会福祉”、“心身健康”など民生委員としての適格要件があるだけに、大変なご苦労をされています。

特に、昨今の社会情勢が反映して“貧困と格差”が広がり、地縁・血縁・つながり縁がすべて切れて、誰にも看取られずに亡くなるケース=“無縁死”が増加しています。

 身近で地域事情を良く知って、気軽に相談出来る民生委員の役割は、ますます重要です。ご縁があって、民生委員推薦会の委員を経験していますが、苫小牧市から悲痛な事件・事故を未然に防ぐためにも、欠員となっている民生委員の確保が重要ですね。